2019/03/29
「バンキシャ!をみて是非自宅の駐車場に!」【施工店】と【施主】の間に横たわる【情報格差】を打ち破れ!

テレビ番組「バンキシャ!」をご覧になって「是非自宅の駐車場にやりたい」と外構屋さん相談したものの断られ、紹介された勝倉エクステリア(今回施工)も当初わからなかったがネットを調べて板橋の現場見学会に参加、手応えを得ての施工。武蔵村山市 32m2駐車場。
施工:勝倉エクステリア、製造:渋谷建材
バンキシャ!を見て是非自宅の駐車場にやりたい!
Before 新築住宅の外構工事。テレビ「バンキシャ!」をご覧になったお施主さんたっての願いで透水性コンクリート。
施工開始。勝倉エクステリアさんはお施主さんの希望をかなえるべく生コンポータルの施工見学会にわざわざご参加。「これなら、できる」と自信を持って採用いただいた。セメント新聞尼口さんに取材していただきました。
はじめての施工ながらも32m2をたった1時間で全て完成させてしまった。お施主さんの夢をかなえた!
消費者(お施主さん)と供給者の隔たり。
「施主さんがどうしても採用したいのに施工店に断られる」
結構、ある。
IT革命とはいえまだまだ建設・エクステリア業界は閉鎖的だ。
生コン業界などはもっともっと閉鎖的だ。
ITの付け入る隙がないのではないかと思えるくらいに。
そんな産業構造に風穴を開けたい。
その想いから2016年3月1日から生コン屋さんの情報(IT)戦略が始まった。
具体的には、
「毎日ブログ3本以上休みの日も欠かさず書く」
というあまり身近で聞いたことのないような挑戦。
先月石の上にも3年を経過した。
その過程ではバンキシャ!を始めテレビ番組で取り上げていただいたり、あらゆるメディアで少しずつ露出が増え、今では毎日のように、
「インターネットで見つけて」
とお問い合わせをいただくまでになった。
昨年1年間の施工件数は312件。
今年は倍の600件以上を固く見込んでいる。
それでもまだまだ市場(一般)への認知が足りないという自覚がある。
急務は施工店網の強化だ。
一般に比べ専門家(施工者)はインターネットを利用しない。
若い世代は随分変わってきた。
「Youtubeで施工の予習をしました」
なんて声もちらほら。
ただ、未だに建設一般のボリュームゾーン(50〜60代)は仕事に関してネットを利用しない。
だから、施主から「ネットで見つけて」と問い合わせを受けても、「そんな見たことも聞いたこともないもん信用できん、施工もできん」となる。
これまでに何度この手のギャップに苛まれてきたか数えきれない。
透水性コンクリート普及の上で最も大切な要因。
それは、施工店の理解。
すでに、施主への情報活動や製造網(生コン工場)への周知はある程度進んだ。
本当の普及、スケールのための最後の課題。
施工網の確立。
そのために、生コンポータルでは現在毎日(要望に応じていつでもどこでも)見学会を開催している。
「見たことも、聞いたこともないもん信用できん」
ならば、お見せしよう、お聞かせしよう。
「ネットじゃだめなら、リアルでどうだ?」
である。
製造網(全国の生コン工場による供給体制)は確立しつつある。
情報戦略で一般への周知も進んでいる。
最後の砦、施工網。
もちろん、見学会だけではなかなか遅々として進まない。
今後施工網を持っている企業らとの連携を通じて少しでも早く200年前の何にも覆われていなかった地面を取り戻すべく普及を加速させたい。
一度施工したら、「へ?こんなに簡単なの?」と言ってもらえる。
その価値。
知らないことは存在していないのと同じ。
ITの現代。
情報発信、伝える、という文脈がいかに重要か。
日々、思い知らされている。
宮本充也