2018/07/25
「日本の生コン工場が変化したから」 ヒートアイランド抑制・水資源・ライフサイクルコスト

止まりません。
今日も僕たちの信じた価値が全国(もはや全世界か)で広がっている。
高級共同住宅シリーズの駐車場
このシリーズは今後透水性コンクリート「ドライテック」の標準採用を検討している。
概要としては、
・駐車場面積 101㎡
・厚さ(T) 100㎜
・条件 周囲に側溝(U字溝など排水設備)がないため、水を通す地面(駐車場)にしたい。なおかつ車の乗り入れができる材料
生コン数量でいうと、12㎥の工事だった。
時、同じくして岡山では。
3㎥の透水性コンクリートが楽しそうに施工されている。
なんでこんなにいとも簡単に透水性コンクリートが普及しているのか。
10年前には、
「絶対に」
ありえないことだった。
なぜか?
なんで、こんなに勢いよく普及しているのか。
それは、
日本の生コン工場が変化したから
だ。
12年も前に透水性コンクリートの営業を始めたころ。
どこで物件が出るかわからない状態だったころ。
出た現場の一番近い生コン工場と、
「透水性コンクリート練ってください」
という交渉を続けた。
大げさじゃなく、
100のうち99は、
「え~?めんどくさそう」
という態度を隠さないばかりか、
「練手間36,000円/㎥いただきます。洗浄(ミキサ)手間別」
みたいな、完全にお断り価格をぶつけられたり、
悪い場合には、
「うちは、練りません」
と断られたりしていた。
一方、そのころすでに、
・ヒートアイランド抑制
・水資源の還元
・ライフサイクルコスト
などの側面から総論では、
「透水性コンクリート、あり!」
となっていた。
その、各論と総論のジレンマに非常に苦しんでいたことを思い出す。
今、当たり前に透水性コンクリートが普及している。
当たり前の生コンのように、
「今日、100㎡やってま~す」
みたいな感じで当たり前のように会話されている。
12年前を知る僕からしたら本当に奇跡的なことだし、
ここまでご協力してきてくださった生コン業界各位には、
感謝してもしきれません。
止まらない、僕たちの価値。
透水性コンクリート
12年前にはよもや一般住宅や小規模駐車場に普通に工事されるなんて、
絶対無理
って思ってた。
だって、生コン工場が協力してくれなかったから。
日本の生コン工場が変わり始めている。
GNN元気な生コンネットワークが、
元気を爆発させている。
総論で必要とされている素晴らしい価値、
透水性コンクリート
それは、今各論にきちんと熱が伝わって、
「今注文すれば明日とか」
に供給できるような当たり前になりつつある。
社会というのはやっぱり人が変えているんだな。
誰かがやってくれているのではなくて、
自分たちが当事者となって社会を変えているんだ。
12年を振り返ると普通に納得する。
止まらない。
日本の生み出した透水性コンクリートが一般に普及するという文化は、
広く世界に広がっていくことは、あとは時間の問題だろう。