長岡生コンクリート
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2020/08/14

《洗わない生コン工場》「日本中の生コン工場を固化体路盤材の生産基地として位置付ける」(pt3)

《洗わない生コン工場》「日本中の生コン工場を固化体路盤材の生産基地として位置付ける」(pt3)

排出後のミキサーの中はから練りを練った後と同じような状態ですかね。特にくっついていることは無く擦れている感じでした。その後の洗浄作業も特にベトベトが残ることも無く通常通りの作業だったと言ってましたよ。(池上さん報告)。
Pt2:https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/suspt2.html



洗わない生コン工場はひょんな形で創造される?

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SUSスラグ固化体路盤材製造実験に供されたミキサー内部の様子。


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SUSスラグ産出元の懸念事項にもあった。

製造した後のBP(バッチャープラント)が通常よりも固着が多くなって仕舞えば、それは費用や負担が多くなると言うこと。

実際に実験に立ち合いその後の洗浄にも立ち会った廣川さんや池上さんによれば、「普段とそれほど変わったところがない」ばかりか、「から練り状態になった材料で擦り磨かれて幾分きれいになっているようだ」とのこと。



幾分きれいになっている

生コン工場従事者なら知っている。

粘性の強い特殊生コンや富配合コンクリートを夏場大量に運んだり製造したりしたドラム内やミキサー設備。

最後のバッチが終わると洗浄前に40mmなどの骨材を内部に投入し水と一緒にミキシング(あるいは高速攪拌)。

そのことで骨材で擦り磨かれ内部に付着したペーストがこそげ落とされる。

 今可能性として浮上しているSUSスラグを原料とし生コン工場で固化体路盤材を製造するプロジェクトの意外な副作用。


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実際のプラントで実験して得られた固化体路盤材は担当者遠藤さんに言わせれば「Cー30でも良いくらいきれいです」



例えば、常態的に固化体路盤材が用いられる需要地に近い生コン工場

通常、平日の昼日中はもちろん生コン工場だから生コンを練っている。

夕方、出荷が落ち着いて、普通なら担当者が1人で1〜2時間かけて洗浄する時間がやってきたら、今度はSUSスラグと高炉スラグ微粉末、石灰粉、水、Re-con ZERO EVOをミキサーに投入して固化体路盤材の製造が始まる。

何バッチも製造する過程で昼間に固着したモルタルペーストはきれいに剥がし落とされる。

また、固化体路盤材製造にはセメントが用いられない。

固化体路盤材製造の過程で付着したモルタルも最低限の強度発言に必要とされる成分のみであるからそれほど頑固に固着することはない。

製造される固化体路盤材も、Re-con ZERO EVOの影響でほとんど水が飛んだ状態であるから、あたかもから練りのような製品。

から練りをいくら製造してもモルタルはミキサ内部には付着しづらい。

どちらかといえばから練りで内部が擦り磨かれるのでモルタルは全て剥がし落とされてしまうのではないか。


昼日中は生コンを練って、夕方から夜にかけては固化体路盤材の製造をする。

そのことでミキサー内部の洗浄を必要最低限に抑えることができるのではないか?



生コン工場は生コンだけを練っているのはもったいない

もう、忘れてしまうくらい昔から抱いていた発想。

なんで、高い金と多くの手間がかかる生コンプラントは生コンだけを練ってるのだろう。

稼働率・操業度

という指標がある。

およその生コン工場は20〜30%程度しか達していないのではないだろうか。

機械設備は使えば使うほど効率が良いのは当然のこと。

ただ、8時〜4時くらいまでしか製造しない。

さらには、空き時間も相当長い。

夕方から翌朝にかけてはただ突っ立ってるだけ。

その空き枠を有効活用するために、市場がきちんとあることを前提としてはいるが、深夜の生コン製造・出荷に取り組んでいる向きもある。

(FBで赤ちゃん言葉の投稿している社長が経営する工場など)。



SUSスラグ(または同様に有害なスラグや飛灰など)を主原料とした固化体路盤材の製造はそんな空き枠を利用できる。

さらに、その製造そのものが洗浄を最低限に留めることができるということになれば、泥水・排水の発生も抑えられ、残業も圧縮することになる。

Pt1から3記事一気に紹介してきたが、まさか知られざるスラグの再生に生コン工場がハブとして機能するとは。

しかも、その相性の良さは究極だ。

空き枠を利用できるばかりか、生コン工場の悩みの種「洗浄」をも抑制しようとしているのだから。

こうなったらいてもたってもいられない。

夏休みが終わって、生コン・残コンソリューション技術研究会のキックオフが済んだら、早速製鉄所を訪ねたいと思う。

本当にうまくいくかはこの際問題ではない。

そこに可能性があるのに動かないことは僕たちには選べないのだ。

(いても立ってもいられなくて28日PMのご都合を確認するメールを送信してしまった笑)



まだ、ほんのSUSスラグ、それも完璧に実現するとは約束されてない。

ただ、少なくとも世界中で僕たちだけがこの可能性に気づいている(しかもブログで不特定多数の人たちにシェアされている)。

でも、こうしたチャンスに出会うと興奮でいてもたってもいられなくなるのは誰だって同じはずだ。

ただただ来る日も来る日も生コンだけを練ってます。

そんなもったいないことあり得ない。

そんな毎日では少年ジャンプで連載にはならない。

幸か不幸か選んだ生コンが次から次へと可能性に見舞われ流動性の高い産業になればきっと仕事は面白い。

おら、ワクワクすっぞである。

仕事を面白くするのは誰かがやってくれることではない。

自分たち自身で目の前の環境を変えていくより他手立てはない。

脳みそ少年ジャンプ病にかからない程度に打ち込んでいきたい。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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