長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2020/10/25

【静岡】「とりあえず埋めてみて様子を見てみよう」中庭

【静岡】「とりあえず埋めてみて様子を見てみよう」中庭

裾野市岩波。一般住宅の庭が陥没。地中空洞の存在が疑われ「いずれにせよ埋めてみよう」と施工者中庭より提案し「生コン屋さんの埋戻し材」が採用。当初どれ程の規模の空洞化確認することができず「とりあえず埋めてみて様子を見てみてよう」ということで施工開始。(優子さん報告)。
製造:長岡さくら工場、施工:中庭(1.5m3)。



《地盤沈下》とりあえず入れてみて様子を見てみよう

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中庭 裾野市岩波 土屋様宅、LSSミルク1.5りゆーべ
お家のお庭が、陥没して、中庭さんが提案した、入れて見て、どこからか出てしまうかもしれく、入れてみないとわからなかったが、1りゆーべ近くなる頃まで、どこからもでなく、途中で、棒を指し確認しながら10分間おいたら沈んだのでまた入れたりしたのち、1りゆーべ位で無事に終了。


長岡さくら工場(生コンポータル運営)ではこうして現場の状況はつぶさにその場で共有されている。

これらは無線を兼ねたスマホを全員が所持することでなされている。

誰でもみんな興味さえあればみんなの現場の状況が手に取るようにわかる。

この伝統は長岡さくら工場の強みの一つだと思う。


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発見された地中空洞の入り口にシュートをセットする。


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こうして生コン屋さんの埋戻し材(残渣式流動化処理土)は入口から徐々に地下空洞に充填されていく。

一見「充填が終わった」(それ以上埋戻し材が入っていかない)ように思えても、数分経つとまた水面(泥水)が徐々に下がり始める。

まだ、地中空洞はすべて充填されていないことがわかる。

少しずつ生コン屋さんの埋戻し材が投入される。

いっぱいになる。

様子を見る。

もう、下がらなくなる。

つまり、それで充填完了のサインだ。

なんと1.5m3もの生コン屋さんの埋戻し材が入ったということは、もともと1.5m3もの空洞が地中にぽっかり開いていたということになる。

恐るべし地下空洞。



石切場の跡、使われなくなった井戸、防空壕、廃止管、地下埋設物、地下水の移動した跡。

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(出典:https://www.sankei.com/photo/story/news/181107/sty1811070008-n1.html)。


一番有名なところだと、博多駅前道路陥没事故

規模は大小様々。

日本だけでなく、世界各地でこうした落盤事故は発生している。

それらの原因となるのが、地下空洞。

往時なんらかの目的で掘られた地下の穴。

形あるものはやがて壊れる。

近現代、大量にくり抜かれた穴ぼこは圧壊、座屈することで、表面地盤に「落盤」「地盤沈下」という現象をもたらす。

今回のお宅の庭の地盤沈下もその1だ。

土地を購入するときにはわからないケースだってあるはずだ。

その穴ぼこが後になって問題になる。

どのくらいの大きさなのかもわからない。

そんな問題に、「とりあえず埋めてみて様子を見よう」ができるのが、現代のコンクリートテック。

生コン屋さんの埋め戻し材。

なんと、1.5m3もの穴ぼこが庭の地面の中にぽっかりと空いていたのだ。

そう考えると、まあまあ怖い。



もちろん、生コンポータルのように残渣式流動化処理土スラモルの製造をしていない生コン工場だってある。

そんな場合でも、エアモルタルなど、同等品の製造は可能。

あまり知られることのないニッチな問題のソリューションも実は生コン工場が持っていたりする。

「知られていないことは存在していないのと同じ」

ここでも、やり方次第では、生コン産業の未開拓の分野が拓ける可能性が透けて見える。

だから、大切なのは、自分たちにとって「当たり前」だったとしても、そのまま埋もれさせるのではない。

とにかく、動画でもテキストでも、伝えられる形にして、「伝える」「知ってもらう」努力をする。

その意味で、長岡さくら工場のようにみんながいつでも自分の現場を共有する文化は意義がある。

一人一人が当たり前に行っているその仕事。

実は、そのことが知られることで、多くの人たちに喜びを届けられるかもしれないのだ。

何よりも、僕はそんな一人一人の現場を知れることが嬉しい。

これからも、この文化は大切にしていけるといいなと思っている。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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