長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2021/07/31

「スラモルと残渣式流動化処理土のあいのことでも言えるのだろうか」スラッジソイル

「スラモルと残渣式流動化処理土のあいのことでも言えるのだろうか」スラッジソイル

8月には1500m3の出荷が予定されている生コン屋さんの埋め戻し材(残渣式流動化処理土)が絶好調を博している。「原材料(残渣)が足りないかも」。そんなピンチはいつだって生コンポータルにとってはチャンスとなってきた。「スラッジケーキを溶かして埋め戻し材を作ることができるのではないか?」。スラッジソイルという野望。



(仮称)スラッジソイル

「原材料(残渣)が足りないかも」

工場に立ち寄り池上さんや柳川さんと喋っていた。

ありがたいことだが、現在生コンポータル(長岡生コンクリート)の流動化処理土が絶好調を博している。

8月の出荷予想は1500m3。

生コンの他に、1500m3のプロダクトを製造する。

当社(長岡さくら工場としてではなく、長岡生コンクリート)では毎月およそ2000m3前後の生コンクリートを平均して製造している。

その事業規模にとって、1500m3のプラスアルファはでかい。

10年以上の流動化処理土の歴史にあって、ここにきてようやく日の目を浴びるようになった。

3年前の博多駅前道路陥没事故(大成建設)復旧工事での採用も大きかったが、それに加えてこのところ解体現場の杭基礎引き抜き後の穴埋めに頻繁に採用されるようにもなった。

そして、ドライテックもそうだったが、いかにインターネットが浸透していない産業建設、生コンとはいえこうしたソリューションを求めて「ググる」「タグる」「タブる」人が増えてきたということもある。

生コンポータルは生コン文脈においては圧倒的なSEOを持っている。

毎日3本以上もの生コンに関わる記事を更新し、その蓄積は6年を数えようとしている。

もう、圧倒的すぎて、他の追従を一切許していない。

あらゆる要因が絡み合って、結果当社の流動化処理土はいわゆる、バズっている。

ドライテックについで2本目のバズりプロダクトだ。

と、喜んでばかりもいられないのが、「材料が足りないかも」


当社の流動化処理土は残渣式流動化処理土と呼ばれ浜松中村建設の指導により製造出荷されているプロダクトだ。

その、残渣が足りないのである。

残渣とは生コンなどに用いられる骨材の製造過程で発生する泥水を設備で減容化したものだ。

それが、足りない。

つまり、売れすぎ、バズりすぎってわけだ笑。

実際、笑ってなどいられない。

なんとかせねば。

四方手を尽くしたというのだが、その時にはたと気づいた。

「生コンのスラッジケーキを残渣に見立てて流動化処理土を作れんじゃね?」

というわけで、早速隣の古藤田商店さん(生コン製造)を訪ねスラッジケーキの無心をした。

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こちらが生コン工場で発生する生コンスラッジ。

突然伺ったにもかかわらずサンプル採取にまでお手伝いくださって誠にありがとうございました!

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で、その日のうちに試験練り。

なんというか、この、スピード感、改めて当社の強みを実感。

実に強靭な組織となっている。

密度、フロー、ブリーディングを確認し、来週には1週の強度結果も出る予定だ。

お隣さんの生コン工場からもらってきた生コンスラッジケーキを残渣式流動化処理土の解泥の要領で水に溶かして流動化処理土を作ることができるのか?仮称・スラッジソイルの挑戦 #1

https://youtu.be/syN2WJtRL_M

お隣さんの生コン工場からもらってきた生コンスラッジケーキを残渣式流動化処理土の解泥の要領で水に溶かして流動化処理土を作ることができるのか?仮称・スラッジソイルの挑戦 #2

https://youtu.be/_I1GsJXte-w



理屈からすれば金子コンクリートのスラモルと同じだ。

スラモルと残渣式流動化処理土のあいのことでも言えるのだろうか。

多分、問題ないプロダクトが誕生することだろう。

そして、さらに思うことには、生コン工場にとってこれほど有益なプロダクトってないんじゃないかってこと。

当社の場合、幸か不幸か残コン問題は解消しているから、スラッジが発生しない。

だが、通常の生コン工場であればスラッジはほぼ確実に発生し、そしてそれらの処分費用は経営を圧迫するほどのものとなっている。

それを、解泥(残渣を水に溶かす)の要領でスラッジ水化し(元に戻す感じ)、そのスラッジ水をプラント直でも、残渣式流動化処理土専用プラントでも、計量してセメントを足して生コン車で現場に出荷する。

スラッジ水と違って「ストックが効く」というのも特徴と言えるかもしれない。



当社では今後残渣式流動化処理土の製造・出荷に並行してこのプロダクト(スラッジソイル)にもとり組んでいく予定だ。

そして、ドライテックで拓いたように、全国区でマーケティングを行い需要を生み出したらご当地の生コン工場に製造を依頼する。

「生コン屋さんの埋め戻し材」スラッジソイルはかくして全国ブランドへの道を歩むことになる。

生コンポータルがやりたいことは常にブレない。

自社も含む生コン工場に事業機会を提供し(マーケティング)、そのソリューションを同時に供給する(サプライ)。

入り口、出口を提供する。

そのことで、生コン工場は「練って運ぶ」その本業をさらに太くすることができる。

長岡生コンが8月生コン以外に1500m3もの「練って運ぶ」の機会に預かれるように。

このことを全国の仲間たちに提供していきたい。

インターネットと企業間連携がそのイノベーションを拓く。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

エクステリアプランナー(2級)

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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