長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2018/07/27

「ランナーのための舗装講座」 不陸・轍・わだち・舗装

「ランナーのための舗装講座」 不陸・轍・わだち・舗装

ドラマ陸王の原作者池井戸潤さんはテーマ選びが秀逸だと思う。

基本的に中小企業の悲喜こもごもをベースに描いているが、

今回の陸王は活性化している市場、

マラソン

をテーマにしているため売れないはずがない。

選ぶテーマというのは本当に大切だと思う。

一生のテーマとして「生コン」を選んでいる僕。

基本的には下りのエスカレーター。

斜陽産業とされてはいるがそれでも活路がないわけではない。

活路の一つとして注目されているのが、

コンクリート舗装


コンクリート舗装

このところ道端を歩いていて、

「よく転ぶ人を見かける」

僕だけだろうか?

少子高齢化が叫ばれて久しい。

10年前に比べれば相対的にお年寄りが道端を歩いている確率も高い。

お年寄りは相対的に運動能力が低下するものだから、

「よく転ぶ人を見かける」

ということはあるのかもしれない。

ただ、少子高齢化だけではないのではないか。

このところランナーとして毎日10㎞ジョギングしている僕の感覚として、

日本の道路はランナーに優しくない。


日本の道路はランナーに優しくない。

ランナーであってもなかったとしても。

轍(わだち)

に足をつまづいてあわや転倒。

そんな経験をされた方も多いと思う。

あまり知られていないのだけれど、

日本の舗装の95%はアスファルト舗装となっている。

アスファルトは石油製品であり、

繰り返しの荷重によりたわむことが知られている。

これが、轍(わだち)が発生するメカニズム。


wadachi.jpg

※アスファルト上のうねりがわだちと呼ばれるもの


アスファルトである以上轍(わだち)は運命

日本の舗装の95%がわだちを前提としている舗装なのだから、

ランナーであればまず間違いなく一度や二度轍に躓いた経験があるだろう。

ランナー。

足元ばかり見て走っているわけじゃない。

ランナーは景色を楽しみながらジョギングしているのだ。

日本の道路行政よ、

これだけマラソン市場が活発化しているのだから少しは舗装のことを考えてほしい。

池井戸さんみたいに。


コンクリート舗装ならいいのか?

一方コンクリート舗装(特に歩道)の大半は、

インターロッキングブロック工法となっている。

コンクリート製のブロックを敷き詰めて舗装をつくる工法だ。

平板などともいわれたりする。

このブロック。

ランナーになってから感じるようになったのだが、

不陸

というこれまた厄介な現象が知られている。


hurikuburokku.jpg

※インターロッキングブロック相互に凸凹となってしまう現象


アスファルト舗装がだめならコンクリート舗装

ランナーが走る舗装の大半は上記の、

アスファルトまたはコンクリートブロック舗装となっている。

実はここに「生コン」の活路が潜んでいる。


以前セメント協会がプロモーションをしていた、

1DAY PAVE(ワンデーペイブ)

もそう。

当WEBサイトで再三紹介をしている透水性コンクリート、

DRYTECH(ドライテック)

もその一つ。

現場で施工可能な生コン舗装が実はランナーにとっては転倒の不安要素が少ない。


drytechhodou.jpg

※ドライテックの施工中の様子


生コン舗装

生コンを現場にもっていってそこでアスファルトのように施工をする。

生コン舗装は固まればコンクリートになるわけで、

アスファルトのようにたわむという性質をもっていないため、

ランナーの大敵轍(わだち)が絶対に発生しない。

さらに、コンクリートブロックのようにブロック相互でかみ合わせる舗装ではない。

だから不陸(凸凹)が発生することもないから躓く心配もない。

これぞ、不陸王である。

ただ、書きたかっただけだ。

池井戸さん読んでくれてますか?


それ以外の複数の舗装

もちろん、上記に紹介しただけではなく数多くの舗装がある。

ただ、一般に身近に手に入れることのできる舗装材料としては、

上記コンクリートまたはアスファルト以外に臨むべくもない。

供給体制が整っていないのだ。

日本全国3,400工場あるとされる生コン工場。

そこからいつでも「生コン舗装」は供給準備整っている。

ランナー各位はぜひ走っている最中におそらく目に入るであろう、

生コン工場

をそんな視点で見詰めていただければ幸甚である。

ランナーのための舗装講座

さらに詳しく知りたい諸氏はいつでも気軽にご連絡いただきたい。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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