2021/02/22
「ここからのRRCS対談・座談会がヤバすぎる」(週刊生コン 2021/02/22)

これまでの建設・生コンの産業構造は縦割り・階層を前提としていたため、それぞれのセクターは互いに分断されていた。とても、協業という環境ではなかった。「RRCSの対談・座談会がヤバすぎる」。これまで生コンに押し付けられてきた残コンという問題は世界に解放され今その問題は浄化されようとしている。
働き方改革、SDGs、ESG投資と生コンそして残コン
【予告編】 Vol 5 RRCS対談 座談会 「建設業の働き方を考える」
残コンで残業?!生コンプラントも建設業の一員です!
「建設業の働き方を考える」
対談ゲスト:日建連 建設業週休二日・幹事/ 生産性向上専門部会・主査
堀江 邦彦氏
3月8日(月)10:00 配信開始!乞うご期待!!!
ヤバい、やばい。
日建連本部での座談会だ。
そこで飛び出る「残コン」という言葉。
日建連といえばゼネコンをはじめ全ての建設事業者の総本山みたいな場所だ。
互いに押し付けあってタブーとしていた「残コン」を建設業週休二日・幹事/ 生産性向上専門部会・主査出あられる堀江邦彦氏が言及された。
建設働き方改革の急先鋒だ。
予告編だけで面白い。
もしかしたら、予告編が一番面白いのかもしれない笑。
RRCSの対談・座談会がヤバすぎる。
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「SDGsとESG投資」
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 経営企画部副部長
プリンシパル・サステナビリティ・ストラテジスト
吉高 まり氏
日経SDGsフォーラム [DAY2]
https://channel.nikkei.co.jp/e/winter_sdgs2?videoId=6212907907001
そして、RRCS主催のCO2座談会の次の対談に決定したのは日高まり氏。
SDGs、ESG投融資のトップランナーと目される彼女がRRCS(生コン・残コンソリューション技術研究会)の場でSDGs、ESG投資というトレンドと建設・生コンとの関わりについて意見交換を行う。
その模様はRRCSのYouTube公式アカウントでリリース予定。
忘れてはならないのは、「残コン」がテーマだということ。
21年前に僕が初めて残コンに出会った時には誰もその問題性を指摘する人はいなかった。
縦割り・階層の閉鎖的な産業構造の中でゼネコン、生コン、流通、メーカー、アカデミアも含めてあらゆるセクターは互いに分断されていた。
「俺のやり方か、お前のやり方」
パワーバランスからすれば仕方のないこと。
また、一人一人の職員を糾弾するわけにもいかない。
公的な認知がなされていなかった残コンというテーマは長々と抑圧され蓋され埋もれ続けてきた歴史を振り返ると、日建連やMUFGといったビッグネームに所属するキーパーソンに見出されいよいよ公的な位置付けを帯びようとしていることに隔世の感を禁じえない。
働き方改革、SDGs、ESG投資は何も流行り言葉で生コン・建設には関係のないことではない。
ガチで関係してくる話題となる。
そして、それらが必要としているのがまさに残コン問題の適切なテーマアップとソリューション開発となる。
抑圧されてきただけで実はあるある残コンソリューション
⚫︎参考記事1: 【岡山】「ポンプ打設の後ホッパーに残った残コンの責任はポンプ屋さんにはない」Re-con ZERO PUMP(白石建設)
⚫︎参考記事2: 「国交省よ、残コンブロックを責任持って使いなさい」
⚫︎参考記事3: 「2個1集約トレンドのソリューションRUSシステムとは?」FKG・RRCS
先週1週間だけでも、辺境で生まれている残コンソリューションは3件も紹介されている。
それらはRRCSが生まれる前はその性能をきちんと表明するためのフィールドがなくそれぞれで小さくまとまっていた。
抑圧されてきた。
埋もれてきた。
RRCS以降、抑圧され彫琢された本物のテクノロジーグループは時代の先端を走るタレントの目に晒されるようになる。
働き方改革の文脈から言えば、残コンなんて信じられないほど劣悪な問題だ。
法的位置付けがないからそれを取り扱うための仕組みがない。
それが、現状。
SDGs、ESG投資の文脈から言っても、建設・生コン産業がこの問題から目を背け続けることは許されない。
今こそシームレスにあらゆるセクターは自分ごととして残コンという問題を直視する時期が到来した。
「ここからのRRCS対談・座談会がヤバすぎる」
僕は元々BtoBが好きになれなかった。
BtoBは特定の誰かに生殺与奪の権を渡すようなもんだ。
気に入られなければ購入していただけない。
だから、特定の人物に対して卑屈になって下げたくもない頭を下げなければならない。
そんな環境ではイノベーションなんて望むべくもない。
だから、5年ほど前からBtoCに180度舵を振り切った。
清水の舞台から飛び降りるような覚悟だった。
WEBマーケティングは順調に成長し今やBtoCの共感を勝ち得ることができた今では引き合いの99%はインターネットによるものとなった。
そして、ふと気づくとRRCSに加盟しBを相手に活動を再開している。
ゴリゴリのBtoBフィールドに舞い戻ってきたのだ。
BtoCを経験した後のBtoBフィールドはあまりに単純でわかりやすいフィールドだった。
これまで卑屈にペコペコしなければならないと思っていた階層が上なだけで威張っていたゼネコン職員の皆さんがなんだかみぢめで気の毒なカゴの中の鳥のように見える。
なんにも立派じゃない。
社畜の皆さん。
そんなに頼りない人たちでしたっけ。
さあ、ここからが本番だ。
お願いベースは一切しません。
世界が求めている技術がRRCSには数多く眠っている。
この春、本格的にそんなテクノロジーグループは世界の要請に応えて解放され始める。
残コンを直視し、残コンを市場と捉え、残コンから地球環境を再生するストーリーがいよいよ始まろうとしている。
宮本充也