長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2018/07/30

「お墓に水をかけるでしょ?|水勾配のいらない土間コン」

「お墓に水をかけるでしょ?|水勾配のいらない土間コン」

分譲住宅などの舗装で必ず問題となる排水。水勾配が取れなかったり、排水設備設置などなにかと水回りは問題が起きやすい。墓地もいわば小規模な分譲地。高知県で採用された透水性コンクリートの実績報告



※分譲墓地内の舗装に施工される透水性コンクリートの様子



考えてみれば地面は大体舗装されている。

これは当たり前のことで、

普段の暮らしで土の上を歩くってことはそうそうない。

特に都市生活者の生活の場合は皆無だろう。

歩きやすくするために。

舗装は必ずつきまとう。

裸足で歩いている人を見かけないのと同じように、

舗装は現代当たり前のものとして、

人が暮らすほとんどの場面で採用されている。

それはお墓も同じことだ。


お墓は人が暮らす場所ではない。

どちらかというと亡くなった方達が埋葬される場所。

だから普段は人気がないのだけれど、

かといって舗装されていないわけじゃない。

だからその場所の舗装はついつい軽んじられてしまうわけだけど、

高知県で採用された今回の透水性コンクリートの現場では大切なことを多く気付かされた。


排水は敷地が狭いところで特に問題となる。

これはよく聞く話である。

都市はますます人口が過密となり、

それだけ住宅の規模は小さくなっていく。

そんな住宅がひしめき合う。

住宅の舗装整備(駐車場やカーポート犬走りの土間コン)には透水性コンクリートがよく採用される。

その多くの理由は、

「水勾配が取れないから」

となっている。

水勾配が取れないまま放置しておくとどうなるか?

水たまりが多発し雨の日の歩行に支障がきたされる。

特に住宅はほとんど毎日人が歩行するところだから、

これでは問題になるため。

水をそのまま地面に吸い込んでしまう。

透水性コンクリートが多く採用される。


お墓は水勾配問題ない?

お墓には亡くなった方達が埋葬されている。

仮にお化けとなって出たとしても足がないから水はけなんて問題ない。

とするには少し軽率にすぎる。

そもそもお化けなんてないさ。

お化けなんて嘘だ。

お化けのためじゃなくともお詣りに訪ねる遺族のためにも。

水はけの問題は大切である。

「お墓に水をかけるでしょ?」

その水、地面に溜まってあまつさえ新品の革靴を汚したらどんな気分?

お墓に水をかける地域とそうでない地域があるとかないとかはともかく。

お墓の地面が水を吸い込んで悪い法などなかろう。

もしかしたらその水。

地中の埋葬されたその人に届くかもしれない。

地面の中でめっちゃ喉乾いて苦しんでいるかもしれない。

普通の舗装だと喉を潤すことがでいないじゃないか!

そこんとこどうなんだ!!


いろんな場面で採用される透水性コンクリート。

いろんな経験をさせてもらうことができ、

その度にとても身になる。

そして今回のようにお墓に採用されるケース。

お墓とて分譲地。

敷地が狭い。

舗装はある。

透水性コンクリートが採用されるべき条件を全て満たしている分野とも言える。


生コンでいいこと。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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