2020/11/10
【滋賀】「YouTube100回再生して勉強した」「この時間から土間コンできるのいいよね」

滋賀県栗東市。何と、滋賀県内初透水性コンクリート。御施主さんが庭コンで見つけたワンスタイルに連絡をして採用。「土間コンは最初だけ綺麗だけど時間が経つにつれて汚れて落ちにくい」「ドライテックにしない理由が見当たらない」とベタ褒め。滋賀県初ということにも「光栄です」とのお声。「今後diyで他の場所も挑戦したい」。
製造:京都福田城陽工場(山城修二)、施工:ワンスタイル(池田道、30m2、100mm厚、4名、1時間)
岐阜県初の透水性コンクリート《ドライテック》
施工Before。
今回は僕が現場立会を担当したが、気づいたことがある。
「滋賀県初のドライテック施工」
と、同時に、これで完全に47都道府県すべての地域でドライテックが施工されたことになる記念の現場だってことにも気づいた。
ちょうど居合わせたお施主さんにその喜びをお伝えしたところ、
「光栄です」
なんて、普通初物になるのは敬遠されがちだが、一緒に喜んでいただけた。
何でも、元々インターネットでドライテックには興味を持っておられ、
庭コンやガーデンプラスなどに相談してワンスタイル(岐阜県栗東市)に行き当たりドライテックの発注となったそうだ。
(なお、同社はその場でエクスショップでの登録施工店にも快諾いただいた。)
「土間コンは最初だけ綺麗だけど時間が経つにつれて汚れて落ちにくい」
奥さんの実家に施工されてある土間コンクリートの汚れっぷりを気にしていたらしく、路面滞水しないためコケ・カビが表面に生育しにくいというのも決め手になったそうだ。
そして、こちらもまた珍しいダンプでの現場搬入。
実はこの住宅地は非常に奥まった場所にあって道路も2tダンプがやっとという場所。
近場の広場につけられた10tの生コン車から中継して現場まで届けられた。
元々透水性コンクリートはダンプ搬送が基本。
だから、どんなに狭い場所でも、施工には問題ない。
生コンではこうは行かない。
施工者にとっても利便性が高い。
「YouTube100回再生して勉強しました」
ワンスタイルの作業員の皆さんの施工は初めから熟練工のそれだった。
施工指導に立ち合ったのだが、何もいうことがなかった。
最初から完璧。
同社のドライテックに注ぐ情熱の程が窺われる。
さらに、「この時間から土間コンできるのいいよね」。
普段から通常の土間コンクリートでのやりくりに苦しんでいる人の本音ものぞく。
ワンスタイルは滋賀県で透水性コンクリートの市場を拓いた大恩人。
滋賀でドライテックをご検討される場合はワンスタイルの池田道さんまでご連絡ください。
駐車場とウッドデッキの基礎下地合わせて30m2を初めての施工ながらもたった1時間で完成。
土間コンはこれから迎える冬本番、真っ暗になって冷え込んでくる時間帯でも仕上げていなければならない。
それから比べればドライテックに限らず透水性コンクリートは実に素晴らしいソリューションとも言える。
全国47都道府県の生コン製造者と施工者に支えられている透水性コンクリート《ドライテック》
ドライテックという製品のほかに類を見ない特徴。
「誰のものでもない」
「みんなのもの」
僕は最近このように思うようになっている。
先日獲得したGD賞金賞だが、表彰されていた全ての商品とも違う。
ドライテックには特定の所有者がいないのだ。
ドライテックのメーカーは「興味を持って製造した生コン工場と施工した施工者」となる。
つまり、特定の大企業が占有するものではない。
全国でエクステリアや道路、建築外構、舗装に携わる全ての人たちがメーカー。
これが、特徴だ。
もちろん、フッコーはキーバインダー(無機系接着材)を提供する。
生コンポータルは生コン工場のネットワーク化(製造供給体制の確立)を役割としている。
そして、全ての当事者はそれぞれの文脈でその誰のものでもないドライテックを自らのものとしてそれぞれのフィールドで販売する。
これって、無敵なんじゃないだろうか。
全国の生コン工場や施工者らがさながら有機体のように自己組織化されて大地に蓋しないコンクリートを広げていく。
無限に増殖する有機体であり、例えば人間でいうと脳を破壊すれば倒せる、というものでもない。
誰かの指示とかで動くのではなく、リーダーとかボスとかではないから、叩けない。
無限に増殖する。
そして、その増殖は環境や社会をより良いものとしていく。
47都道府県完璧に網羅したドライテック。
この増殖は無限に続くだろう。
「YouTube100会再生して勉強しました」
「この時間から土間コン打てるのいいよね」
そんな共感を寄せてくださる現場ラストワンマイルたちに支えられて、自然と人が調和する世界を具現化していくことになる。
宮本充也