2019/05/31
「お願いだからググって!」透水性コンクリートの購入方法について

「どうやって買ったらいいの?」民間の施設の改修工事で設計に透水性コンクリートと記載されており、元請がググって生コンポータルを設計に提案、採用。スロープのすべりにくくするためと水たまりができないようにするために。
「設計に透水性コンクリート記載されてるんだけど」
Before 既存歩道は土間コンクリートとなっていて、水たまりができたり、雨の日スリップが起きたりが懸念されていた。
施工中。下地が砕石路盤ではなく既設コンクリート であっても要領は同じ。
仕上げの様子。レーキとスコップだけでも施工できる場合もあるが細部はコテを使用すると便利。
After 完成。これで水たまりやスリップに困ることはないはずだ。
設計に透水性コンクリートとあるけれどどうやって買ったらいいの?
よくある質問。
たしかに聞いたことはある。
テレビでもやってた。
うんうん、水を通すコンクリートってもんがあるようだ。
で、どこに売ってんの?
付き合いのある生コン屋の営業に聞いても「うちはやってません」て言われた。
買えないじゃん。
設計事務所に設計変更を申し出る。
設計事務所も「あ、そうなの?そんなもんなの?」と承諾する。
世の中にどれほど多くのこうした残念な出来事があるのだろうか。
声を大にして言いたい。
ググれ!
と。
今回はググってくれた元請けさんのおかげで見事形になった。
建設、生コン業界ではまだまだ「ググる」が一般的ではない。
出入りの業者さんや営業マン、あるいは協力会社が情報源。
そんな現場事務所も多い。
そんな工事店も多い。
なにしろ、生コンポータルへの問い合わせの大半がお施主さんという事実がある。
このサイトの対象は完全に施工者や生コン業など専門家としている。
そのため使う言葉も専門性の高い言葉となっている。
きっと読みづらかろう。
そんな苦しみをおしてまでお施主さんは健気に透水性コンクリートを希望する。
だらしないのは専門家の方だと思うこともある。
どうやって買えばいいの?
って思ったらググってね。
ググれば過去の施工実績から購入方法、問い合わせフォームまで全て完備されている。
1度使えば病みつきになるのになあ。
生コンでいいこと。
宮本充也