2020/10/11
《庭ファン》「気になる価格差 土間コンvsドライテック」外構YouTuber/エクステリア情報配信

元祖庭Tuber(外構YouTuber)《庭ファン》の公式Twitterでまたしてもドライテックが紹介されていた!そのタイトルはなんと、「気になる価格差 土間コンvsドライテック」。生コンポータルでも改めて、土間コンとの価格差について解説!
気になる価格差 土間コンvsドライテック
https://twitter.com/niwafan1128/status/1310505023755878400?s=21
気になる価格差 土間コンvsドライテック!
駐車場を土間コンじゃなくて
「ドライテック」にすると削減できる費用がある
⚫︎排水設備
⚫︎メッシュ筋
⚫︎金鏝仕上げ手間
ビールを頼むように
「とりあえず、土間コンで!」
これが、駐車場事情
家づくり・庭づくりをしている人に知ってほしい
(庭ファン公式Twitter文中より引用)
ビールを頼む「とりあえず、土間コンで!」これが、駐車場事情
たびたびパクらせていただいているこのフレーズ。
もう、業界全体で思考停止に陥っているのだ。
駐車場といえば、土間コン。
それ以外の選択肢はありません。
あり得ません。
ドライテック普及のこれまでは、この負圧と闘ってきた歴史と言っても過言ではない。
思考停止を打破する。
透水性コンクリートを1つの選択し、あるいは土間コンの常識としてのし上げる。
そのためには庭ファンのようにしっかりと「土間コンvsドライテック」の価格面での比較は有効だ。
ありがたいことに、今回もドライテックの応援をしていただいたご厚意に寄せて、生コンポータルでも、この「土間コンvs透水性コンクリート」の比較を行いたいと思う。
生コンに比べて材料が高い(m3あたり20,000円程度)ドライテックの価格が同等になる最大要因
1.転圧・砕石敷き込み:1,000円/m2 →
2.残土運搬処分 :1,000円/m2 →
3.ワイヤーメッシュ :500円/m2 →
4.排水設備あるいは水切りスリットのための型枠工事
5.金鏝仕上げ手間代
「夕方から打てる土間コン」と日頃から説明している。
何よりも、ここが土間コンクリートと大きく異なる特徴と言っていい。
普通、土間コンクリートといえば「1日作業」が常識。
それが仕方ないと全てのエクステリア関係者はそう信じて思考停止に陥っていると言っても過言ではない。
一方のドライテックの作業時間は1時間以内。
長くかかったとしても3時間もあればおよその戸建て住宅の外構規模であれば完了してしまう。
半日もかからない。
これが、鍵となる。
通常、「転圧・砕石敷き込み」「残土運搬処分」さらには「ワイヤーメッシュ敷設」に関して必ず1日を要する。
この1日に2,500円が予算として見込まれている。
一方、ドライテックの材料代は一般的に通常の生コンよりも2万円ほど高いものとなっている。
m2に均せば20,000円/8m2(1m3で8m2施工)であるため、材料代の追加費用としては1m2あたり2,500円となる。
まず、比較として考慮に入れられるのはこの点だ。
材料代は高いにしても、通常2日あるいは2日半かかっていた人件費が必要なくなる。
「転圧・砕石敷き込み」「残土運搬処分」「ワイヤーメッシュ敷設」にかかる費用の大半は人件費だろう。
さらに、ドライテックの施工そのものにも理由がある。
「金鏝仕上げ手間代」さらには、「一輪車による材料運搬作業」だ。
通常の土間コンクリートの仕上げはドライテックのように「素人さんでもできる(DIY可能)」というわけにはいかない。
左官工という特殊作業員を外部から招聘する必要があったりする。
さらに、土間コンクリートの場合施工中には足元に「ワイヤーメッシュ」が敷設されている。
当然その上に生コン車などの車両が乗り入れることは不可能。
道板という機材を敷いてその上を一輪車で小運搬する必要がある。
一方のドライテック。
施工上の強みの1つとなるのが、これ、「路盤に生コン車が乗り入れて直下ろし」だ。
これにより、小運搬に関わる2〜3人の人件費が圧縮される。
これは、生コン屋さんにとっても「荷下ろしが早く終わる」を意味するの結構歓迎されたりもする。
そして、極め付けは「排水設備あるいは水切りスリットのための型枠工事」だ。
U字溝など側溝が既に設置されている場合もあるかもしれないが、もし仮にそれらを水はけのために設置するためにはそれ相応のお金がかかる。
水切りスリットの設置だって無料じゃない。
事前に型枠を設置するのにはそれなりに人の手間、つまり費用が発生する。
※排水のために設置される水切りスリットのための型枠(出典:Instagram)
以上、土間コンvsドライテックを概観してみた。
もちろん、「どんな条件であれドライテックの方が安いです」というつもりはさらさらない。
逆に、ドライテックは土間コンにはない付加価値が込められているので、そんなに安く売らないで欲しいくらいに思っている。
お施主さんには悪いけど、「何でもかんでも安くしろ」見たいなのはちょっと応じかねる。
物事には適正価格というものもあるはずだ。
今回《庭ファン》のTweetで改めて「土間コンvsドライテック」を論じることになった。
庭ファンの中の人はエクステリア資材卸の商社マン。
そして、生コンポータルの中の人は生コン製造。
それぞれ、違った目線で論じられることにより、透水性コンクリート《ドライテック》の適正な認知が進むはずだ。
もう、数年のうちにはドライテックは施工・製造体制を充実させ、必ずや「土間コンの標準」の座を手にすることになるだろう。
現在製造に関わる生コン製造者の数は428工場、施工に携わる施工者は406社(2020/10/11現在)。
それぞれ、800(生コン工場)、4,800(施工者)を目標にして活動している。
こうした供給体制が確立しなければ上述した土間コンvsドライテックのコスト比較は絵に描いた餅になってしまう。
僕たち生コンに携わる人たちは《ドライテック》が庭づくりに携わる全ての人に喜びを届けられることを知っている。
だからこそ、今日もせっせと情報発信。
カリスマ庭Tuber庭ファンにはそんな活動を鼓舞していただき、この場をお借りして御礼申し上げたいと思う。
宮本充也
庭ファンのドライテック紹介動画はなんと12万再生を突破している。