2020/04/29
【岐阜】「Tシャツにジーパン、スニーカーで施工できる」駐車場・水はけ・排水・DIY

岐阜県関市。駐車場の排水が確保できない場合にはいつも必ず透水性コンクリートを設計に指定している。写真からはいかにも透水性コンクリートがあたりまえの普段の光景であるかが伝わってくる。
製造:ライン生コン、施工:ヤマジョウ建設(58m2、100mm厚、4名、1時間30分)。
たった1時間半で施工完了の土間コン
施工Before。
使う道具は手前側のこれだけ。
気候は穏やか。
手前に写ってしまっている担当者まさつぐの影が惜しい。
雰囲気が台無しとなっている。
この写真から仕事の緊張感は伝わってくるだろうか。
まるで浜辺でニイちゃんたちがビール片手にBBQの準備をしてるかのように見える。
みんなTシャツとジーパンで施工している。
写真は転圧(プレートコンパクタ)状況。
長靴を履いて足元をとられて生コンの飛沫で汚れている人はいない。
「ちょちょいのちょい」という音が聞こえてきそうな光景だ。
施工After。
たった1時間半で施工は完了し別の現場に向かったのだろうか。
通常の土間コンなら朝1番から夕方遅くまでかかっていることだろう。
これから迎える夏本番。
透水性コンクリートで整備しておくことで、
⚫︎水はけ(排水)
⚫︎雑草(草むしり)
のことを意識することなく一生を過ごすことができるようになった。
この簡易な施工性。
この方達はプロだから鼻歌まじりにBBQの準備よろしく済ませてしまった。
つまりこのことは「素人でもDIYいける」ということを意味している。
リリース開始から順長に再生回数を伸ばしているところを見ると透水性コンクリートをDIYすることへの関心の高さがうかがわれる。
Tシャツにジーパン、スニーカーで施工できる透水性コンクリート
Tシャツにジーパン、スニーカーで施工。
足元にはワイヤーメッシュは無い。
生コン車から荷下ろしされた材料をまずはトンボ(真ん中の人が持っている道具)で平坦に均していく。
端部(たんぶ)は乱れがちなため、プラゴテで丁寧に均す。
青空の下作業されているこの写真はこれまでの「エクステリア」「建設」のイメージからどうだろう。
仕事の疲労感がまるで伝わってこないことを僕はとても素晴らしいことだと思う。
生コンで施工する従来の土間コンは、
⚫︎長靴
⚫︎作業着
が必須で、4人で夕暮れ時(下手すると夜)まで作業は続く。
とてもビールを片手にBBQの準備みたいな風にはいかない。
実は透水性コンクリートが提供する最大の価値はここなんじゃ無いかと思う。
もちろん、発注者(お施主さん)にとって価値(水はけ、草むしりからの解放)を届けるのは当然のこと。
ただ、その価値を届けるための施工者の方々にこうしてのんびり仕事してもらえることこそ価値なのでは無いかと。
今日も、明日も、普通の土間コンに苦しんでいる多くの施工者の方々にこの価値を届けるために。
引き続き情報発信に勤んでいきたい。
宮本充也