長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

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2021/10/27

「土木コンクリートならJISをそれほど意識せずとも残コン再生骨材コンクリート適応可能?」低添加型コンクリート・安藤間

「土木コンクリートならJISをそれほど意識せずとも残コン再生骨材コンクリート適応可能?」低添加型コンクリート・安藤間

先日RRCSで協業している安藤間の白岩さんから新しい着想をいただいた。ヨーロッパ(EN規格)では許されている5%未満であれば再生材料添加OKを日本の土木に持ち込めないだろうか。土木であれば事前の試し練りできちんと性能が証明されれば自由度は比較的高い。



粒状骨材低添加型コンクリートの開発

生コン工場に持ち戻される残コンの再生システムは10年以上の歴史を数える。

いずれの生コン工場も残コン、とりわけ、スラッジに苦しんでいる。

受け入れ先がますます減っていく。

処分費用は時とともに高騰の一途。

生コン経営を地味に圧迫する。

その意味では10年以上の歴史を数える当該システム(残コンステーション)が普及し生コン工場の景色を一変させてもいいように思う。

現実はまるで変わらない。

出口。

⚫︎参考記事: 「売れない(出口が確保できない)なら何もやんないほうがマシ」南建工業・残コン

生コンポータル(長岡生コンクリート)のように主体性を持った生コン工場でない限り出口を開くことはできない。

生コン工場は概ね箸の上げ下げまで指図され全てお膳立てされた状態でなければ何もできない業態だ。

JIS A 5308と独占禁止法適応除外にズブズブに飼い慣らされてしまった結果、こうなった。

これ、事実だ。

例えば先日いらした沖縄の南建工業も残コンステーションの視察に3日間研修されていた。

ただ、僕が気になったのは発言が「難しい理由」「できない理由」が多かった部分だ。

「何がなんでもやってやる」という気迫がある人は即座に形にする一方、自分の責任や体面ばかりを気にする人はできない理由をこぼしがち。

南建工業の今後が見ものである。

全てこちらで紹介(晒す?)していきたいと思う。

比嘉広正の背中に追いつき追い越すことができるだろうか。

ちょっとあの調子だと軽すぎるようなので難しいと僕は思っているのだけれど。

⚫︎参考記事: 「消すな!比嘉広正の火!!|流動性埋め戻し材」


閑話休題。

それほどまでに出口の確保というものは難しい。

上げ膳据え膳されて口まで運んであげないと食べようとしない患者(生コン工場)単体ではなかなか出口を拓く事はむずかしかろう。

そんな中、昨年RRCSが発足した理由は、「生コン工場に押しつけたままにしない」だ。

そもそも、残コンの所有はゼネコン・工務店など需要家に属している。

それをなぜか生コン工場が当たり前のように押しつけられておずおずと持ち返らされている点を的に絞った。

生コンだけの責任じゃねえだろ、である。

今週月曜日に封切られたRRCS対談は歴史に残る名対談となった。

そこには、心あるゼネコン各社が残コンを「自分ごと」として捉え目を背けず逆にチャンスに変えようとしている。

その中でも一際残コンを原料とした新しい生コン(脱炭素)の開発に積極的なのが安藤間だ。

ご担当されている白岩さん。

「ENで認められている再生骨材5%以内であれば制限なく配合できるというルールを日本でも適応できないだろうか」

名案だ。

⚫︎参考記事: 「EN 206(欧州の工業規格)では粗骨材量の5%まで残コン再生骨材をブレンドしても良い」RRCS

白岩さんのアイディアを名案と褒めそやしておいてなんだが、僕自身も去年この着想を得てブログにしていた。

つまり、僕もすごいってことか。

いや、そうではない。

ゼネコンの立場でこのアイディアを生み出したという点が素晴らしいのだ。

なぜか?

それは彼らがそのまま「出口」つまり使う人たちであるから。

白岩さんは続ける。

「建築と違って土木の現場ではあらかじめ試し練りをして性能が立証されていれば採用されるコンクリート配合の自由度は高い」

なるほど。

一気に具体性を帯びてくる。

そしてゼネコンと全国の生コン供給アライアンスとの協業。

安藤間といえば支店業者と呼ばれる全国区のゼネコンだ。

その請け負う建設現場はもちろん47都道府県すべてに及ぶ。

そこではおよそ必ず生コンが用いられる。

これまで上記生コンポータルの生コン製造者のマップはおよそエクスショップなどのEC小売やDIYerなど一般消費者ら、またはドライテックを購入したいと考えている施工店により活用されていた。

ただ、考え方を変えれば、「土木構造物で特殊コンクリートに製造協力してくれそうな生コン工場マップ」とすることができる。

そして、そんな彼らはほぼほぼ残コンを発生させその処分に苦しんでいる。

残コン再生骨材を土木構造物に適応しようとしているゼネコンと残コンに苦しんでいる生コン工場がマッチングする。

なんとも美しい絵が描けるじゃあないか。

素晴らしいよ、白岩さん。

最高だ。



ぶっちゃけ、5%以内なら、何混ぜたって大勢に影響ない。

そんなことは生コンをやってる技術者なら誰だって知っている。

なのに、そうはなっていない。

みんな馬鹿だからか?

いや、そうではない。

産業構造が縦割り・階層を前提としており、ゼネコン(使う人)や生コン(作る人)あるいはアカデミアや発注機関がそれぞれに分断されているからなのだ。

だから、いいプロダクトでも容易に普及しない。

再生や脱炭素など循環するコンクリートの社会実装が進まない理由はそこにある。

生コン工場の片隅で山積みになっているその残コン由来の粒状物(骨材)をユンボか何かでドラム内に粗骨材に対して5%投入する。

高速攪拌する。

あらかじめ、それで所定の性能が保全されているか試し練りもしておく。

それをゼネコンが土木の現場で使う。

アカデミアは残コンを利用したコンクリートが脱炭素・カーボンネガティブであるということを立証する。

循環が生まれる。

そう考えると、RRCSという実戦はいわゆる、縦割り・階層ではなく、シームレス・流動的な産業構造を見通した実践とすることができるのではないか。

「土木コンクリートならJISをそれほど意識せずとも残コン再生骨材コンクリート適応可能?」低添加型コンクリート・安藤間

無垢な眼差しで技術開発に向き合っておられる白岩さんに触発されて再びゼネコンと生コン両輪の協業についてやる気が湧いてきている。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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