2018/07/30
「お墓周りの防草・除草など雑草対策|水勾配のいらない土間コン」

お墓周りの防草・除草など雑草対策(シート、砂利その他)。商品、施工方法、効果など霊園管理の情報やまとめはある。ここでは根本的な対策として新しい土間コンの常識を紹介する
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/
墓参りで気なる墓石周囲の雑草。
墓地だけじゃない。
住宅周りや、
駐車場の周囲など、
ありとあらゆるところに際限なく生えてくる。
特にこれから夏の始まりにかけて。
彼らはたくましく育つ。
さまざまな対策がある。
防草シートの上に砂利を敷いたりして、
景観性を維持しようと努力したりするけど効果が限定的だったり、
それではアスファルトやコンクリートで施工してしまうと、
なんか情緒が失われてしまうような感じがする。
先日の高知の現場に続き今出雲でも施工が始まった。
由緒あるお墓の周りに採用。
※写真提供、森山さん
※350回忌、150回忌を終えられたという由緒あるお墓(県の無形文化財としても指定されているという)
お墓の工事は色々と気を使うことが多いという。
施工に先立つ掘削で発生した土(残土)の処分にも特別な配慮が必要。
作業全ては手作業によるものだそうだ。
業務を依頼された森山さんの責任は重いようだ。
頭が下がる。
※FBをそのまま引用
どうして墓石の周りは砂利敷き?
どうしてアスファルトやコンクリートでばっちり埋めてしまわないのだろう。
雑草のことを考えればそちらの方が合理的だが、
こと墓地という神聖な場所においてはなんとなくそれが憚られるのは理解される。
故人に対しての尊敬というか。
完全に舗装してしまうことに対して抵抗がある。
それはわかる。
一方、毎年際限なく生えてくる雑草に苦しむのは僕たち生きている人たち。
完全に舗装してしまって密封することには気がひけるけど、
そうはいっても雑草に苦しみたくない。
そんな理由なのかもしれない。
透水性コンクリート
※先日高知のお墓で採用された
読んで字のごとく、「水を透す」コンクリート。
降雨などの水は路面に溜まることなくそのまま吸い込まれ、
地下水脈に還元される。
そんな舗装。
つまり、自然に最も近い舗装ということが言える。
舗装されていない地面と同じ効果を持っているから。
個人に対しての尊敬も忘れず、
それでいて毎年の草むしりという面倒な作業もカットできる。
これまでは容易に採用できる住宅周りの舗装材料として注目されてきたが、
今度はお墓だなんて、ちょっと面白い。
人の営みの脇で活躍する舗装。
これぞ新しい土間コンの常識。
水勾配のいらない土間コンらしい。
生コンでいいこと。
宮本充也