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2021/10/17

《解説》「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの公募を開始します(経済産業省)

《解説》「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの公募を開始します(経済産業省)

「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの公募を開始します。経済産業省のHPで一昨日公開されたこの発表の意味について、生コン製造ラストワンマイルの一人として考察と解説をしたい。
⚫︎引用: 「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの公募を開始します



下りのエスカレーター《生コン》のターニングポイント

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本日(2021/10/15)から、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がグリーンイノベーション基金を用いて実施予定の「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトに関する実施者について公募を開始します。



「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」生コン産業にとっての意味

僕と同世代(1978年生まれ)の生コン関係者はみんな共感してくれると思う。

先日も山形で同世代の木田組生コン木田社長と話をしていて「世代」を実感した。

僕たちにとっての生コン産業。

一言で表すと、「下りのエスカレーター」。

足掻いても足掻いても需要はひとりでに増えてくれることはない。

また、急激にシュリンクする市場にあって一時期組合機能は停滞、あるいは停止し、ダンピング受注が横行した。

僕の知っている最安値は6,400円/m3。

その頃7,000円の生コンが頻発していた。

一貫した下りのエスカレーター。

それはセメント生産量の推移から見てもわかる。

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(引用:https://images.app.goo.gl/73R5xqvVfyjv9qR78

「コンクリートから人へ」

コンクリートに関しては明るい話題がない。

社会全般から必要とされていない。

「お前ら(コンクリート産業)いらねえよ」

市場と顧客からの厳しい評価を生身の僕たちはビシビシと受け止めてきた。

足元の経営もこれまで一度だって安堵したことはない。


転機になったのは菅前首相の発した2050年カーボンニュートラル宣言だった。

それまでおままごとのCSR、見せかけのSDGs、なんちゃってESGだった企業や人々が強く脱炭素を意識し始めた。

再生可能エネルギー(水素エネルギー)が注目されているのはその一端だ。

低迷する生コン産業。

がんじがらめのJIS A 5308。

しがらみだらけの独占禁止法適応除外(カルテル)。

世界は大きく変わろうとしているのに、またしても僕たち生コンは蚊帳の外に置かれるのだろうか。

大地を削り、汚し、蓋し、CO2を排出するだけの存在として世間から疎んじられ、ますますその市場は収縮を続けるのだろうか。

そこに突如光明が刺した。

CCU(Carbon Capturing & Utlization)、あるいはセメント硬化体の中性化。

二酸化炭素の固定化と利用(あるいはStrage貯蔵)。

その最も大きい分野の1つとして、「水の次に流通する材料」コンクリートに世間の注目が集まった。

最近でこそ話題になりつつある、脱(活)炭素コンクリートの技術分野だ。

脱(活)炭素コンクリートの分野で我が国をリードする二人の傑物の対談は来る10月25日(月)10:00からリリース予定。

そして、今回の「『CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発』プロジェクトの公募を開始します」経済産業省からの発表である。

このことは、JIS A 5308や独占禁止法適応除外など、鎖でがんじがらめでイノベティブでチャレンジングな取り組みが抑圧されていた生コン産業にとってどのような影響を及ぼすのか。



およそ多くの生コン関係者はきっとこれまで通り何も変わらないと思っているだろう。

また、あいつの大法螺が始まったぞ、と。


今回の発表はグリーン・イノベーション基金と言って2兆円規模の国家プロジェクトの1だ。

想定予算額は本研究だけで500億円とも言われている。

国家はそれだけの費用を投じて脱(活)炭素コンクリートの分野で我が国が世界をリードするよう支援することを意味する。

さらに重要なことは、社会実装だ。

開発を期待するだけでなく、実際の現場・現実・現物としてそれらプロダクトを社会実装する。

流通させる。

その公募に対して多くの研究機関やゼネコン他建設関連企業が応える。

社会実装を想定した場合、それでも僕たち生コン工場は無関係と言えるだろうか。



それでもやっぱり縦割り階層的で、これまでも無数のイノベティブでチャレンジングな取り組みが果たして流通することなく潰えてきた産業構造「生コン」は脱炭素コンクリートに対してもその普及を許さない。

そう考える人も僕は否定するつもりはない。

確かに、JIS A 5308そして独占禁止法適応除外(カルテル)この2つの鎖は僕たちから羽を奪い身動きを取れないほどに抑圧してきた。

そんな生コン産業が新しい時代新しい要請、「脱(活)炭素コンクリート」「資源循環型コンクリート」を社会実装することは今は確かに想像できないかもしれない。

「どうせ無理だよ」

多くの生コンラストワンマイルが常にあらゆることに対してこの態度で接している。

70年以上JISとカルテルにがんじがらめで思考停止を要求され今や勝ち方を忘れてしまった産業だ。

何事にも冷めていてあらかじめ諦めてしまった産業。


諦めるのは別に良い。

それぞれの個人の自由だ。

ただ、「どうせ無理」を他人に押し付けるのはよくない。

頑張ろうとしている人の邪魔をしてはならない。

対案を示すならまだしも、既存産業構造を利権として守ろうとし、結果イノベティブでチャレンジングなアクションを妨げることだけはやめてほしい。

生コン産業の守旧派は放っておけばすぐに定年、楽隠居を手に入れるだろうから静かにしといてください。

これらは僕たちがやりますので。



脱炭素・資源循環型コンクリートの社会実装

僕たち生コンラストワンマイルは急激に縮小する市場にあって指を加えてされるがままになっていたわけじゃない。

一部ではポーラスコンクリートなどの環境コンクリートは流通している。

規格や政治やカルテル、枠組みに頼ることなく、企業関連系とインターネットによる情報共有で逞しくその流通チャネルを広げてきた。

生意気かもしれないが僕は思っている。

どんなに素晴らしい先端技術研究でも、ラストワンマイルがそれに取り組まなければ全ては絵に描いた餅。

誰にだって僕はこのように主張しようと思っている。

「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの公募を開始します(経済産業省)

国家が何兆円、何十兆円予算を割こうと。

どんな大学、どんなゼネコンが参画しようと。

僕たちラストワンマイルが動かなければそれらは全て絵に描いた餅。

何も生み出すことなく潰える運命。

つまり、そう言うことなのだ。



生コンラストワンマイルであることに誇りを持ちたい。

これまでの産業構造(ヒエラルキー、カースト)で考えれば生コンラストワンマイルは単なる「生コン屋」「下請け使いっ走り」。

一顧だにする価値もない。

そのように思われてきたかもしれない。

でも、そろそろ皆さんお気づきの通り、そんな「底辺」が動き出さなければ、あらゆる先端技術は単なるアドバルーンとしてあげられるだけで、結果着地する場所を失うことになるだろう。

そう。

鍵を握っているのは僕たち生コンラストワンマイルなのだ。

堂々としていよう。

これまで一部でふんぞりかえっていた権威に対しても対等に接しよう。

だって、彼らは、僕たちラストワンマイルに生殺与奪の権を握らせているのだ。

彼らの功績は全て僕たちラストワンマイルがどう動くかにかかっている。

こう考えるとスリリングだと思わないか。

いよいよ時代の扉が開いた。

全ての人々は「上」「下」の垣根なくシームレスに協同することが求められている。

これまで一貫して下りのエスカレーターで不遇を託ってきたことを今更に幸福に感じる。

2兆円規模のグリーン・イノベーション基金のメニュに僕たち「生コン」が数えられているのだ。

JISやカルテルなんて既存の常識なんか吹き飛ばせ。

堂々と行こう。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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