2020/02/07
「生コン屋さんの残コンブロックいかがですか?」マッチング

それぞれの地元ではもはや暗黙の了解となりつつある「生コン屋さんの残コンブロック」の売買。土留や隔壁、仮設基礎などのような用途に滅法お役立ちの残コン由来のブロックを全国規模でマッチングする試み。
生コン屋さんの残コンブロックマッチングサービス
ネットを介して寄せられるこうした問い合わせ。
「コンクリート 豆腐を購入したいです」
豆腐。
僕たちの業界では豆腐といえば残コンブロック。
残コン処理の大定番。
戻ってきて行き先のつかない生コンを箱に入れる。
それはそのままブロックになって、土留や基礎構造物として建設・施工者にとって重宝する。
およそすべての生コン工場で製造されているのではないか。
生コン屋さんの残コンブロック。
こちらは神戸市西区の泰慶生コンで製造・販売されている泰慶ブロック。
こちらも、残コンブロック。
出荷絶好調で待たせているという。
岡山市の白石建設でも同様に製造され地元顧客に御用命いただいている。
残コンブロックのある時ない時
生コン屋さんの残コンブロック。
知ってる人は知っている。
現場で余った生コンが原料だから、捨てればゴミになって生コン屋さんの経営を圧迫させる。
そんな原料を用いているのだから高いはずがない。
どちらかというとはけてくれさえすればありがたい。
持ってけ泥棒価格で販売している会社もある。
だから、知ってる業者はとっても欲しがる。
ただ、この残コンブロック。
出自が偶発的な残コンとなっているため、「計画生産」されるようなものではない。
ある時はあるけど、ない時にはない。
「作ってくれ」
って性質のものでもない。
そんなある時ない時が偶発的な残コンブロックという存在とそれを必要としているこちらも偶発的なニーズをインターネット(生コンポータル)でマッチングさせる。
そんな構想が急浮上してきた。
生コン屋さんとしても「残コン解決策」の一丁目一番地残コンブロックが常にニーズに結びついて片づけばそれはとてもありがたい。
施工者らとしても必要な時にどこにどれだけあるかがわかると計画も立てやすい。
なんでなかったんだろうかって感じのサービスをこれから始めることになった。
その進捗は都度紹介したいと思う。
宮本充也