2020/12/20
【島根】「また案件があれば出荷しますよ!」森島建設・TSデザイン・志田工務店・OONO-SANGYOU

島根県美郷町。駐車場。施主がインターネットで透水性コンクリート《ドライテック》を見つけて採用。製造・森島建設は、「ドライテックに関心があったので、今回やってみて良かった」「また案件があれば、出荷しますよ!」。施工者「土間コンよりも早くていいね」「やってみてそんなに難しくなかった」。(二見メンバー報告)。
製造:森島建設(担当:小野大輔)、施工:TSデザイン・志田尾工務店・OONO-SANGYOU(50m2、100㎜厚、3名、3時間)
今回やってみて良かった
施工Before。
長年やってると知人も増える。
今回の現場を導いてくださった森島生コンの小野大輔工場長はもう10年近く前に知り合った同い年の技術者だ。
残コンソリューション(https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_324.html)がきっかけだった。
その後彼は難関資格技術士の論文に残コンを取り上げ見事資格取得となった。
2017年のことだ。
それから特に連絡を取り合うこともなかったけれど、島根県から寄せられたドライテックの製造に協力いただくことになった。
「ドライテックに関心があったので、今回やってみて良かった」
元々同社では透水性コンクリートの出荷を試行していたそうだ。
さすがは小野大輔工場長。
日頃から技術の研鑽に余念がない。
そして、今回、このような形で同い年の技術者に導かれる形で島根県のご当地にもドライテックが納品されたことを嬉しく思う。
平らな部分とスロープの境目で一旦角材で仕上げてから、斜めのドライテックの施工となる。
施工中に一旦施工を完成させて、そこをジョイントにしてまた打ち継ぐことができるのもドライテックの特徴。
この性能で施工者は任意の場所で休憩を挟むこともできれば、そこを収縮目地を兼ねた施工ジョイントとすることもできる。
施工After。
50m2は初めての施工ということだったがたった3名で3時間で完了した。
以下は、現地に立ち会った二見メンバーから共有された施工者らのコメント。
「やる前は不安だったけれど、やってみてそんなに難しくなかった」
「来てもらって安心した」
「土間コンよりも早くていいね」
「今度は浜田(施工者の地元)でもやりたいですね」
(施工:TSデザイン・志田尾工務店・OONO-SANGYOU)。
時の彫琢を経て本物になっていく透水性コンクリート《ドライテック》
今回邂逅を果たした小野大輔さんのご協力に改めて実感するものがある。
ドライテックの積み上げてきた歴史だ。
ぽっと出たわけじゃない。
国内外の生コン技術者が交わり議論し関わった結果がドライテックと言っても過言ではない。
その1人小野大輔さん。
技術研鑽に篤実な方でいつお会いしても何かしらの勉強をされていた。
毎回ずいぶん刺激をいただいたものだ。
今回も、「ドライテックに関心があったので、今回やってみて良かった」というコメント。
さらに、
「また案件があれば、出荷しますよ!」
ご当地名うての技術者からのこうした声は何よりも心強い。
そして、ドライテックはそんな小野大輔さんのようなご当地で名を馳せる技術者に支えられてそれぞれの地域で供給が果たされている。
「いい施工は、いい材料から」
元々なんの繋がりもない土地で、初めましての技術者が単なる仕事として取り組む透水性コンクリートじゃない。
15年、20年の時の彫琢を経て、材料そのものだけじゃない、人と人の交わりがベースに流れている。
だから、強い。
ドライテックの強みは、そんな無数の人々に長い時間をかけて支えられてきたことだ。
いつの間にか、47都道府県全域で施工実績がある。
それぞれの土地の思いある人々に支えられ今もどこかの地域で出荷されている。
そんな熱い技術者の手から渡ったバトンは、熱い施工者がしっかりと見事に完成させて、施主の元に届く。
この連鎖が価値なんだろう。
これからも、この蓄積への感謝を忘れず、人を最も大切にして、普及活動に勤しんでいきたい。
宮本充也