長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2021/02/18

【静岡】「設計指定され始めた生コン屋さんの埋戻し材」山田組

【静岡】「設計指定され始めた生コン屋さんの埋戻し材」山田組

静岡県伊豆市修善寺。3日間にわたる(残渣式)流動化処理土の打設は全部で420m3にも及んだ。目的は堰堤を施工する前の地盤改良。採用理由は、設計指定(設計図書にあらかじめLSSを利用することが盛り込まれていた)。山田組によると、「翌日、歩けるけど、くるぶし位までは沈むねぇ」「1mの鉄筋棒が、ズブズブ入っていくよ」「今回は、0.6N/m2配合なので、普段よりは豊配合で固まり方は早い方ですよ」二見メンバーからの回答。



設計指定され始めた生コン屋さんの埋戻し材

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構造物を設置する前の地盤改良に指定された(残渣式)流動化処理土

設計指定。

感慨も一入だ。

静岡県伊豆地方を中心にこの材料を製造・出荷し始めて10年以上経過する。

当時は全く無名の材料。

真面目だった宮本青年(僕のこと)はせっせとお役所や地元ゼネコン、土建業者をローラー作戦していた。

今に至るまでつくづく感じることだが、本当の価値を見極める人って結構少ない。

あまりいない。

どこに営業かけてもご自身が責任を取りたくないモンだから「採用しない理由」を並べ立てられる。

せっかく始めた新規事業はなかなか軌道に乗ることはなかった。


状況が一変したのは、大成建設が起こした博多駅前道路陥没事故。

現場を指揮されている監督さんによれば、

「博多の陥没以来、流動化処理土の知名度が上がった。だから、設計で指定されてくることも多くなった」

つくづく身につまされる。

情報。

「聞いたことある」

「知ってる」

毎日ブログを3本以上丸5年も書き続けている僕から言わせれば建設・生コンが致命的に弱いのが「情報発信」

無理もない。

仕事はお上が作ってくれる。

設計図書という指示書に恭順に施工をすれば良いのだ。

本来であれば向き合わなければならない市場と顧客のことなんか気にする必要はない。

極論口開けて待ってればご飯が入ってくるのだから。

だから、自分たちを知ってもらうための努力を怠ってきた。

生コンに関してはその70年を数える期間全く世間に対して自分たちのことを理解してもらおうという努力をしていない。


そんな産業にあって、「流動化処理土が設計指定された」というのは感慨深いものがある。

継続は力なり。



今嬉しいことにこの生コン屋さんの埋戻し材(残渣式流動化処理土)の問い合わせや出荷は絶好調だ。

もちろん、情報発信も功を奏してい流。

ただ、それよりも、10年以上も前に「やってみよう」と行動に移したことが全ての始まりだ。

低迷する生コン産業にあって打開策に見えるものはいくつかある。

大切なのは、「どれを選ぶ」ではなく、「なんでもいいからやってみる」ことだ。

「設計指定」という常識を作ったのは、僕たちの行動に端を発している。

ごちゃごちゃ理屈をこねる必要はない。

やってみよう。

この姿勢をいつまでも貫いていきたいと思う。

にしても、続けてきてよかった。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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