2018/07/30
「よくある質問FAQ|透水性コンクリート」

①デメリットに挙げてある「表面がザラザラ」とはどの程度なのでしょうか?②土ぼこりがすごいのですが土がついた場合はどうなのでしょうか?③浸透した水によって土台が柔らかくなったりしないのでしょうか?
表面がザラザラってどの程度?
生コンポータルではトップ画面に問い合わせフォームを設置してある。
1日に2〜3件のご連絡をいただくようになった。
中には今回のお問い合わせのようにサイト内をくまなく研究されてご連絡を寄せていただく方もいらっしゃる。
運営している僕たちとしてはとても嬉しい。
きちんと対応したいと思う。
デメリットに挙げてある「表面がザラザラ」
書いている僕自身こんな記事を挙げたことを忘れている。
言われて改めて「表面がザラザラ」がデメリットかと思ったくらいだ。
表面がザラザラの度合い。
学術的にこの度合いを計測する方法がないためあくまで観念的になる。
まず、なぜ表面がざらざらしているか?
それは、従来の土間コンと違って水を透す性質を有しているため、
骨材(砂利)がそのまま表面に形を残しているという意味。
裸足で歩いても痛くない程度
と書けばご理解いただけるだろうか?
詳細については施工事例の写真または、
実際の現場を訪ねていただきたいと思います。
土がついた場合はどうなの?
透水性能が数年経つと損なわれるんじゃないの?
ごもっともなご質問であり、
土砂埃の度合いによって実際空隙が埋まり透水性が失われる場合がある。
ただし、回復可能な目詰まりとなっている。
透水性が失われる原因には2つある。
1つ目は説明したとおり土砂埃による目詰まり。
この場合は高圧洗浄(ハイウォッシャー)などで洗浄することによって詰まった土ぼこりが洗い流され結果透水性能は回復する。
2つめは「目潰れ」という現象による。
目潰れとは空隙自体が荷重るたわみや結合材の溶融などにより埋まってしまうこと。
この現象はアスファルト舗装(石油製品)特有のもので、
セメント系材料である透水性コンクリートの場合起こり得ない。
※コンクリートは石材やガラスの仲間
永久に透水性コンクリートの透水性能をお楽しみいただける。
土台が緩むなんてことない?
こちらの質問は簡単で、
舗装されていない状態
となんら変わらないと説明できる。
何も舗装されていない地面は降雨にそのまま晒される。
よく見かける未舗装の地面に雨が降って水たまりができている状態。
透水性コンクリート舗装は文字通り水を透す。
だから、舗装下は舗装されていない地面とおなじ。
雨が降って土台がゆるむような場所ならそもそも家を建てることをおすすめできない。
少し専門的な記述になるが、
下層路盤
を100mm施工することが標準となっているのは、
通常の土間コンクリートなどと同様になっている。
土台がゆるむことは考えられないのでご安心ください。
生コンポータルでは今後もお寄せいただいた質問に一々真摯にお応えし記事としてご案内したいと思う。
生コンでいいこと。
宮本充也