2020/07/17
「語尾の【ね】がウザい!」YouTuber《中居の庭》ドライテック紹介動画について

妙なね、YouTuberのね、ドライテックのね、解説動画をね、見つけてね。語尾の「ね」がとてもウザいYouTuber《中居の庭》は「プロが解説」と大きく出ているが、その解説をこちとらプロががっつり解説。こういう手合いが増えてきたということはそれだけドライテックが評判になっているということのね、証拠なのね。
最近ネットで流行っている《ドライテック》を【プロの目線から】解説?
語尾の「ね」がウザいYouTube動画。
再生回数たった491回なのにバッドマークが6件もついている動画は初めてかもしれない。
きっと4件の「いいね」は内輪の方々なのだろう。
その努力が涙ぐましくすらある。
がんばれ、語尾の「ね」がウザいYouTuber。
なぜこんな話をしようとするかというとです「ね」
「中居さんのところでは透水性コンクリートを取り扱っていますか?」という質問を受けたのがきっかけ。
プロの目線から解説するというのだから当然施工実績がありそれなりの知見を得ているのかと思いきや。
「私はね、取り扱っていないんですけどね」
取り扱っていないんかい。
そんな状態でどうやってプロの目線から解説するんだろう。
さすがはバッドマーク6件(視聴回数491回の時点)。
実に100人中1人以上の視聴者が気分を害された動画。
生コンポータルでね、紹介するのがね、憚られるけどね、もしかしたらね、このブログをきっかけにね、中居の庭がバズるかもね、しれないからね。
再生回数を増やしてもらってね、透水性コンクリートのね、認知拡大にね、つながるかもしれないからね。
(この手の言い回しはね、伝染ね、するね)
視聴者の方に早速突っ込まれている(笑)。
「他の方にもご指摘いただきました。直すよう努力してまいります!」
直すんかいっ。
突っ込みどころ満載で本題になかなか入れないではないか。
さらに驚くべきことに、中居の庭チャンネル登録者数33.9万人。
語尾の「ね」には何か得体の知れない人を思考停止に陥らせてチャンネル登録を促す効果でもあるのだろうか。
気持ちが悪い。
とにかく、そんなことより、動画視聴を進めよう。
いろいろありすぎて解説が進まない。
強度の説明がなってなさすぎる
プロの解説と言っておきながら定量的説明が皆無。
「舗装よりね、強度はね、出るんじゃないかね、と思いますね」
どんな根拠じゃい。
そもそも、舗装(アスファルト)は塑性体でありコンクリートとは同じ計測方法で比較できないマテリアル。
(塑性破壊輪数やマーシャル試験など固有の試験方法で強度や耐久性が計測される)。
それを「舗装より出るんじゃないかと思いますね」と来た。
この時点で眉唾、聞くに値しない、根拠のまるでない動画と判断される。
続きを視聴しよう。
「ハンドルを急にね、切ったりするとね、ポロポロとね、劣化していくんじゃないかというね、自論なんですけどね」
なんだ、この解説は。
自論なのか根拠のある解説なのかもうミステリーすぎて思考がついていけない。
本当にこの人プロなんだろうか。
使ったこともない材料を勝手にイメージだけでしかも「自論なんですけどね」と添えて解説するのははっきり言って失礼すぎる。
解説というのなら客観論で話すべきだ。
さらには、やっぱり、語尾の「ね」がウザい。
そして突撃電話のコーナーが始まる。
電話に丁寧にお答えしているのは誰か知らんが、施工したこともないし空気も読めないYouTuberの動画収録巻き込まれて気の毒な話である。
が、ここで異変が起きる。
「語尾の《ね》が消える」
直ってるっ。
なんと、YouTube解説の時にはしつこいくらい頻発する「ね」が電話でのやり取りでは一切出てこなくなる。
この辺りでだんだん愛着が出てきて、可愛くすら思えてくる謎のキャラクターである。
結論「なんの解説にもなっていない動画」
自分で試したわけじゃないし、素性の知れない施工業者に連絡して聞いた話を鸚鵡返しするだけのこの動画。
一体、なんのためにこの人はこんな動画を作成しているのだろうか。
「ドライテック」人気に乗っかりたいだけの売名YouTuberさんなのだろうか。
そりゃ、バッドマークが6件もつくはずだ。
ちゃんとドライテックの解説を聞きたい人へ
インチキYouTuberの動画に無駄な時間を使いたくない人には生コンポータルが毎日開催しているオンラインセミナーの受講をお勧めしている。
ここでは15年間透水性コンクリートに携わっているプロの僕からじっくり解説が聞ける。
それにしても、ドライテックの広がりはここにきて半端ない。
中居の庭のような語尾の「ね」がウザい動画から、庭ファンのようにしっかりと解説する動画まで、多くの人たちの手によりあらゆる媒体で紹介されるまでになった。
15年を振り返るに感慨も一入である。
今後もあふれる情報の真偽について、生コンポータルでは顔と企業名と素性を晒して堂々と伝えていきたいと思う。
責任を持って伝えていきたい。
宮本充也