2017/12/24
「二人三脚、お互いに中小企業。」 排水・保護樹木・エクステリア

排水に苦慮された結果採用。隣地に保護樹木あり。施工面積92m2。製造工場三和建業。
住宅メーカー
なかなか外構(エクステリア)にまで気が回らないのが現実。
住宅メーカーはやっぱ家をつくって売りたい人。
だから、話がエクステリアに及ぶと途端に、
素人感
を漂わせる人もいるかもしれない。
協力会社の外構業者に丸投げ
なんてことも結構多い。
つまり住宅メーカーは住宅のプロで外構のプロではない。
※とあるハウスメーカーの案件にて採用
※表面にトップコート(アースカラー)で自然な風合いに
ここまで来るのにかなりの時間がかかった。
この製品を二人三脚で育ててきたパートナー。
フッコー(壁材老舗メーカー)は設計営業が得意。
有名アトリエ事務所や大手設計事務所。
名だたるハウスメーカーへの出入りがある。
彼らの壁材は高級ブランドとして定評があり、
オーダーメイドにも対応可能な建築家垂涎の的。
そんな壁材メーカーのフッコー杉山副社長との二人三脚。
僕たちは年も1つ違いで同じような境遇でここ10年以上。
お互い「生コン」と「ぬりかべ」という全く性質の違う製品の製造者。
普通だったら連携など望むべくもない二人が、
10年間ひたすらこの製品を媒介として努力してきた。
排水に苦慮された結果採用。隣地に保護樹木あり。施工面積92m2。製造工場三和建業。
※隣地の保護樹木、先日のシンパク(樹齢1600年)保護で採用されたことを思い出す
二人三脚、そして会社同志の連携。
思い返せばこの二人三脚に両社の多くの職員が巻き込まれ、
その二人三脚には多くの生コンまたはエクステリア関係者の共感を得てきた。
このところフッコーの強いブランド力を背景に、
今回のように大手ハウスメーカーでの採用も珍しくない。
ようやくこの材料の価値が認知され始めてきている。
お互いに中小企業。
経営資源が潤沢なわけじゃない。
多くの職員を抱えているわけでもない。
そんな2つの中小企業がとりうる選択肢。
尖る
いろいろ手を出さない。
経営資源をあちこちに配分しない。
とにかくテーマを絞り込み、磨き込み、そぎ落としていく。
中小企業が唯一成長可能な選択肢。
そんな努力の結果としてこのところの透水性コンクリートの普及が挙げられるのだと思う。
そんな中小企業が生み出した価値
これまた同じく中小企業である全国の生コン工場と、
そして、またしても中小企業であるエクステリア業者さんたちと、
今後もこの共感・連携の輪は広がっていくだろう。
ハウスメーカーでの採用もきっと今後も爆発的に増えるだろう。
なぜならこの規模で全国的に供給できる輪は、
僕たちしかもっていないから。
10年以上の連携の経験やノウハウ、
そして一番大切なのは、
「共感」
は誰にもまねできないはずだ。
今後も自信をもって透水性コンクリートの普及に携わっていきたい。