2020/10/28
【埼玉】「えっ、お前まだそんな土間コン施工してんの?だっさ」TO ALL・岡庭建材工業

埼玉県さいたま市。犬走と駐車場。以前に岡庭建材工業で開催された施工見学会に参加されて材料はご存知だった。縦列の駐車場で長手方向の水勾配を取ると最低でも20cmの高低差ができ、今回はそれはできないので、水勾配0の透水性コンクリートを採用した。
製造:岡庭建材工業(担当:江川直人)、施工:TO ALL(担当:小室裕司、46m2、100mm厚、4名、2時間、庭コン)。
施工動画
施工者の主体的な採用
施工Before。
駐車場、犬走部の舗装に透水性コンクリート採用。
写真でもわかるように、縦列の駐車場であり、長手方向の水勾配を設置した場合高低差が20cm以上となる。
今回の現場では不可能であり、また途中に排水設備を設置したとしても予算オーバー。
そのため、今回製造をされている岡庭建材工業で以前見て知っていた透水性コンクリート《ドライテック》を提案・採用。
一般の方がネットで見つけてきて施工者に希望を寄せるケースも多いが、このように施工者が主体的に提案するケースも増えている。
つまり、施工者にとっても利便性が高いからだ。
駐車場のような広い場所はトンボで、犬走のように狭い場所はプラゴテなどを利用して平らに均していく。
その後ろからプレートコンパクタ(30kgタイプ)、タンパなどでしっかりと締め固める。
施工はそれだけ。
一度ご覧になっていたし、施工指導にもついているため、最初から上級者の仕上がり。
施工After。
見事真っ平らな仕上がり。
まさつぐ影もバッチリだ。
見つけられるだろうか。
46m2を初めての施工者4名でたった2時間で完成させてしまった。
水勾配も、排水設備も一切ない、施工者ご自身の希望通りの土間コンクリートが見事に完成。
強い手応えを感じたはずだ。
施主も、製造者も、そして誰よりも《施工者》を満足させる新土間コンクリート。
生コンポータルのドライテック製品トップページが最も強調するポイント。
これまでの土間コンの常識
- ブリーディングや仕上げなどで作業が1日仕事となる
- 左官屋さんと生コン屋さんの予定が合わず工期がずれる
- メッシュ配筋施工の面倒と打設中の足元の面倒
- いつも頭を悩ませる水勾配の問題
- 土間コン表面に発生する「色むら」と「ひび割れ」でお施主さんとトラブル
- そのほか面倒くさいが沢山
新しい土間コンの常識
- 夕方から打てる土間コン→完成までたったの30分(住宅外構)
- 午後なら生コン屋さんの予定も入りやすい
- 水勾配を考えなくてもいい、透水性コンクリート
- メッシュ配筋の設置不要、打設作業も楽
- ペーストがないから「色むら」がない「ひび割れ」が見えない
- その他ハッピーが盛り沢山
つまり、従来の土間コンクリート(旧土間コン)に比べた新土間コンとしての透水性コンクリートが施工者に届けられるメリット。
施主、製造、施工、それぞれの視点から透水性コンクリートの性能を論うことができるが、生コンポータルは誰よりも《施工者》目線でその性能を強調している。
誰のためって、誰よりも、施工者のためだとの自負がある。
確かに、最初は、煙たがられる。
なんか、新しい製品に軽率に手出しをして失敗して責任を背負わされるのはごめん被りたい。
だから、ネットで見つけたお施主さんが「ドライテックがいい!」と施工者に希望を寄せて渋々施工をするのがほとんど笑。
ただ、その施工者は十中八九リピーターになる。
施工が楽だからだ。
あらゆる課題が解消されるからだ。
今回は、水勾配や排水設備という施工者にとっての永遠の課題の解消が採用事例となった。
今も、旧土間コンからのアップデートは全国区で進んでいる。
そのうち、旧土間コンを施工している施工者はこう言われるだろう。
「え?お前まだそんな土間コン施工してんの?だっさ」
早めのアップデートをお勧めする。
宮本充也