2018/07/30
「屋上防水保護透水性コンクリート|水勾配のいらない土間コン」

※屋上防水保護シンダーコンクリートの写真(Google画像)
マンションなど大規模修繕など改修や新築屋上やベランダの防水工法の際に防水層(シート、塗膜)保護を目的としてシンダーコンクリートが施工される。そこでもやっぱり「水勾配」と「目地」の問題が。そんな分野に透水性コンクリートはいかが?
「理想のベランダ」https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_52.html
ひと気のない屋上に1人のぼってふっと一息つく。
しばらくしてないなあ。
僕自身一時期防水工事の分野に首を突っ込んだことがあったため、
ひところ頻繁に屋上に登る機会があった。
ただ、普通に暮らしていて屋上に立ち入る機会はすくないだろう。
GW中河原をランニングしているとBBQに興じている姿を多くみかけた。
屋上といえばBBQ。
夢見て屋上を設置したけれど、
使っていたのは新築1年目くらいで、
そのあとは飽きてしまって今屋上がどうなっているかわからない。
※こちらもGoogle画像検索から
屋上にはシンダーコンクリートといって土間コンが打設される。
「照り返し」
炎天下、フライパンの上でBBQ楽しくなかろう。
ストレスの方が多い。
これ、BBQやる人だけじゃなくて施工する人にとっても面倒な工法。
工事に際してひび割れ抑制のメッシュ配筋を施工し、
不安定な足元の上で土間コンを施工。
水勾配をうまくドレン方向につけなければならない。
これもまた大変な作業。
ここに、透水性コンクリート。
屋上庭園などでの実績がある。
現状はポンプ圧送ができないのが難点となっているが、
(揚重機を用いてバケットで運搬する)
メッシュを配置する必要もなければ、
水勾配もいらないのでフラットに施工できる。
仕上げも転圧一発仕上げなのでブリーディング待ちなどもない。
あっという間に仕事が終わる。
一般目線に戻そう。
BBQに憧れて屋上整備。
透水性コンクリート。
一般に知られているように打ち水をすると路面温度が下がる。
ただし、通常の土間コンの場合水たまりになっちゃうし、
蒸発したらそれまで。
透水性コンクリートはスポンジみたいな構造であるため、
水を保水する。
体積の20%が空隙であり貯水もでき、
コンクリートそのものも吸水する性質がある。
そのため打ち水されたら徐々に水が蒸散する。
気化熱が奪われ路面温度そして環境温度が提言する。
その上、
水勾配
という傾斜がない。
なんならテニスとかバスケとか。
趣味に応用するにも通常の土間コンより柔軟。
夢にまで見た屋上が1年でオワコンになることなく、
その後の人生も彩ってくれる。
それがシンダーコン(防水保護嵩上げコンクリート)への透水性コンクリートの適応。
※透水するため水勾配がなく平ら。こちらは建築外構に採用された写真
これからの時期雨漏りなどが原因でリフォームを検討する人も多かろう。
今一度見直して見ませんか?
おたくの屋上。
ひび割れだらけのシンダーコンと防水層をリニューアルするんなら。
透水性コンクリートはいかが?
生コンでいいこと。
宮本充也