2018/07/26
「香川県生コン工業組合で透水性コンクリート見学会」

ヒートアイランド現象の根絶による、ゲリラ豪雨や洪水被害の抑制。それは、透水(保水)性コンクリート舗装だけに求められる社会的使命だ。
年を取ったせいもあるだろう。
時間の重みに関心する。
10年前には考えられなかったことだ。
1DAY PAVE
全国の協同組合や工業組合で普及への取り組みがなされ、
工組や地区本部主催の打設見学会
なるものが各地で開催されていた。
今後の生コン需要を拡大する試金石
1DAY PAVEはそのように位置づけられ、
セメント協会が開発したその配合は、
各地の生コン工場の取り組みのテーマとなっていった。
一方、僕たちが展開する透水性コンクリート、
生コン屋さんと透水性コンクリート「ドライテック」
開発の端緒は15年ほど前にさかのぼる。
誰にも相手にされない透水性コンクリート
「え?特殊混和材を投入すんの?めんどくさそ」
「うち、ポーラスやらないんで」
「ちょっと忙しくてできません」
「貯蔵ビンが開いてなくてねえ」
寄せられるネガティブ光線。
ポーラスコンクリートめんどくせえ
いつの間にか染み込んでしまったそのイメージ。
払拭するのがなかなか手ごたえのあることだった。
実際、100工場当たってようやく1工場に巡り合う。
そんな、砂漠で砂金を探すような日々だった。
そんな風に記憶している。
香川県で透水性コンクリート施工見学会
頬をつねりたくなるような話だ。
生コンの公の団体。
しかも、県の生コン工組で施工見学会。
きっかけは、
小豆島生コンの安達周代工場長の情熱。
その情熱が伝わった多くの人。
中でも、丹生代表理事のドライテックに寄せる評価。
※試験練りの様子。
なんとも楽しそうなTBで素晴らしい。
※性状確認の様子
以前も記事で御紹介したことであるけれど、
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_239.html
「国指定特別天然記念物を守る」
そのために、透水性コンクリート「ドライテック」が採用された。
丹生代表理事のお力添えが大きかったという。
情熱は伝わる。
本物の情熱であれば、いろいろなことが解決されるのだろう。
安達工場長によれば、
11月下旬ころに、
香川県生コン工業組合で透水性コンクリート見学会
いよいよ、工業組合主催の見学会。
まるで、1DAY PAVEのようではないか!!!
さらに、四国全域に。
安達工場長の情熱は広がっていく。
伝わっていく。
取り組んでいる僕たちの実感として、
生コンの需要を広げるためには、
透水性コンクリート舗装は外せない。
対象市場は、
・既存土間コン
はもちろんだが、
・インターロッキングブロック
・アスファルト舗装
・樹脂系舗装材
・その他各種舗装材
の市場となる。
大海原のような胸躍る航海となる。
15年前と違って、
共感してくれる人が多くなってきた。
もう、沈没しないだろう。
もう、大丈夫。
後はしっかりと前進して新しい社会をつくるだけ。
ヒートアイランド現象の根絶による、ゲリラ豪雨や洪水被害の抑制。それは、透水(保水)性コンクリート舗装だけに求められる社会的使命だ。
使命を語る前に、
先ずはきちんと供給できる体制を整える。
今回の工業組合主催による見学会に臨み、
覚悟を一新した。
防災減災において最も大きな役割を占めるのも。
僕達生コン業でなければならない。
一日も早く環境配慮型コンクリート舗装の普及を実現していきたいと思う。