長岡生コンクリート
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2020/03/13

【京都】「スラッジで困っている」と会話に出るようになって来た

【京都】「スラッジで困っている」と会話に出るようになって来た

京都府宝ヶ池建材が位置する地域の生コン工場で発生する脱水ケーキ(生コンスラッジ)の処分費用の平均額は年間2,000万円に及ぶそうだ。組合活動が安定化し一服着いたところで次なる課題「スラッジで困っている」と会話に出るようになった。



価格は安定し次なる課題としての生コンスラッジ

全国各地で原料の高騰から生コン組合主導の価格改定が盛んだ。

事実このところいろんな地域の組合や生コン工場から残コン・生コンスラッジに関する問い合わせが寄せられている。

「価格は上がった。安定している今のうちに残コン・スラッジの問題を解決しておこう」

要は価格が取れず経営もままならない状況では新しい手を打ちづらい。

そうした心理があったのか、全国的な価格安定は生コン産業の意識の矛先を残コン・スラッジに向けているようだ。


一方、5年も10年も前から脇目も振らず残コンと向き合ってきた生コン工場もある。

その1つが京都府に操業する宝ヶ池建材。

https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/m.html

同社が当社を訪ねたのはもう2年も前のことになる。

最年少の職員江藤さんがネットで生コンポータルを探し当て見学を申し入れる。

2年を経た今、同社の残コン・スラッジに関する問題はおよそ解消された。

そして、今まさに所属する組合(京都中央協組)ではいよいよ残コン・スラッジ問題に組合を挙げて取り組もうとしているという。


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宝ヶ池建材に実装されている残コンステーション。

同社の残コン・スラッジの廃棄はいよいよ0に向かおうとしている。


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残コンステーションの心臓部とも言えるスリット水槽ではスラッジの発生源残水や洗い水の水が搾りだされリサイクルされる。


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搾られた残さと当日発生した残コンは改質ピットでブレンドされ必要最低限の高分子・急結材を投入・攪拌されてリサイクルされる。


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残コン(残渣)由来のリサイクル砕石は路盤材として、またはJIS外品のアウトレット生コンの原料として再利用されている。


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さらに同社では残コンの一部を用いてブロックを製造している。

供給が間に合わないほどの人気を博しているという。



先行者の経験がこれからの産業をリードする

先行者からしたら「今さら」業界が残コン・スラッジ問題に取り組み始める。

でも、業界には蓄積もなければノウハウもない。

2億円もする設備投資も話題になっているそうだ。

これまで残コン・スラッジに本気に取り組んでこなかったから「金で解決」しようとする。

残念ながら残コンやスラッジは金で解決できる問題ではない。

本気で向き合ってアクションを起こした先行した生コン工場の経験が必要となる。


現在先行した宝ヶ池建材では組合の残コン・スラッジ問題解決の先頭を走っている。

提案しようとしている構想は以下の通り。


所属する組合工場にスリット水槽を設置する。

毎朝発生する残渣を仮称残コンセンターに集約する。

現場で発生する残コンも全てセンターに集約される。

センターには大きいサイズの残コンステーションが設置されていて、残コンや残渣は全てリサイクル砕石に改質される。

そのリサイクル砕石を使用したJIS外生コンは生コン組合主導で販売される。

よってもって組合全体の残コン・スラッジ問題は解決する。

宝ヶ池建材が2ヶ年で達成したプロセスを組合単位で行う。


残コンに取り組んできた全ての工場が知っていること。

残コン問題のかぎは「出口」。

再生したその材料を販売する先がなければどこかで破綻する。

その出口を確保する作業は単独個別の工場では難しい。

だからこそ、組合という業界団体の力を出口確保に活用する。


いよいよ市場が開かれようとしている残コン・スラッジという分野。

誰もがまだ向き合っていない時から真剣に取り組んできた生コン工場にはこれから光が当たるようだ。

単独個別企業ではない、産業・業界としての取り組み。

宝ヶ池建材と京都中央組合の今後に寄り添っていきたいと思う。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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