2018/07/30
「生コン工場の新規事業|透水性コンクリート見学」

生コン以外で新規事業を検討する。低迷する市場。初期投資は大規模でない方がいい。今いる人員・設備・ノウハウ。透水性コンクリート舗装という選択
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/
土間コン水勾配対策
通常は生コン工場ではなくて、
生コン需要家=建設会社にご案内をしている。
透水性コンクリート
この製品。
現場練りミキサーでちまちまと製造してらんない。
めんどうくさい。
だから、生コン工場の協力が必要。
けれど、JISだとか一般の生コンに、
透水性コンクリート
というものはない。
だから、普通生コン工場は練ってない。
ましてや通常の土間コンに提供されるような気軽さはない。
この隙間にチャンスはあった。
・現場でちまちま練ってらんない
・生コン工場では作ってない
15年の歴史がある。
当社生コンポータル(長岡生コン)にとってはじめての新規事業。
お金はない。
業界は低迷している。
人も限られている。
ザッツ中小零細企業の状況でもチャンスを掴める新規事業。
なにかないか?
生コン工場にあるもの。
人→生コンに関する知識を持っている
モノ→生コンを製造するための機械と届けるための車両
金→ない
情報→生コン業界・建設業界に関する限定的な知識・情報
金はない。
威張るほどのことじゃないけど、
契約金が数百万するような事業においそれと手は出せない。
新プラント建設費用に数千万・数億円なんてリスキーで出せない。
そんな、
生コン工場
という位置付けに、
透水性コンクリート
は見事にハマる新規事業となった。
人→透水性とはいえ、「コンクリート」についてはプロだ。
モノ→練れる。増設する設備も必要ない。
金→かからない。
情報→とりあえず、業界内のことだから集めることはできる
さあ、はじめよう。
それが15年前の低迷を臨んだぼくたちの決断だった。
やってみよう。
大怪我しそうになったら撤退すればいいじゃん。
※工場に展示してある透水性コンクリート(土間コン)。水は表面に溜まる事なく即座に吸い込まれる
今、全国の供給体制が充実して来ている。
GNN元気な生コンネットワークという前向き元気な生コン工場が手を携えて、
それぞれの地域で「当たり前の土間コン」として供給されている。
生コンが低迷している。
指をくわえて待つ。
口を開けてわりけつを待つ。
そんなんじゃない。
自ら動く。
自分で市場を作り出す。
そんな生コン工場が増えて来ている。
※開発中の新製品「簡易透水・保水コンクリート舗装」(5,000円/m3で販売予定)
当社のこの取り組みを見学にいらっしゃる方たち(生コン工場)がいる。
(昨日から四国生コンクリート工業様他がご来場くださってます)
そしてその方達の工場で展示として透水性コンクリートが設置される。
その施工状況は「見学会」として地元建設関係者さんに公開される。
その場で施工を体験してもらう。
納得してもらう。
そして、その地域で土間コンの当たり前が変化する。
「土間コンは大変」
そんな当たり前が地元の生コン工場と前向きな建設会社さんの手によって破壊されようとしている。
土間コンはみんながハッピーになるもん。
そんな新しい当たり前。
生コンでいいこと。
四国でも広がる。
宮本充也