長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2021/09/11

【静岡】「CO2の観点から従来の埋め戻しと流動化処理土を比較してみた」

【静岡】「CO2の観点から従来の埋め戻しと流動化処理土を比較してみた」

35mのガス管の供用期間が完了し本来であれば撤去されるそれの中に生コン屋さんの埋め戻し材・流動化処理土が充填される。解体し、撤去し、交通規制がかけられ、振動や騒音、粉塵、そしてもちろんCO2も撒き散らして埋め戻される従来の工法をそろそろ考え直してみては?(なみさん共有)
製造:長岡生コンクリート(担当:Masatsugu)、施工:山本建設



CO2を撒き散らす従来の埋め戻し

最近、SDGsやらESGやら横文字が席巻しサラリーマン稼業の皆さんがてんてこまいとなっている。

「脱炭素」

やめちゃうことになったけど、菅さんには感謝している。

カーボンニュートラル宣言。

昨年はコロナ勃発。

そして、今年はカーボンニュートラル宣言。

これまで、生コンポータルが長年取り組んできたポーラスコンクリート残コン再生コンクリートに俄に世間の注目が集まるようになった。

その証拠に生コンポータルのPV数も大台200,000PVを安定的に回復している。

つまり、JIS外で「土木」でも「建築」でもない「舗装」を主戦場としているこれら生コンポータルのコンテンツとしてのプロダクトは結果論だがいずれも、「脱炭素」の文脈を底流に置いている。

そして、この流動化処理土もよくよく考えてみれば「地盤」つまりは「舗装」と密接な市場領域であることに気づく。

舗装とは、路体・路床・路盤・表層(アスファルトだったりコンクリートだったり)のことをさす。

そしてまさに、流動化処理土は路体・路床など盛土や地山(地盤)に関わるプロダクトであることに最近気づいた。

生コンポータルの全てのプロダクトは「小規模(0.5m3)」「舗装」というキーワードを共通項としていた。

自然の循環てのは面白いもので、あれこれ紆余曲折頑張ってはきたものの、結局当社の「0.5m3に魂を燃やせ」というスピリットに従っていたのだった。

そして、規制・ルールでがんじがらめの「土木」「建築」という鎖から放たれている「舗装」はまさに小口・JIS外品を大切にしている僕たち生コンポータルの主戦場になり得るということだった。

さて、前置きが長くなったが、そんな流動化処理土の出荷は今年に入ってから頻繁にみられるようになった。

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生コン車で運ばれた流動化処理土はポンプ車のホッパーに投入される。

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圧送ポンプ車の筒先はこのようにガス管(廃止管)に接合され材料はそのまま管内に侵入していく。

充填され、その中で、そのまま固まる。

強度は周辺の地盤と同等以上。

だから、地盤に余計な穴ぼこがない状態になるので、今後の積載荷重(車両の往来とか)によって座屈・沈下する心配もない。

解体・撤去されることもなく問題は解消されるってわけだ。



従来の埋め戻しとCO2の観点から比較してみよう「流動化処理土」

猫も杓子も脱炭素ですね。

脱スクラップアンドビルドみたいな流行り言葉で一世を風靡していますね。

CSRだの3Rだの、ある程度の常識人ならこうした横文字のトレンドに対しては一定の距離を置くものだ。

ただし、今回のこの脱炭素に関して言えば、全人類が無視できないテーマであることは明白だ。

ダボス会議とかパリ協定とかそんな交渉なことを持ち出すまでもない。

このまま温室効果ガスの排出を人類が止めなければあっという間に地球の平均気温が1度、2度と上昇する。

それはそのまま水災害の深刻さをオーダー違いで高める。

水が人類を飲み込む。

最もCO2を排出しているのは呼吸とかでは無論ない。

産業。

とりわけ、建設、コンクリート(セメント)産業は全産業において相当高いシェアを誇れないけど誇っている。

今後あらゆる産業人はこの「実際、どのくらいカーボンを抑制、あるいはマイナスにしてるの?」ってことで評価されるようになる。

以前は「収益力」とか「売上規模」とかが企業の評価の多くを占めていたが、今後はサステナビリティ(持続可能性)を担保する「カーボンネガティブ」が評価の主要を占めることになるのだ。

ああ、長く、文章を書きすぎた、疲れた。

で、流動化処理土が従来の埋め戻し工法と比べてどれだけカーボンネガティブなのか。

正確な計算は学者に委ねることになるが、非常に簡単な試算なら以下の通りできる。



⚫︎従来の埋め戻し工法

既設舗装の撤去、地盤の開削:まず、その作業に関わるCO2排出のみならず、残土や解体ガラ(アスファルト)を処分上まで運搬する際のCO2排出

交通規制:工事のために規制される道路は渋滞を巻き起こしその際に発生するアイドリング時間などのCO2排出

埋め戻し:産地から良質土(埋め戻し材)を運び込む上でのCO2排出と30cm転圧に関わる作業上のCO2排出

舗装復旧:で、仕上げにアスファルトプラントでCO2を焚きながら作られたアスファルトを現場に持ち込んで(運搬上のCO2排出)、舗装をかけておしまい。


ざっと、従来の埋め戻し工法ではこれだけのCO2が排出されることになるわけだ。

もう、やめちまえ!

と怒鳴りたくなるのは僕だけではないはずだ。

一方の、流動化処理土

上述実績でもわかるように、既設舗装を撤去したり掘削したりしない、今そこにあるガス管の中に生コン工場から運び込まれた(CO2排出)流動化処理土をただ圧送車で流し込む(埋め戻し)だけ(圧送車のCO2排出)以上終わり。

ななななんと、多重にCO2を排出する従来の埋め戻しに比べて、こんなにもCO2排出を抑制していることが小学生でもわかる

もしかしたら、幼稚園生でもわかる

なのに、まだ、CO2を垂れ流している大人たちって、どういうこと?

脱炭素とかって言ってますけど、実は詭弁だったりするんですか?

「お父さん、仕事場でたくさんCO2垂れ流してんだよ」

子供が聞いたら泣きますよ!!

子供に誇れる仕事をしよう!!


てなわけで今回は生コンポータルでは普通に製造され出荷している流動化処理土についてCO2の観点からあれこれ考察をしてみた。

僕ちん毎日3本ものブログをせっせと書き続けているわけであります。

6年目なわけであります。

この毎日の繰り返しは非常に僕自身を助ける習慣になっているのは間違い無いのですが、手前味噌ですが、内容もまあまあ充実していてなんならチャラい書き方をやめれば、ちゃんとした論文になるんじゃないかって思ったりするわけです。

まあ、世の中、偽物ばかりです。

それっぽい、ペダンチックな言葉を弄しておきながら中身のない偽善者の書く論文よりも、言葉はチャラかったり不適切だったりするかもしれないけど、実際に現場に寄り添い現場を至上として書かれている毎日3本のブログ。

どっちが有益なのでしょうか。

世の中偽善者ばかりです。

みんな、自分のかっこいいところばかりしか見せようとしません。

自慢ばかりを垂れ流すFacebookから多くの人々が流出しているのもそんな偽善者のクソ大人のせいだと僕は思います。

ああ、ついつい、長くなってしまった。

あともう1本書かなければならないので、そろそろ筆を置きます。

ていうか、指を止めます。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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