2018/07/25
「一番大切なのは地元のお客様」価値の発信源

実のところ、僕はブロガーではない。
生コン屋である。
生コン屋がとてもうれしくなる瞬間は地元の生コンユーザーに褒められた時。
「ITだなんだ」
は手段であり、僕たちの目的は地元のお客様に愛されること。
そのため、僕たちはいただいたオーダーのすべての現場に顔を出すようにしている。
50年続けている慣習により、数多くのお客様から評価いただいた結果が、
現在長岡生コンが運営されているという結果に結びついている。
さて、僕が入職当時から16年来ご厄介になっている土方土建(ひじかたどけん)さん。
生コンはもちろんだけど、当社が透水性コンクリートを始めたころから定期的に、
ドライテックを購入くださいっています。
とてもご評価をいただいている決め手は、
・材料購入が可能であること
つまり、生コンと同じように「明日もってこい」が可能という点。
通常の透水性コンクリートは、
何日も前から予約をして打ち合わせがあって取り決めがあって書類があって、
さらには材工責任施工といって、
「材料だけを買って自分たちで工事することができない」
スタイルが一般。
つまり、
「透水性コンクリートいいね!」
と思っても、工事には一切さわらせてもらえないスタイルが通常となる。
土方土建さんのような会社さんは工事店さんなわけだから、
自分たちの工事能力に当然プライドをお持ちになっている。
だから、
「透水性コンクリートを自分で工事したい」
というのが当たり前の発想で、これまで何度もご購入いただいている。
今回の採用は、
・お施主さんの「裏の狭いところ(犬走部分)に草が生えると大変」という声
・水がたまるとじめじめする
・土方土建さんとしても排水計画を考えなくてもいいから楽
・草が生えない
という4点が決め手になったそうです。
僕たち地方で事業を営む生コン工場は想いの通った関係性をお客様と構築しています。
Face to Faceの付き合いの中ではとても素晴らしい価値が生まれることを知っています。
ただ、これまではそれら素晴らしい価値はその地域限定で埋もれてきた。
日の目を見ることはなく知られることもなかった。
今、GNN元気な生コンネットワークというインフラを始め建設産業の構造に変化が生まれています。
そこに、「ITだなんだ」が手段として機能をし、
「とある地域の素晴らしい価値が全国に普及される」
ようになりました。
僕たち生コン屋が土方土建さんを大切に思うその気持ちは、
貴重な掛け替えのない経験で、素晴らしい価値だと信じています。
そんな価値が広く全国、世界に広がっていくことが可能となった現代。
だからこそ、Face to Faceの地元の貴重な生コンユーザー様を、
とことん真剣に大切にする
そんな姿勢が逆に大切なんだなと思っています。
宮本充也