長岡生コンクリート
骨材の再生利用、CO2の削減、コストダウンに

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2021/04/05

「都会と地方の生コン工場では残コンの取扱い方も全く違う」丸壽産業

「都会と地方の生コン工場では残コンの取扱い方も全く違う」丸壽産業

このところ岡庭建材工業(埼玉県三郷市)や丸壽産業(商社)を介して残コンソリューションに寄せられる問い合わせは都会からのものも増えてきた。生コン工場としては結局産廃として処分する。それでも残コンソリューションが必要とされる理由。



運搬中の滲出水

残コン リサイクル ビフォー

https://youtu.be/vcFbbxq1iYE

いつの間にか270,000回以上も再生されていて驚いた。



生コンポータルを始め全国いくつかの工場に実装されている残コンステーションのキープロダクト。

Re-con ZERO EVO(イタリアMAPEI社製)。

MAPEI: Re-Con Zero - Returned Concrete with Zero Impact

https://youtu.be/LydwvET40VU


高分子と急結材が残コンに作用して水分を飛ばし瞬時に乾かす。

そのことで流動性は失われ砂礫状に変質する。

以降、ソリッドコンクリートとしての硬化は止まり(水和反応は続く)、翌日以降路盤材や埋め戻し材、或いは再生骨材コンクリート用骨材として再利用される。

Re-con ZERO EVOは10年以上前、イタリアMAPEIの上級研究員Giorgio Ferrari博士と当社生コンポータルが共同実験の上に開発された薬剤だ。

2つの構成要素からなるプロダクト。

A材は高分子。

紙おむつの理屈で水分を吸収する。

残コンに分散されることにより凝集作用により流動体残コンはフロック化する。

さらに、B材は急結材。

吹き付けモルタルが垂れず壁面で凝結するようにフロック化した残コンを瞬時に乾かす。

MAPEIにより世界特許でカバーされた本技術は残コンステーションで洗浄水から水分を除去することによって取り出された残渣物と残コンを攪拌・ブレンドする工程で添加され流動体を5分〜10分で砂礫状に改質する。

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https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_324.html

上記プロセスを概念図化させたもの。

こうして現場から生コン工場に持ち戻されてくる残水、洗水、そして残コン(戻りコン)は全て砂礫状のプロダクト(路盤材、埋め戻し材、再生骨材)として新たな役割を付与される。

事実生コンポータルの所在地長岡さくら工場では残コンステーションにより全ての残コン、汚水は再生化され10年以上クローズドループ・ゼロエミッションを継続している。



Re-con ZERO EVOに寄せられる都会の生コン工場からの問い合わせ

ドライテックのF材同様、残コンソリューションのキープロダクトRe-con ZERO EVOはクローズドで生コン製造者のみに卸している。

このところ増えているのが東京など都心部で操業している生コン製造者からの問い合わせ。

基本的に当社としてはソリューションを残コンステーションの実装を前提に勧める立場できた。


一方、都心部の生コン製造者にはステーションを設置するほどの敷地を確保できないという現実がある。

長閑な地方の生コン製造者と違ってその発生量の桁が変わる。

残コンが戻ってきたら直ちにダンプの帰り荷(骨材を運び込み空になったダンプの荷台)スラッジケーキなどと一緒くたにして処分場に運搬する。

田舎の生コン工場ではちょっと想像しにくい現実だ。

そして、さらに想像しにくい現実として、運搬中の滲出水という問題があるそうだ。

言われてみればなるほど納得なのだが生コンもバイブレーターで締め固めると材料分離を起こしてブリーディイング水が浮いてくる。

それと同じ理屈で運搬中の振動が作用して残コンから水が分離してきて運搬中に道路を汚す。


皮肉なことだが、生コンはなるべく凝結しないようにアジテータで回しながら現場に届ける。

一方残コンとなったそれらはなるべく早く凝結し流動性を奪わないと取り扱いに苦労する。

余った瞬間、残コンになった瞬間、それに対する期待値が真逆に変化するのだ。

都会の生コン工場からの期待にRe-con ZERO EVOは応えられるのか。

現在パートナー丸壽産業の協力のもと複数の都心部で操業する生コン製造者らとの連携が始まっている。

敷地が狭く制約条件だらけの製造現場で求められる価値は異なる。

長閑な地方の長岡生コンクリートで真だったその価値は必ずしも別の環境の生コン製造者においても真になるとは限らない。

大地を削らない、汚さない、蓋しない、CO2を収容するコンクリート。

需要地、都会における残コンが抱える問題に応えてこそソリューションは評価される。



Re-con ZERO EVO(A材、B材)が残コンに作用して凝結を早めることは事実だ。

電力や火力を用いる必要もない。

薬剤が作用して水分を飛ばし乾かす。

生コン車のアジテータを活用するのか、または可能な限りのピットに寄せ集めてバックホーやホイルローダーで攪拌するのか。

所定の品質にまで残コンの流動性を奪ったらすぐにダンプに積み込み処分場に運び込まれる。

理想を言えば、その運び込まれた残コンは再生骨材として再び排出した生コン製造者に運び込まれ残コン由来の再生骨材コンクリートとして非構造体に適応される生コンとして新たな役割を付与される。

運搬中のCO2排出は不可避だが、それでもクローズド(他産業に押し付けない)ループは実現する。

理想は理想として、まずは現実的な第一歩から歩まねばならない。

「都会と地方の生コン工場では残コンの取扱い方も全く違う」

残コンソリューション開発は新たなフェーズを迎えている。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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