長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2021/12/24

【静岡】「生コン工場は(地下構造物の)解体工事に安全を届けることができる」

【静岡】「生コン工場は(地下構造物の)解体工事に安全を届けることができる」

供用期間が満了し解体が予定されている建築物の地下空間ピット埋め戻しにも流動化処理土(生コン屋さんの埋め戻し材)は採用されている。地上から地下へと、下り配管を延ばしての打ち込み。本日の予定数量、200m3くらい。(二見メンバー共有)
製造:長岡生コンクリート(担当:二見メンバー)、施工:匿名



地下ピットの埋め戻し

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流動化処理土を製造・出荷する長岡生コンクリートではこのところこの手の出荷が非常に増えている。

解体・撤去に際しての地下ピットの埋め戻し

今年に入ってから急増した。

建築物がその役割を終えて解体されるときには無論地中構造物(杭も含む)も根っこから撤去されることになる。

先日個人的に経験した「親知らずの抜歯」みたいな感じだ。

考えてもみればなるほど納得できるのだけれど、例えば地下2階とか3階に及ぶ地下構造物が埋設されていたとしたら、地表面からはなかなか想像し難いのだけれど、広大な穴ぼこが広がっていることになる。

例えば、それを解体するとして、穴ぼこの殻にあたる鉄筋コンクリートを解体・撤去したら突如穴が口を開ける。

まるで、落とし穴のように。

転落災害の防止。

明らかに今年に入ってから地下2階以上の構造物の解体撤去に関しては事前の埋め戻しが標準となっているようだ。

今回も突如降ってきた200m3の流動化処理土の採用はそんな傾向の一端だった。

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生コン工場で製造される流動化処理土は残渣(骨材製造の際に発生するプレスケーキ)を水に溶解してセメントを配合されたプロダクト。

生コンよりもさらに流動性が高く、圧送車で届けられる。

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そして、この空間はそんなセメントの入った泥水で満たされる。

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その様子は目視で確認できる。

時が経てば所定の強度(重機がその上で作業しても問題ないくらいの硬さであり、且つ掘削が容易にできる程度)を発現する。

地下構造物の解体作業の安全がこのようにして保全される。

僕が住んでいる家の近所の建物で幼少から何度も足を運んだ建物だ。

次は、沼津市と言って、のどかな伊豆に住む僕にとっては子供の頃ちょっとした憧れの街にあった建物の解体にも予定されている。

これからますますこのようなケースへの出荷が増えていくことだろう。

昨日の忘年会での話題が影響しているのか、今日のブログはやけに「生コン工場の役割」を意識した文脈になった。

⚫︎参考記事1: 【高知】「プラントがそこしかないから、練ってもらえてよかった」清水コンクリートサービス・宮崎左工所

⚫︎参考記事2: 「ペットボトルの水よりも安い生コンがいかに世間に貢献しているか」夜間出荷

搾られ低迷する生コン産業にあって、自分達の活躍の場所を確保するためには、自分達自身の貢献を自ら発信していかなければならない。

解体工事に「安全」を届けることのできる流動化処理土も知られていなければ存在していないのと同じこと。

透水性コンクリート「ドライテック」や「オワコン」だって、身近に人々のニーズに応えることができている。

これまでの「ただ作るためだけに必要とされる」生コンクリートではなく、「循環するために必要とされる」生コンクリートに積極的に取り組んでいくことは具体的な実践になり得るのだと思う。

作るためだけに備えられた設備を僕たちは抱えて日々生コン工場を操業している。

意識を変革する。

これから求められる循環型社会のニーズに沿う新しい生コンクリートを製造・出荷する。

これがこれまで同様僕たち産業が必要とされ続けるために絶対必須な行動だ。

産業人の一人として同様の意識ある人々と手を携えて、あるいは、「最後の一人になったとしても」、この信念を貫いていきたい。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

エクステリアプランナー(2級)

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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