2018/11/03
「選択肢がなかったら作られた現代の土間コンクリートの常識」

イギリス帰りのガーデンドクター柴ちゃんにまたまたフィーチャーされた、透水性コンクリート「ドライテック」。なんと今回はまとめ記事となる。つまり、柴ちゃんから見ても「いろんなシーンに有効」ということが証明された記念すべき事件。
いろんなシーンで活躍する新しい「日本の地面」
※今は普通と違う駐車場。けれど、数年後にはこちらが「普通」に。そんな未来を創っています。
※普通の地面は舗装しなければ左のように草ボーボー。イギリス帰りのガーデンドクター柴ちゃんにかかれば、このとおり。草は生えないし、水はけも心配ない。
※水勾配の取れないような敷地でも大丈夫。柴ちゃんがお勧めする透水性コンクリートなら真っ平らだって水たまり0。もちろん、車も載れる。
新しい普通を創る。
きっと一般の人にとって土間コンなんてどうでもいいことだろう。
いや、もっといえば。
毎日のように土間コンを施工する業者の人たちにとっても。
土間コンなんてどうだっていい。
土間コンは土間コン。
それ以上でもそれ以下でもない存在。
その土間コン。
おそらく生コン産業70年の歴史の中で、
住宅の駐車場を整備する最も簡易な舗装として選ばれ続けて今の普通があるのだと思う。
選ばれる。
というよりもむしろ、
他に選択肢がなかった。
消去法。
そんな存在である土間コン。
現在の土間コン。
実際に施工する人を日々苦しめている。
これから迎える冬。
作業は1日仕事はおろか大の大人を3〜4人深夜まで拘束する。
お父さんの帰りが遅い。
その理由は水が引かない土間コン。
選択肢がなかったから作られた現代の土間コン。
他に選択肢がなかったから普及した現代の土間コン。
無感動に多くの不幸を生み出してきた。
水勾配を設置することで不自然に斜めになる地面。
そこに物を置くことができない。
路面が凍結すれば足元をすくいかねない地面。
色むらやひび割れが目立つ地面。
振り返れば15年の普及活動をまとめると、
選択肢を増やした15年間と見ることができる。
どの生コン工場も透水性コンクリートを主体的に製造していなかった頃。
1件1件決まった現場の最寄りの生コン工場と交渉していき、
都度製造を協力してもらった15年間。
今や、全生コン工場の10%300工場に迫る勢いで、
透水性コンクリートの施工実績が増えている。
そして、柴ちゃんのように、進取の精神で果敢に採用をしてくださる専門家の方々がいる。
選択肢が増えた現代。
またここで土間コンの常識は変化しようとしている。
今はまだ特別な存在だから、
わいわいやいのやいのと透水性コンクリートの価値を叫んでいる。
でも、それも、もうそろそろ必要なくなりそうだ。
大きな車輪が動く時。
最初はビクともしないけど。
動き始めたら動かした本人たちでさえ止めることのできない加速を生み出す。
その入り口にいる。
生コンでいいことが加速する。
日本の地面が変わります。
宮本充也