2021/04/25
【静岡】「時短、そして、エコ、さらにはコスト削減」Re-con ZERO Spray・長岡生コンクリート

「Re-con zero spray 使用で1日洗車なし。朝一積込みから14:30のポンプ返しまで一滴も水を使ってません。最後ピストルだけでほぼぼぼ落ちました。」(森野さん、池上さん共有)
製造:長岡生コンクリート
丸1日ブレード・ホッパーの洗浄無し
Re-con ZERO Spray(イタリアMAPEI製)を吹き付けるだけで生コン車のブレードやホッパーの飛沫モルタルを洗浄せずとも1日やりおおせるという生コン工場向けソリューション
「朝一積込みから14:30のポンプ返しまで一滴も水を使ってません」
運転に携わっている森野さん、そしてちょうど忙しく普段運転業務ではない池上さんと会話していた時、お二人とも興奮気味にその効果を話してくれた。
これが、生コン製造者にとってどれほど脅威的かは一般にはわからないだろう。
「スプレーはちょっと改善の余地がありますね」
動画で見ても確かにこれは大変そうだ。
1日で握力がなくなりそう笑。
⚫︎参考記事: 【茨城】「昼の洗浄いらなくなった」Re-con ZERO全国に実装開始(その1)
⚫︎参考記事: 【茨城】「人手不足や高齢化に対して生コン工場ができること」大里ブロック
脅威の効果だったため、正式名称がわからんいわゆる「シュコシュコ」という噴霧器を、台数分調達する相談を遠藤さんにしたという。
慣れればブレードやホッパーを洗ったり、現場で洗浄水のバケツ設置したりするよりも俄然時短。
大昔の長岡生コンでは積み込みの後ホッパーの飛沫モルタルを水で洗っていた笑。
ただ、生コン関係者ならよく知るように、今では単位水量の管理は非常に厳しい。
少しでも余計な水が入らないように徹底管理されている。
だから、工場に帰ってきてからもドライバーの皆さんは時間をかけて(時には渋滞を起こしているので10分以上かけて)残水を排出している。
脅威の時短だけじゃない。
例えば、1回あたりの洗浄につき汚水が30リットル発生すると仮定する。
とある現場は生コン車10台で6回転したと使用。
10台 × 6回転 × 30リットル=1,800リットル
なんと、1現場1日1,800リットルもの汚水の発生を抑制することができる計算になる。
2m3弱の汚水だ。
これ、たった1工場の1現場の話。
これを全国に展開していった際の環境インパクトの軽減は計算するまでもない(計算するのが面倒くさい笑)。
そして、汚水抑制だけじゃない。
1回転あたりブレード・ホッパー・バケツ洗浄と残水カットに関わる時間を借りに20分と仮定する。
10台 × 6回転 × 20分=1,200分
なんと、1現場あたり20時間もの時短を達成しているのがわかる。
これって、つまり、「生コン車は10台もいらないんじゃね?」ということを意味する。
「8台で、いや、7台でもいんじゃね?」
と仮になって3台チャーターを断るとしたならば、1台40,000円で借りていたとして、3台 × 40,000円=120,000円
なんと、1日で120,000円ものコスト削減が叶うということになる。
これをすごいと言わずして、何がすごいのか教えてくれ汗
なんか知らんが長岡生コンクリートでは白石建設や大里ブロックに遅れること2年越しでいよいよ本格的にRe-con ZERO SPRAYの導入が始まった。
時短、そして、エコ、さらにはコスト削減。
理屈は非常に単純だが、まさに生コンソリューションと言っていい素晴らしい成果を目の当たりにした。
嬉々として喋る森野さんに「動画撮影させてください」と言ったら、「いやいや勘弁して!池上さんがやって!」と照れて固辞されてしまった笑。
池上さんが仮にこれをやったとしても完全にヤラセっぽくなっちゃうから控えた。
ただ、これは本当にすごいことだ。
時短、そして、エコ、さらにはコスト削減。
今の生コン製造の現場にこんなにわかりやすくソリューションを提供できるテックを他に僕は知らない。
生コンマッチングのキラーコンテンツとしてこれからの動向をじっくりウォッチしていきたいと思う。
宮本充也