2019/10/26
「生コンはWEBでどのように届くのか?」

今月から掲載が始まったモノタロウでの施工を伴う生コン(透水性コンクリート)の販売。そして、これから始まるエクステリア ネット販売最大手エクスショップでのカーポートとセットで施工される生コン。よくある質問「生コンはWEBでどのように届くのか?」。
https://www.monotaro.com/g/04477965/
「生コンはWEBでどのように届くのか?」
10月よりいよいよ掲載開始となったモノタロウでの透水性コンクリート販売。
施工を伴わない物品の販売ならイメージがつくけど・・・。
今時ネットで買い物をしたことがない人なんていないはずだ。
ワンクリック。
翌日(場合によっては当日)それが届く。
「え、こんな早いの」
その感動はここ数年、十数年の出来事のはずだ。
それが今や当たり前で無感動。
昔は電車や車で遠くまでわざわざ買いに行ったりしていた。
そんなちょっとしたイベントだった買い物が部屋でワンクリック。
すぐに届く。
常識というものは非常に不思議だ。
あくせく遠くまで買い出しに行っていた頃の人たちに今の常識は「絶対無理」のそれ。
何寝言言ってやがる。
きっと未来の僕たちが当時の人たちに今の状況を伝えたとしても一笑に付されるだろう。
ただ、たった10年という時間軸で、その「寝言」が「無感動に受け入れられるあたりまえ」に変容してしまうのだ。
誰か「生コンはネットで絶対に売れない」というならその根拠はなんだろう。
先端ではすでにネットで生コンは売れ始めているのだ。
でも、確かに「施工を伴う」生コン。
郵便配達夫が玄関に立ち「生コン届いてますよ」てわけにはいかない。
「いやいや、そんなドロドロの流動体を玄関先に置かれても困ります」
である。
全国の生コン製造者、施工者のネットワークが実現する「ネットで生コン」。
https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/
透水性コンクリート普及活動15年の歴史は言い換えれば全国の生コン製造者、施工者との出会いの連続だったと言える。
まず、営業(セールス)活動。
どこぞの建設に携わる企業、
・行政
・設計
・コンサル
・ゼネコン
・工務店
・道路会社
見込み顧客を片端から足でセールスして回ることから始めた普及活動。
その道すがらに、施工者と生コン製造者との出会いがあった。
15年もう数え切れないほどの全国に散在する現場に生コン(透水性コンクリート)を届けてきた。
そこには必ず製造者と施工者の姿があった。
その人たちとの出会いはそこで断絶ではない。
その後も時折リピーターという形で付き合いが続いた。
その集積が現在庭コン登録施工者・製造者という形で身を結んでいる。
その数、250の生コン製造者と300に迫る施工者のネットワーク。
生コンポータルがネット通販の注文に応じてそのネットワークに接続する。
あなたが仮に部屋のパソコンで、「透水性コンクリート15m2」をクリックする。
するとその情報は生コンポータルにもたらされる。
指定された住所の近隣で施工実績のある施工者、そして製造者の候補があがる。
彼らに打診して「〜〜という住所で施工依頼があるのですが、まずは注文者の方にご連絡いただけますか?」と依頼する。
こうして地元施主と地元施工者はつながる。
施工までのお膳立てが済まされれば後はその当日に製造者が製造した透水性コンクリートがその場所に届く。
施工者の手によりその半製品(生コン)は形を与えられ、透水性コンクリートが舗装される。
その地面は永遠に草は生えず水たまりもできない。
これまでぬかるみや雑草に悩まされていた注文者の苦悩を癒す。
「生コンはWEBでどのように届くのか?」
全く新しいアプローチ。
全く新しい流通。
縦割り保守閉鎖的な製品の象徴「生コン」がIT流通と出会った。
さて、10年後の生コンの当たり前はどんなふうになっているだろう。
宮本充也