長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

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2021/05/03

《プロジェクト》「欧州の統一規格 EN206への挑戦!」完全クローズドループ

《プロジェクト》「欧州の統一規格 EN206への挑戦!」完全クローズドループ

欧州各国のコンクリート生産者が準拠する統一規格EN206(日本で言うところのJIS A 5308)に規定されている「5%まで再生骨材をブレンドOK」という仕様を日本にも持ち込めないだろうか。RRCSでは規格を司るアカデミアと協業できている。あとは、実績だ。「欧州の統一規格 EN206への挑戦!」



上限5%までの混入使用

3.2
Use of the aggregate
The reclaimed aggregate may be used without restriction in concrete in accordance with
DIN EN 206-11 in conjunction with DIN 1045-22 in accordance with DAfStb Guideline
"Concrete in accordance with DIN EN 206-1 and DIN 1045-2 with recycled aggregates in
accordance with DIN EN 12620"3, Section 1(5), up to a proportion of 5 % by mass of the total aggregate amount.

UNI EN 206_2014 Eng.pdf

Z-3.210-2153_EN_final.pdf

骨材の使用
再生骨材は、コンクリートに制限なく使用できます。 DAfStbガイドラインに準拠したDIN1045-22と組み合わせたDINEN 206-11 「DINEN206-1およびDIN1045-2に準拠したコンクリートで、 DIN EN 12620 "3、セクション1(5)に準拠し、総量の質量5%まで。

(Google翻訳一部修正済み)

⚫︎参考記事: The European Industrial Standard (EN206) allows the use of recycled aggregates (up to 5%)- RRCS


なお、この規格では、サイロ(オープンヤード)においての重機(ホイルローダーなど)による混入攪拌が認められている。

コンクリートの質量2,350kg/m3の2,000kg以上は骨材(砂利、砕石、砂)だ。

その5%までを再生骨材で代替することが許されている。

生コンラストワンマイルにとってこの「5%」に何か思い当たらないだろうか。

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残コン・生コンは総出荷量の3~5%派生していると推測され、その数量は実に毎年、東京ドーム2~4個分にのぼる。地球を削って生産したにもかかわらず、莫大な量の生コンが一部の再利用を除き、破棄されているのである(出典:https://rrcs-association.or.jp/cn4/pg237.html



偶然にも符合する残コン発生量と上限5%

 昨年生コンポータルも携わったRRCS(生コン・残コンソリューション技術研究会)の活動が本格化している。

加盟企業の大半は生コンラストワンマイル、全国各地の生コン工場だ。

彼らがRRCSに寄せる最大の関心事は残コン問題の解決

CO2回収やコンクリート需要の拡大(コンクリート舗装)はもちろん求められていることではあるが、目下の関心事はやはり残コン問題の解消。

残コンがクローズドループで建設・生コン産業内で循環する経済モデルの構築。

そのための共同の場としてのRRCS。


先行事例として、EN206における「上限5%までの再生骨材の混入利用」

もし仮に、このあり方が日本のJIS A 5308でも実現したら、建設現場から持ち戻された残コンは何らかのプロセスによって再生骨材に変換されて工場内でバージン材と混合することで再生利用が難なく進むのではないか。

残コンステーション(専用ピット)で5分重機により攪拌されると残コンの流動性は失われ砂礫状に変質する。翌日以降、埋め戻し材・路盤材・再生骨材コンクリートの原料などの用途で再利用される

https://youtu.be/qO6ao2SglbQ

生コンポータル(長岡さくら工場)では保ち戻された残コン、戻りコン、残水、洗浄水(汚水)の全ては残コンステーションで変換され再生骨材として回収されている。

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(出典:残コンステーション

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残コンが変換(姿を変えた)再生骨材を新規生コンクリート骨材量の上限5%までブレンドするという着想。


いずれの生コン工場でも残コンの発生量は上限値でおよそ生コン総生産量(骨材量)の5%だ。

もし仮に、EN 206で規定されている上限5%と言う枠組みに残コン再生骨材をはめることができれば。

それこそまさに生コン製造者にとっての残コン問題は一挙解決を迎えることになる。



「まずは、やってみる」プロジェクト発足

もち戻された残コン・戻りコンを原料とした再生骨材。

変換プロセスは問わない。

残コンステーションの他にも、クラッシャにより破砕しふるうなど方法論はいくらでもある。

とにかく、原料が工場から出荷され現場で不要となった残コンであり、特定のレンジ(骨材寸法や粒度分布)に収まっている再生骨材を新規生コンクリートの骨材総量の5%まで混入してみる。

その混入方法は生コン車ホッパーからの直投入だっていいだろう。

その生コンクリートを当面はJIS外品として出荷する。

出荷されたJIS外品の生コンクリートの品質を一定期間チェックする。

JIS A 5308の要求性能を満たしているかを確認する。

もしも確認が取れたら、JIS化へのプロセスを開始する。

このプロジェクトがRRCS加盟生コン製造者の数社によって始まる。

欧州統一規格でOKとなっているからにはそれなりの根拠があるはずだ。

また、生コンにある程度明るい人であれば、低強度域における強度発現はW/Cに支配的であることは分かっている。

多少骨材がまがいもん(言葉は過激だが)が混入したとしても強度に与える影響は限定的。

そもそもの由来する残コンは自社の工場で出荷された生コンクリートなのだ。

混じりっけなしの自社製生コンが由来。

悪影響を及ぼすとは到底考えられない。



各地の生コン工場(辺境)ではあらゆるメソッドにより残コンは再生されている。

(残コンの大半はあいにくスラッジとして最終処分場で埋め立て処分されている)

その大半は地元の工事現場で利用される路盤材埋め戻し材として用いられている。

確かにリサイクルではあるけれど、クローズドループではない。

その現状をもう一歩踏み込んで生コン産業で発生した副産物残コンを生コン産業の中で循環させる。

完全クローズドループを目指す。

もし、この取り組みで再生骨材の限定(5%)使用に先鞭がつけられたら、今度は20%など廃コンクリートの再生使用への布石ともなる。

無論、現状この取り組みに挑戦できる製造者は限られている。

敷地の制限や設備、人員など数え上げればキリがない。

ただ、やれない理由を並べてたって何も始まらない。

まずは、やってみる。

できそうになくとも、とにかく参画してみる。

見てみる、触ってみる、とりあえず、やってみる。

日本版EN 206(上限5%)が実現すれば残コン問題の夜明けは一気に近づく。

誰か(規格行政や業界団体)が上げ膳据え膳でやってくれるのを待っているわけじゃない。

僕たち生コンラストワンマイルが自らの意思で行動に移しその世界を現実のものとする。

この取り組みは間違いなく産業全体が求めていること。

まずは、行動に移そう。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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