長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2020/09/15

「同じ価値でも、《売れる》《売れない》を分けるモノとは?」残渣式流動化処理土

「同じ価値でも、《売れる》《売れない》を分けるモノとは?」残渣式流動化処理土

BtoB産業の辺境に操業する生コンには光が届きづらくせっかくの価値も埋れてしまいがち。「知られていないことは存在していないのと同じ」を至言に情報発信も14年目。知られていないということは「伸び代しかない」とポジティブに捉えることもできる。知ってもらうだけで広がる僕たちの活躍のフィールド(湯原さん報告)。
製造:長岡さくら工場、施工:香陵興業。



現場共有メッセンジャーグループ

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予備車21号車の無線から報告してくれたのは配送業務に携わる湯原さん。

生コンポータル運営の長岡さくら工場ではこうして現場で起きていることをリアルに共有している。

博多駅前道路陥没事故を皮切りに一躍市民権を得た(情報)埋め戻し材「流動化処理土」

今伊豆地方では「当たり前のように」埋め戻し工法の1として認識され流通している。

そして、僕たちはこうした現場で起きているリアルを見逃すことなく必ず共有し発信するようにしている。



同じ価値でも、「売れる」「売れない」を分けるモノとは?

どうして精魂込めて現場で作られている中小零細企業の価値は普及することがない一方で、大企業の製品は当たり前のように簡単に売れているのか。

生コン(中小零細企業)に入職し新事業を始めてから今に至るまで一貫して立てている課題だ。

僕たち中小企業に勤めてる人と大企業に勤めている人。

それほど差があるようには思えない。

確かに学生時代にそこそこ勉強をがんばった人、赤点ばかりで勉強なんかほとんどしなかった人、という程度の違いはあるかもしれない。

ただ、人としての能力の差には、生み出されるアウトプットの差(売れる、売れない)ほど、違いがあるようには見られない。

情熱だってそうだ。

僕の知る中小企業の皆さんは情熱や使命感に溢れている人が多い。

なのに、大企業の製品はそれほど苦労することなく普通に売れていく。

そして、例えば僕が携わっている透水性コンクリート再生コンクリートは例え価値(安い、高性能など)が立証されていたとしてもなかなか売れない。

売れるまで物凄い労力がかかる。

なんで?


⚫︎流通

⚫︎情報

例えばコカ・コーラが販売するミネラルウォーター500ℓという製品と、僕が長野県の水源にわざわざ足を運んでくんできた同じく500ℓの天然水

価値は同じだ。

むしろ、僕がくんできた天然水の方が価値が高いかもしれない。

では、実際どちらが売れるだろう。

無論、コカ・コーラが販売するミネラルウォーターが売れる。

これは、どちらかの価値が優れているとか、顧客ニーズに的確に応じているかという問題ではない。

流通情報発信が整備されているから、ということになる。

大企業はその歴史の過程でコンビニ酒屋さん、スーパー自動販売機など流通を構築してきた。

さらには、新聞・雑誌・テレビ、最近ではインターネットなど湯水のように予算を立てて情報発信を行ってきた。

これが、大企業と個人(中小零細企業)との違いになる。

同じ価値でも、要件が揃わなければ、どんなにいいものでも埋もれる。

これが、現実だ。

長野県に天然水を汲みに行った僕の情報など世間には知られることはない(情報)。

さらに、行商して回るわけにもいかないし、取り扱ってくれる店舗だって皆無(流通)。



BtoB産業「生コン」のマーケティング

建設ヒエラルキーの底辺で操業する生コン工場。

僕がわざわざ長野の水源に足を運んでくんできた水をうる(中小企業の価値を普及させる)ための「流通」「情報」は整備されていない。

従来の産業構造は「水の次に流通する材料」生コンを供給するためのものであって、新しい時代の新しい製品を世に供給するための構造とはなっていない。

透水性コンクリートや、再生コンクリート、そして今回紹介した流動化処理土のような「環境コンクリート」が市場と顧客に届くためには、長野までせっせと汲みに行った天然水ではダメなのだ。

いいものが売れるわけではない。

さらには、「必要とされている」「欲しいもの」が売れるというのでもない。

「流通」「情報」が整備されてこそ、売れるようになる。

価値そのものが特別素晴らしいものである必要がないのは、世の中に溢れているいろんな商品を見ていれば自ずと理解される。

「なんでこんなもんが売れてるんだ?」

と思ってしまうものが溢れているのをあなたは街角やECサイトでたくさん見かけるはずだ。

収縮する産業構造の辺境で苦しむ生コンが再び成長軌道を取り戻すために必要なこと。

「流通」「情報」というファクター。

これまでの産業構造を再定義して辺境の埋もれてきた価値を市場と顧客に解放したい。

そのための第一歩が「情報共有」。

あらゆる辺境に光を照らす。

誰が、どんな思いで、ものづくりに携わっているのか。

生コンポータルでは「生コンをもっと身近に」することで新しい生コン工場の貢献が果たせると信じている。


生コンポータル(情報発信)では「自前の流通」として、全国に操業する生コン製造者や施工者らをアライアンスする活動を行っている。

これまでの産業において辺境に位置していたそんなものづくりのラストワンマイルに光を当てることで、新しい価値は新しい市場を創造するはずだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

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