長岡生コンクリート
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2020/08/07

「再生コンクリートが普及していないことを生コン産業は恥と思え」ACRAC

「再生コンクリートが普及していないことを生コン産業は恥と思え」ACRAC

我が国の再生コンクリート(再生骨材コンクリート)の市場を拓いたACRAC柴谷会長との協議。現在再生骨材コンクリートの需要は生コンクリートの1000分の1にも満たない。必要なのは、《生コンor再生生コン》の分離・区分ではなく、《and》超越と統合の視点。二項対立を乗り越え、今こそ世界に先駆けて再生生コンの市場を確立する。そして、その鍵を握るのは《残コン》。
生コン・残コンソリューション技術研究会 設立に際して(東京大学大学院 工学系研究科 教授 野口貴文)



再生コンクリートの市場創造の鍵を握る《残コン》

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我が国再生コンクリートフィールドの始祖ACRAC柴谷会長(右上)とのご縁を作ってくださったのは東京テクノの松田工場長(中上)。

年齢も志も近く、松田さんとは互いに相通じ合うものがある。

8月19日に開催予定の生コン・残コンソリューション技術研究会キックオフmtgに先立ち、業界のキーパーソンACRAC幹部の方々と協議がもたれた。

※ACRAC:https://acrac.org/



「現在の市場は生コンの1000分の1にも満たない」

これまでも縦割り行政・階層型産業の障壁を乗り越えようとACRACの積み上げてきた蓄積は大きい。

SDGsの例を引くまでもなく、市場のみならず世界が求めているがクローズドループサステナビリティを前提としたコンクリート産業。

テクノロジーは、ある。

以前も紹介したように、我が国における再生骨材コンクリートの歴史はいよいよ50年の節目を迎えようとしている。

その間無数のテクノロジーは生み出されてきた。

⚫︎参考記事: 「地球は困っても《産業は困っていない》コンクリート再生」1.1 本研究の背景(博士号取得への道 #12)

なのに、なぜかいまだに再生コンクリートは世界の景色を変えていない。

標準となっていない。

世界が求めていないはずがない。

なのに、その景色は立ち現れない。

「現在の市場は生コンの1000分の1にも満たない」

ACRACとの協議で知らされた驚くべき事実。

世界が求めている再生コンクリートは、「大地を削り、汚し、蓋し続ける」拡大再生産を前提においた生コンクリート総需要のたった1000分の1にも満たないのだ。

明らかに矛盾がある。

求められているのに、生み出されない。

テクノロジーはある。

世界は求めている。

なのに、その価値は届かない。

これは、応えるべき産業そのものの姿勢(産業構造と文脈)に問題があるのではないか。



再生コンクリート普及の鍵を握るのは《残コン》だ

有限な惑星の上で無限の拡大再生産など狂気の沙汰だ。

そんな狂気の沙汰を生コン産業は今もひた走っていると言うことができる。

最も地球を削り破壊する産業の1つである生コン産業。

サステナビリティ・クローズドループ、世界の要請に応えるべきは他でもなく生コン産業。

その生コン産業に身を置く果たしてどれほどの人が再生コンクリートに携わっているだろう。

僕の知る限り再生コンクリートをその土地の市場で供給している生コン工場は片手で足りるくらいだ。

本来世界の要請に応えるべき生コン産業にとって再生コンクリートは全く自分ごととなっていない。

「再生コンクリートが普及していないことを生コン産業は恥と思え」

心情的にはそんなところだ。

ただし、人は理念だけでは動かないのも事実。

経済が回ってこそ、倫理は後からついてくるとも言える。

「衣食足りて礼節を知る」と言う言葉もある。

そんな市場経済の機関としての生コン産業が再生骨材コンクリートを志向するためのきっかけ。

それが、残コンだと言うことにACRACとの会合の最中に気づいた。



生コン工場はどこも皆残コンに困っている

いいことを何でもかんでも押し付けるボランティア団体のようになってはならない。

「地球環境のことを考えろ!」

と言いながら、「食い扶持は手弁当でがんばってね」と言うのは成立しない。

再生コンクリートが業界標準になっていくためには、残コンという生コン工場誰もが関心を持つテーマを入り口に進めていくことができれば、生コン産業にとって再生コンクリートが自分ごとになるはず。

残コンを解消する手立てを入り口にして、その出口(出来上がった製品の用途や市場)を見出していく。

残コンを問題ではなくチャンスに変質させることで、勢い自然な形で生コン工場の関心を再生コンクリートに向けさせる。

《再生生コン or 生コン》

残念なことに二項対立が現在の現実だ。

それを、

《再生生コン and 生コン》

に統合していく。

二項対立を超越する。



コロナ禍、緊急事態宣言の見込みなど8月19日の会合は前途多難が予想される。

ただ、産業にはもうひとときもゆとりのある時間は残されていない。

有限な惑星の上で持続可能な産業を求めるのであれば、僕たちは今すぐ具体的な行動に移さなければならない。

ACRACが積み上げてきた蓄積(テクノロジーグループ)は残コンというきっかけを得て世界の景色を一変させてしまう。

そんな未来に僕たちは興奮している。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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