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2018/08/05

「残コンが廃棄物になる瞬間いつ?」

「残コンが廃棄物になる瞬間いつ?」

どうして残コンは困るのだろうか。どうしてフィルタープレスで苦しんでいるのだろうか。当たり前すぎて無感動になってしまいがちな「残コンスラッジ問題」について考察。残コンが廃棄物になる瞬間とは。



ところで残コン(残水/洗浄水)は廃棄物なの?資源なの?

※重ねられた鋼管から少しずつ滲出する透明水



残コンて産業廃棄物だっけ?

ついつい混同されてしまう、残コン。

じっくり考えてみたい。


現場で荷下ろしされなかった製品、

けれど所有権移転は伝票のサインをもって集結している。

本来は全て現場内(所有者のもと)に全て荷下ろしされるべきもの。

ただ、建設産業は産業廃棄物処理に関する法律が整備される以前より、

残コンは生コン車で生コン工場に持ち戻される

という慣習が成立している。

法律不遡及

という原則があって時間的に後からできた法律はそれ以前の事実に対して遡ることはできない。

そのため、もし今現代において「残コン」という慣習がなかったとして、

ある日残コンが慣習として発生する際に問題化した場合は、

法律違反

となるかもしれないが、

残コンが持ち戻されるという慣習は法律よりずいぶん以前に成立していたため、

法律違反ではない

ということになる。

だから、生コン工場に持ち戻される残コンは廃棄物ではないとすることができる。

事実、各地の行政は概ね「残コンは廃棄物ではない」という見解で一致している。

それでは一体いつから残コンは廃棄物になるのだろうか?



残コンが廃棄物になる瞬間はいつ?

工場に戻ってきた状態はまだ固まっていない。

いわゆる、「生コン」となんら変わりがない。

それでは「硬化コンクリート」になった瞬間が廃棄物になるのか?

それとも、大量の水で洗浄されてトロンメルで骨材が分級、

フィルタープレスで圧搾された瞬間だろうか?

そうではない。


不要とされ工場の外に持ち出される(排出)される時点


それが、残コンが廃棄物になる瞬間ということができる。


つまり、

「工場の敷地が残コン(または由来する物質)でパンパンになって排出しなければいけなくなった状態」

が残コンが廃棄物になる瞬間となる。

だから、残コンそのものは廃棄物でもなんでもない。

あらかじめきちんと地元保健所なりに説明をしておくなど適切な対処をしておけば、

残コンという物質は優良な原料となる。

それは、残水も洗浄水も同様である。



残コンを原料として位置付けることができるのは協販体制しかない

ある地域内で発生する残コン/残水/洗浄水はその地域における優良な原料である。

それを無為に捨ててしまっていたこれまで。

これまでそしてこれからも生コン産業の秩序たる協販体制の次の役割。

それは、サステイナビリティや環境負荷低減の文脈の中にこそある。

そう、僕は考えている。


エリア内に発生する残コン/残水/洗浄水は加工され、

砕石(骨材)などのような再生資源の価値を付される。

この価値を価値たらしめる存在もやはり協販体制。

単独1社の力では行政や社会で力強く主張する機能や役割を全うできない。


残コンやスラッジが問題となって久しい。

おそらくこれからは販売価格を云々する以上に、

そのプレゼンスは高まるものだろう。

生コン工場の役割も時代とともに変化する。

そして、協販体制の役割も同様に変化する。

サステイナブル社会における協同組合のあり方の今後は、

残コンスラッジ問題の中に見いだすことができるはずだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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