2019/12/03
「首都圏有力生コン工場・商社グループTGC会セミナー開催」首都圏供給体制強化

生コンポータルではご希望に応じて生コンセミナーを随時開催している(https://www.nr-mix.co.jp/calendar/index.html/)。エクスショップからの透水性コンクリート発売が決まり今後強化される首都圏の供給体制。TGC会各位のご来場。
首都圏の透水性コンクリート供給体制の整備
雨の中ご足労くださいましてまことにありがとうございます。
「生こんにちは」
から始まる生コンセミナー。
セミナーにはこれといった形式はない。
参加者の興味関心に応じて変形するスタイル。
いつしかセミナーというよりもディスカッションの様相を呈する。
テーマとなったのは生コン工場の運営合理化。
中でも高齢化する運転者に、
「より働きやすい環境を提供」
「もっと福利厚生を充実したい」
といった、人手不足に関する内容がメインとなった。
写真中央に展示されているのは、Re-con ZERO Spray(MAPEI製)。
現在一部生コン工場グループでは荷下ろし後の作業を合理化する取組みがある。
超微粒子化された特殊混和剤を用いて荷下ろし後の洗浄作業(危険作業)を回避する。
こうしたソリューション開発にTGC各位も関心を寄せていただき協力も取り付けた。
強化される生コン工場の連携。
IT革命以降もはや僕たち(生コン工場)は地域に縛られる必要はない。
千葉や東京の生コン工場の方々とだって共通の話題はある。
むしろ、地域が離れていたり商圏が違ったりしていたほうが本音が出やすいのではないだろうか。
生コン工場なら誰もが困っている課題に対して地域を超えて共同する。
IT(SNSなど)はそれを可能にした。
適時情報は共有される。
国内に留まらない。
世界的に共有されそれらはさらにそれぞれの地域で発展しまたフィードバックされる。
例として紹介されたオープンイノベーションの様子。
今後こうしたITツールは適時翻訳されより国際的な共有が便利になるはずだ。
(Wechatではすでに翻訳アプリが搭載されている)
こうして生コンと生コンは繋がる。さらには流通にも繋がる。
お互いの困りごとについて共有する。
そこには思いやりが生まれる。
知らない間柄ではない。
そして、互いをより良く理解する。
こうしたセミナーに生コン工場関係者が参加していただくととても議論が沸騰する。
12月からいよいよ本格的に供給が始まるエクスショップからの透水性コンクリート販売。
その物量を支えるための生コン供給体制は圧倒的に足りない。
そんな話を投げかけたらその場にいたすべての人たちは喜んで協力を申し出てくださった。
これまでになかった流通脈に単純に興味を持ってくださったってこともある。
そして、特殊コンクリートだけど製造が大変ではないという点にも関心を寄せていただいたようだ。
こうして少しずつ体制が整う。
今日も、明日も。
生コンと生コンが別の文脈で繋がり合う。
そして、そこでは日々ソリューションが生まれる。
誰かリーダーがいてそこから一方的に指示されるやり方ではない。
自律分散的に。
それぞれの地域で意志を持った人たちが主体的に動き出す。
集団的知性が発揮される。
そんなものづくりのあり方が時代に求められている。
その感覚を僕は強く感じている。
宮本充也