2018/07/25
「がんばろう、日本」 透水性・水勾配・転倒防止・高齢化・災害・復興

3.11は多くの日本人の心に影響を与えたと思う。
「がんばろう日本」
その後の復興では日本が一丸となった印象を受けた。
島国、日本。
やっぱり、一丸となってがんばるべきだ。
多くの企業や人が現地復興のために物心両面でサポートした。
僕も日本人の一人として役に立ちたい。
そう持っていた。
今回決定された現場は、
石巻災害公営住宅新渡波D地区新築工事
といって、未だ続く震災復興関係のプロジェクト。
石巻はよく知られているように深刻な被害に見舞われた。
ドライテック(透水性コンクリート)
を供給するのはご当地宮城県のGNNの仲間、
タイハク社
元俳優の素敵な社長(佐藤社長)が経営している生コン工場で、
仙台地区に3工場操業しているトップメーカー。
今回3月に440㎡、
5月には600㎡ほど、
1,000㎡ほどお手伝いをさせていただくことになった。
水を通すコンクリート道路なので、
大雨が降っても路面に水は残らない。
災害後年を追うごとにお年寄りが増えて、
従来のコンクリート道路のように水勾配があると歩きづらいし、
水が表面に残っていたりすると転倒の危険性だって考えられる。
その意味では透水性コンクリートであれば、
こうした問題の解決策にもなる。
ご採用いただいたセキスイハウスさんや、
元請けの前田道路さんには感謝したい。
僕たちが持っている技術。
中小企業(生コン工場のほとんど)は情報発信の力を持っていない。
だから、せっかくいいものを持っていたとしても、
その価値は伝わることがなかった。
特に、災害復旧のような大規模プロジェクトになると、
僕たちの価値は届きようがない。
ITやらSNSやら、もちろん努力はしているけれど、
大企業さんの鋭い目線で僕たちの技術を評価していただき、
ご採用いただけることで価値が伝わっていくことは大きい。
記念すべき透水性コンクリートの採用が決まった。
これは、僕たちの技術がきちんと世のためになるということが証明されたものだ。
これからもさらにさらに努力を重ねて、
さらに本当に役に立てられるよう、
できることをやっていきたいと思う。
ちなみに、現場に関心がある方は見学もお願いできると思う。
もちろん、毎日施工をしているので、この勝ちに興味がある方は、
気軽に連絡をしてほしい。