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2021/10/18

「僕たち生コン産業のV字回復は今ここから始まる」(週刊生コン 2021/10/18)

「僕たち生コン産業のV字回復は今ここから始まる」(週刊生コン 2021/10/18)

先週1週間を振り返る毎週月曜日3本目のブログ週刊生コン。先週は僕たち生コン産業にとってとりわけ大きな節目を迎えた。サステナビリティを考えた場合なるべく使わない縮小を余儀なくされてきた水の次に流通する材料生コンは、資源CO2循環という文脈では最も大きな貢献を果たすことになる。



生コンV字はここから始まる

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⚫︎先週の記事1: 《解説》「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの公募を開始します(経済産業省)


グラフはセメントの総生産量の推移を示したもの。

現場は生コン≒セメント、僕が入職した2001年からも見事に下りのエスカレーター。

建設投資額は上を向き始めた(政府の介入、テコ入れの影響もあるだろう)ようだが、セメントは影響なく降り勾配、つまり、生コンも降り勾配。

だが、このグラフはここから面白い軌跡を辿ることになるだろう。

断言に近い予言をしたい。

セメント総生産量は引き続き降り勾配を継続するが、一方の「≒」だった生コンはここからV字回復の軌跡を辿ることになる。

そう予言させるに値するインパクトをNEDOのグリーンイノベーション基金(《解説》「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの公募を開始します(経済産業省))は秘めている。


生コンが必要とされる。

CO2は循環すべき資源であり、現状はいたずらな開発、拡大再生産により CO2は循環するどころか排出しっぱなしになっている。

それは、 CO2に限った話ではない。

生コンクリート産業はサステナビリティどこ吹く風で今も大地を削り、汚し、蓋し、CO2を排出し続けている。

「水の次に流通する」生コンのボリュームでそれが進行している。

あらゆる産業の中で有限なる地球の恵を最も浪費し続けてきた。

その文脈が今刷新されようとしてる。



「木材を使えば使うほどCO2を吸収するから、他の建設資材は使っちゃダメ」

「ダムも、橋も、ビルも、木材で構築すべきだ」

二元論というか、いつだってこうした極端な論調を発する人はいる。

AかBかという二項対立から脱せられない世界の狭い気の毒な人々。

⚫︎先週の記事2: 「コンクリートのあらゆる問題解決や機会創造のためにはJIS A 5308のグレート・リセットが必要」RRCS座談会・鹿島建設・坂田昇


「じゃあ、コンクリートに携わる人たちは全員出家しろってことですか?!」

そういう極論に触れるとこちらもカチンとくる。

「コンクリートから人へ」なんて謳っていた政党も今や惨めな状況にあるようだ。

何かを全否定をするなら余程の覚悟で望むべき。

短絡的に「コンクリートはCO2を排出するだけだから破滅すべき。木材を使おう」と結論づけるのは材木屋だけで十分だ。

生コンに携わる僕たちだって指咥えて地球を削り続けてるわけじゃない。

そこではイノベティブでチャレンジングな開発が進んでいる。

それをリードする傑物2人の対談が先週行われた。

YouTubeでは来週25日(月)10:00からRRCS公式アカウントでリリース予定。

実際にその場に立ち会ったが衝撃的な内容だった。

資源CO2循環(調整)の担い手としての生コン産業というあり方が朧げながら輪郭を現した記念すべき対談だった。



⚫︎先週の記事3: 「施工は簡単【撒いて踏むだけ】で家周りの雑草・水たまり・ぬかるみから解放されない?」オワコン

⚫︎先週の記事4: 《庭づくりを助ける》「新シリーズ 新開発 《オワコン》解説動画」#1〜6

社会実装は理論や規格の完成を待っていられない。

僕たち生コンラストワンマイルにできることは実践。

仮説の段階でもすぐさま行動に移す。

それが僕たちの強みだ。


名前はふざけているが、造粒ポーラスコンクリートと勝手にカテゴライズされた「オワコン」はそんな資源CO2循環の実践だ。

原材料は100%副産物あるいはリサイクル・循環材を志向。

僕たちにとっての身近なリサイクル・循環材は「残コン」だ。

残コンを特殊なプロセスにかけることによって再利用可能な骨材とする。

そして、CO2を吐き出し続けるだけのセメントだって使わないようにする研究は随所に見られる。

さらに、CCU(Carbon Capturing & Utilization)という先端テクノロジー。

僕たちラストワンマイルはそれをただ実践すればいいだけ。

理論や理屈だけを並べ立てるのではない。

「できる」ということがわかったら即実行がラストワンマイルに課された使命だし唯一の強みと言える。

強みを行かさないでは使命を果たすとはいえない。

セメントを用いない。

原材料は全て再生材あるいは副産物(スラグ)。

CO2を吸収・固定化させたパウダー(CaCO3など)をふんだんに配合する。

それら原材料だけで製造した造粒ポーラスコンクリートは舗装に適用されるプロダクトだ。


95:5は舗装分野におけるアスファルトとコンクリートの普及比率だ。

何も、道路(公共道路や私道、園路や歩道など)だけを対象にはしていない。

あらゆる全ての地面を対象とすれば新しい文脈のコンクリート舗装が求められる領域は無限に近い。

大陸全てということになる。

「建築」「土木」という規制や規格、しがらみでがんじがらめの分野でのイノベティブでチャレンジングな開発は難しい。

多くの当事者がそのことを理解している。

一方のコンクリートにとっての「舗装」はブルーオーシャン。

伸び代しかないまだほとんど誰も入り込んだことのない海図さえない無限の分野。

少なく見積もっても年間2兆円規模の新しい産業分野が僕たち生コン産業の眼前に開かれている。



今後「建築」「土木」は順調に縮小(調整、リサイズ、あるべき姿への変化)していくことになるだろう。

一方、水害、脱炭素、脱プラスチック、世界が発する要請に応えられるのは「大地を削らない、汚さない、蓋しない、CO2を収容する」コンクリート。

造粒ポーラスコンクリートをはじめとしたカーボンプールコンクリート(Carbon Pool®︎ Concrete)群。

この分野は拓かれた。

まだ、誰も、蓄積を有していない。

ふんぞりかえっている権威もいない。

ルールなしの未開の地平に僕たちは走り出すだけ。

2001年4月2日に生コンに入職して以来、世界から求められ、鼓舞され、拡大成長したことを今まで一度も経験したことはない。

それは同世代に生きる全ての生コンパーソンに言えるのではないか。

それがここに来てカードゲームの「大貧民」のように序列が逆転してしまった。

僕たち(コンクリート)は求められているのだ。

製造し、拡大すればするほど、資源は循環しCO2の排出量は然るべき量に調整される。

その主役として。

僕たち生コン産業のV字回復は今ここから始まる。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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