2021/07/27
【静岡】「固まりゃなんだっていい? それならECONでしょ!」残コンリサイクルコンクリート

エコンネオの現場(いちご狩りの受付ロビー)です。8時半スタート、12時半終了、3.7m3。再生生コンの状態が良い。以前のエコンより乾き早くない、スランプが硬くなったのが1時間後くらい。(同時にスプレーも使用されました)60%再生骨材と40%2005砕石の混ざった物をピンに上げて、バージン砂の316キロをブレンドしました。(フェラーリさん共有)
製造:長岡生コンクリート(担当:フェラーリ アルベルト)
絶好調ですECON NEO!
⚫︎参考記事: 「やったぜ!《ECON NEO》の出荷が決まりました!」残コンリサイクルコンクリート
エコンネオの現場(いちご狩りの受付ロビー)です。8時半スタート、12時半終了、3.7m3。再生生コンの状態が良い。以前のエコンより乾き早くない、スランプが硬くなったのが1時間後くらい。(同時にスプレーも使用されました)60%再生骨材と40%2005砕石の混ざった物をピンに上げて、バージン砂の316キロをブレンドしました。
それこそ今月立ち上がったECON NEOプロジェクトは1ヶ月経たないうちに実際の現場に納品されることになった。
喉元過ぎれば、ってやつなのか、全く問題なく、すんなり出荷できてしまった。
停滞が嘘みたいだ。
少し考えて勇気を出して行動に移せば何事もすんなりキリが晴れてしまったりするものだ。
杞憂だったようだ。
Ato
砕石と残コンリサイクル骨材をヤードで混合している様子。
6:4の6がRe-con ZEROを用いて残コンステーションで改質された残コン由来の骨材。
⚫︎参考記事: 生コン(残コン)を再生し大地を削らず汚さないクローズドループの産業を目指す
6:4でブレンドされた骨材は補助グランドホッパー、水平ベルコン、傾斜ベルコンを経由して貯蔵ビンにストックされる。
あとは通常の生コンクリートの製造となんら変わらないプロセス。
いよいよECON NEOの出荷だ。
残コンリサイクルコンクリートECON NEOがいよいよ出荷されました。「固まりゃなんだっていい」そんなコンクリートなら、わざわざ高いJISコンクリートを頼む必要はないね
採用箇所はいちご狩り園受付スペース土間コンクリート。
土間コンクリートはそもそも構造部材でもないからJASS 5がJISコンクリートを要求しない箇所。
JISマークっつっても、所定のプロセスで製造しているってだけで、性能的にはECON NEOと遜色ない。
こういう場所ならわざわざJIS生コンを使う必要が全くないのだ。
施工はズバリ生コンと全く一緒。
どんなプロが眺めたってこれが「残コン再生コンクリート」と判断することは不可能。
伝票、配合表を見なければ、その違いに気づく人はいない。
強度だってきちんと出る。
施工 After。
普通の、土間コン。
むしろ、普通に土間コン。
で、残コンリサイクルコンクリートだから、フェラーリさんの説明にあるように、「2000円引き」。
安い。
3.7m3利用されたから、7,400円安くなった。
みなさん、ご存知のように、7,400円を稼ぐのは並大抵のことじゃあない。
さらに、施工性能(ワーカビリティ)、生コンと一緒。
強度、生コンと同等にちゃんと出る。
使わない理由、無し。
生コン工場の負担も、なし。
むしろ、残コン問題が解消されるってことだから、生コン工場にとってもこれが出た方が吉。
エクステリアの土間コン駐車場なら残コンリサイクルコンクリートでいいじゃん
日頃から生コンポータルでは、土間コンにはドライテック!としつこく主張はしているが、何も生コンポータルはドライテック屋ではない。
顧客(施工者)が必要としているソリューションとしての生コンを届けるのが仕事だ。
何も、土間コンにはJIS生コンは求められていない。
そもそも柱や梁と違って構造体ではない。
また、断面構成からすれば、舗装コンクリートの考え方が準拠され、圧縮ではなく曲げ強度で管理される分野。
そこに、ややこしい規格は出る幕なし。
予備強度で18Nさえ満足してりゃ、もうそれだけでオーバースペックと言っていい。
そんな分野。
だからこそ、固まりゃなんだっていいそんな分野ではイノベーションがおきやすいということも言える。
ドライテックがまさに起こしたように。
生コンポータルではこの残コンリサイクルコンクリート(当社名称はECON)を今後も深耕していきたい。
それは、「生コンが少しでも安い」のは施工業者、そしてその先にいる消費者にとってプラスになると信じているからだ。
エクステリアの土間コン・駐車場のような分野。
「固まりゃなんだっていい? それならECONでしょ!」
新たな挑戦が始まる。
そして、この再開を心待ちにしてくれていた取引先施工者からすでに次なるオーダーを頂戴している。
やはり、僕たちが活躍するフィールドは「0.5m3に魂を燃やせ」小ロットの分野だったのだ。
宮本充也