2020/09/10
生コン・残コンソリューション技術研究会(RRCS)発足とその本当の意味について

8月に準備会を終え、9月に正式な法人発足を控えている非営利社団法人「生コン・残コンソリューション技術研究会(RRCS)」は建設3大新聞をはじめ多くのメディアで取り上げられ業界内外でいよいよ残コンが公式な話題になりつつある。RRCSの本当の意味。
生コン・残コンソリューション技術研究会(Ready-mixed & Returned Concrete Solution association)
リリース予定のRRCSのHPトップページデザイン(※コンクリート舗装の写真に変更予定)。
RRCSとはReady-mixed & Returned Concrete Solution associationの頭文字から取った。
とにかく、残コンの公な認知を促す。
「知られていないことは存在していないのと同じこと」
インターネット時代にBtoBの生コン・建設産業こそこの言葉を至言として自らの価値を広く発信していかねばならない。
従来の産業構造では見出されることのなかった「残コン」という問題は知られることで問題からチャンス(新市場)として再定義することができる。
RRCSの目的は残コン問題の解決を通して資源循環型社会の創造を目的としている。
掲載新聞スクラップ
日刊建設工業新聞。
建通新聞(東京)。
日刊建設産業新聞。
コンクリート新聞社。
建設通信新聞。
週刊循環経済新聞。
日刊工業新聞。
セメント新聞(×九州大学小山氏 ◯明治大学小山氏)。
日経クロステック(WEB版)。
すべての関連新聞に取り上げられ華々しくローンチするRRCSは世界初の試み
9月に正式な法人格を取得しいよいよ活動を活発化させるRRCS。
国内はもとより海外メディアや関連企業への発足告知や会員募集をおよそ15,000社規模を対象に行う。
来年初頭には初の総会を予定している。
これまで、
「残コンに関してどう取り組んでいいかわからない」
「組合として有償化を計画していたが、法的位置づけがない中で名目をどうしたらいいかわからない」
「情報だけでも入手しておきたいが、どこから入手できるかわからなかった」
「共同開発のパートー企業を探している」
こうしたニーズを許容するコミュニティはなかった。
国際的にも残コンをメインテーマに据えた誰もが参加できる組織体は存在しなかった。
それは誰にとっても「それが一体何であるか」が不明瞭な「あるのにないもの」だったからだ。
年内に理事の顔ぶれが固まり会員募集が本格化する。
「あるのにないもの」残コンの時代はこうして終わった。
そして、そのプラットフォームはいつしかこれまで階層や壁で分断されてきた建設に関わるすべてのセクターがシームレスに繋がり合う場所になっている。
生コン産業でいうところの、アウトvs組合みたいな分離・隔絶は新しい時代には統合に向かうことになる。
インターネットと企業間連携はこれまで分離を生み出してきた産業構造を再定義する。
RRCS生コン・残コンソリューション技術研究会は新しい時代の新しい流動的な産業構造の構築の実践としてこれから未知数の新しい市場を創造していくことになる。
そこでは誰もが必要とされ活躍できるはずだ。
宮本充也