長岡生コンクリート
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2021/06/29

「残コン由来の再生骨材コンクリート(ECON)の製造・出荷の再開」#2

「残コン由来の再生骨材コンクリート(ECON)の製造・出荷の再開」#2

「そもそもECONやるべき?」「絶対にやるべきだと思ってます」。その意思は組織の中で共有された。それでは、「どうやってやる?」。テーマは各論に移る。貯蔵ビン内の固結という問題を打破する各種アイディア、根性論との向き合い方について。
⚫︎参考記事: 「残コン由来の再生骨材コンクリート(ECON)の製造・出荷の再開」



生コン工場になるべく余計なプロセスあるいはコストを要求しない

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フェラーリさんから共有された残コン由来の再生骨材がストックされている状況。

1枚目は海外の事例で、2枚目は茨城の大里ブロック工業のもの。

「再生骨材が貯蔵ビンの中で固結してしまう」

当社長岡生コンクリートが一時ECONの出荷を中断している理由はここだ。

旧プラントの時は騙し騙し笑、なんとか難を免れていたが、新工場に移って以降その問題は頻繁に起きた。

その度に出荷は中断し、終業後に人海戦術で固結を復旧させた。

実際に作業に当たった人からすれば「たまったもんじゃない」ってやつだろう。

この課題を普遍的に解決しなければ、ECON、残コン由来の再生骨材コンクリートの普及は望むべくもない。



「実際、どんな手立てが考えられる?」

設備投資でふるいを導入し、5mmを境に2タイプに分けて粗骨材のみを利用する。

固結、締め固まりの主な原因としては、5mmアンダーの部分が作用することが考えられる。

粒度が均等に分布していればこそ、互いの噛み合わせが作用し、固結という問題に発展する。

もちろん、多少の未水和部分の水による水和(硬化)もあるのだが。

「5mmアンダー部分の用途開発をどうするか?」

ふるいそのものに初期導入によるコストがかかるし、実際5mmアンダー部分だけでは、生コン工場における利用・用途は限定的。

「屋根をかけて絶対に濡れないようにする」

(雨に濡れることで水締め効果が起きることを抑制する措置)

それ以外にも、現場をよく知る仲間達であらゆる可能性を模索した。


「根性論は危険です」

僕から呈した意見だ。

根性論は、ダメ。

ドライテック普及の軌跡がまさにそうだった。

その過程で僕はつくづく根性論の危険について理解しているのだ。

「うちが根性を振り絞ってできたからといって、それは世の中の役には立たない。それができるのはうちだけであって、他の工場がそのままそっくりできるということではない。結果的に、普及しなければ、役に立っていないのと同じ」

例えば、設備投資だって50万100万の規模にすぐになってしまうだろう。

また、ふるいにかけるということは、これまでにないプラスワンの作業負担が生コン製造のプロセスに発生してしまう。

つまり、それはそのままコストにつながる。

ドライテックがまさにそうだった。

「生コン工場になるべく余計なプロセスを要求しない」

例えば、特殊骨材のためにビンを開けてもらうだとか、バインダーをプラントミキサーに直接手投入してもらうとか、「普段生コン工場でやってない作業」を強いることは何処かのやる気や根性に満ち溢れた生コン工場では成立するかもしれないが、それがそのまま世の中の役に立つ、世界の景色を変えるということにはつながらない。

ドライテック製造をごくごくシンプルなプロセスにまとめる。

さらに、インターネットと企業関連携を通じて、マーケティング(出口)は用意される。

わざわざ、生コン工場の職員がせっせと普段やらない営業に走る必要がなくなる。

それでいて、新たな事業機会が生まれ、そのまま収益がもたらされる。

残コンソリューションに関しても、まさにドライテックが辿ってきた歴史が当てはまるのだ。

「生コン工場になるべく余計なプロセスあるいはコストを要求しない」

これが、残コンソリューション、ひいては出口たる再生骨材コンクリートの普及の絶対条件なのだ。


「自分(長岡生コン)が幸せではない(根性で苦しんでる)のに、他人(他所の工場)を幸せにすることなんてできない」

根性論から少し距離をとって落ち着いて議論を重ねた。

「例えば、2005砕石を7:3とか5:5で残コン由来の砕石に混入させてみるのはどうか?」

締め固め、噛み合わせは、多少なりとも緩和されるのではないか。

2005砕石であれば相対的に5mmアンダー(砂)の量を減じることができるし。

未水和部分も減るから硬化の度合いも減少するだろう。

なにせ、2005砕石100%であれば絶対に固結しないのだから、その割合が増えれば増えるほど固結はしにくいようになるはず。

最初はおっかなびっくり2005を50%以上から初めて、徐々に様子を探るでもいいだろう。

これ、行けるかもってなれば、その割合をどんどん減じていく。

どこかで「この割合なら固結しない」って水準がわかるはず。



「とにかくやってみよう」

まず、何より、やってみなけりゃわからない。

実物で検証して結果を見ない限りは全ての議論は仮定の話で空虚になってしまう。

何よりも、現場・現実・現物を重視する。

現場至上主義、0.5m3に魂を燃やせ。

それが、長岡生コンクリートのやり方。

大前提、「やるべき」の上に、仮説としての方法論が策定され、いよいよ組織は色めきだって走り始めた。

まずは、試験練りをしてみよう。

とにかく、貯蔵ビンにあらためて貯蔵してみよう。

いまだに「ECONの出荷始まらないの?」と声をかけてくれる僕たち顧客のために。

「残コン由来の再生骨材コンクリートの製造・出荷の再開」がいよいよ本格的に動き出した。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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