長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2021/08/03

【静岡】「毎日20m3とか、そんな感じで出荷されている流動化処理土、そしてスラッジソイルの続報」

【静岡】「毎日20m3とか、そんな感じで出荷されている流動化処理土、そしてスラッジソイルの続報」

昨日は絶好調と自慢めいた記事をUPしていた生コン屋さんの埋め戻し材、流動化処理土ではあるが、長岡生コンクリートではまさに普段の光景として製造され、出荷され、現場に納品されている。生コン工場周辺には需要は確実にある。さらに、スラッジソイルの展望について。
施工:小塚建設



土間下充填に生コン屋さんの出番だよ

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現場からいつも写真を共有してくれるなみちゃんからのシェア。

基礎下にぱっくり穴が空いている。

天端に構造物があるような状況で、ここを通常の埋め戻し材(固形)で埋め戻すことなど不可能。

だから、生コン屋さんの埋め戻し材(液状)の出番だ。

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生コン屋さんの埋め戻し材は生コンだからポンプ車で圧送可能。

どんな場所にも配管できるし、液体だからダラダラと水のように空間を埋めていく。

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こんな感じで配管もろとも基礎下まで充填されて、時が経てば周辺地盤同等以上に固化する。

だから、基礎構造に応力がかからないため、ひび割れや沈下の心配もない。

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出荷共有用のホワイトボード。

全部で、22m3の予定。

静岡県伊豆地方の生コン屋さん、長岡生コンクリートではこんな感じで、「普通の生コン」よろしく流動化処理土は出荷されています。



気になるスラッジソイルのその後について

⚫︎参考記事: 「スラモルと残渣式流動化処理土のあいのことでも言えるのだろうか」スラッジソイル

生コン屋さんで残水・残コンを搾ることで発生するスラッジケーキを残渣式流動化処理土の製造容量で溶解し製造する流動化処理土については以前紹介した。

まさに、「あいのこ」とも呼べるこの製品の試験練りが始まっている。

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社内グループでの柳川さんとの掛け合い。

当初「あんま硬くない」みたいな共有をされていたので、「やれやれ、固まんねーのか、そんなに簡単じゃないのだなあ」と思っていただ、そんなに悪い結果ではなかったのだ。

これ、多分、セメント量の調整、あるいはスラッジケーキの管理で簡単に打破できる程度だ。

僕は配合設計の知識に疎いため、引き続き柳川さんに設計を依頼している。



ECON NEOもそうだけど、今まで厄介者だった残コンが再生されて生コン屋さんの領域に還元される。

⚫︎参考記事: 【静岡】《安い》《脱炭素》「最先端のコンクリートはいつだってNON-JIS」かとり商事・美咲工業

これって、本当に素晴らしいことだと思う。

埋め戻し材の場合だとCO2収容性はそんなに期待できないと思うけど汗。

でも、これまで手間・時間・費用をかけて廃棄していた残コンが新たな付加価値を帯びるなんて素敵じゃあないか。

しかも、普通のありふれた光景として。

毎日20m3とか、そんな感じで。

生コン工場で製造され、それが生コン車で運ばれて、現場に納品される。

単にいわゆるJISでいうところのレディミクスとコンクリートじゃないってだけ。


僕たち辺境・ラストワンマイルは常に現場で変化にさらされている。

その場で細胞分裂よろしく自らを変化させている。

その結果はこれまで規格や産業構造の片隅で埋もれてきた。

現代はインターネットがある。

そして、企業間連携がなされやすくもなった。

規格を作っているアカデミアの方々とも垣根なく交流することだってできる。

⚫︎参考記事: 「いよいよ《残コン分科会》がローンチするよ!RRCSが拓く資源循環型社会」

もう、垣根も階層も存在しない、風は隅々にまでそよいでいる。

そこでは誰もがシームレスに繋がり必要とされている。

ラストワンマイルは新しい時代には自己組織化に向かう。

今、あなたや僕が現場でやっているその工夫。

現代それが全体に統合されない理由はもはやない。

「毎日20m3とか、そんな感じで出荷されている流動化処理土、そしてスラッジソイルの続報」

いよいよ楽しくなってきた。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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