長岡生コンクリート
いつのまにか誰にも知られず埋め戻される「流動化処理工法」

2021/02/05

【福井】「リスクを見極め新事業《流動化処理土》に取り組んだ侍」協立生コンクリート

【福井】「リスクを見極め新事業《流動化処理土》に取り組んだ侍」協立生コンクリート

昨日から北陸福井県に来ている。ご無沙汰している協立生コンクリートではなんと一昨年から着々と準備を進めていた生コン屋さんの埋戻し材「残渣式流動化処理土」が力強く普及している光景を目にすることができた。リスクを見極め新事業に取り組んだ侍の今を紹介する。
製造:協立生コンクリート



埋戻しは生コン屋さんに任せろ

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⚫︎参考記事: 【福井】「祝・初出荷!協立生コンクリートの《生コン屋さんの埋め戻し》」アップルハウス



新幹線が接続するというタイミングもあるかもしれない。

もちろん、新幹線工事がピークアウトし生コン需要が激減するという危機感が背中を押したこともあるだろう。

それでも、3000以上を数える生コン製造者にあって、スラモル残渣式流動化処理土など、「生コン屋さんの埋戻し材」に取り組んでいる工場は数えるほどしかない。

この違いはなんだろう。

代表取締役の西出さんからずいぶん前に工場見学のお申し出をいただいた。

持ち前の真面目な性格。

その後何度も何度も福井から静岡まで足を運ばれ長年かかって決断した残渣式流動化処理土。

生コン製造者にとって新規事業だ。

いい意味でも、悪い意味でも、僕はその辺の逡巡がぶっ飛んでいることを自覚している。

とにかくやってみようが板についている。

今やる、すぐやる、とにかくやる。

一方、西出さん。

工場稼働が終わって職員の皆さんがみんな帰って静まり返った事務所、社長室で夜中の11時頃まであれこれ調べ逡巡するという。

お酒は飲まないそうだ。

その時間、僕などは大抵前後不覚に陥るほどに泥酔し誰と何を喋っていたかを忘れる性格。

「足して2で割るとちょうどいい」

そんな表現があるが、まさに西出さんと僕が足して2で割るとものすごいバランスの良い人物になるのではないか笑。

そんな、「石橋を叩いて壊す男」西出社長は生き生きとしていた。

飛び立って仕舞えばなんてことはない。


「昨日なんて生コンは全くなかったんですが、泥(残渣式流動化処理土のこと)だけで50m3も打設したんですよ」

「もし、あの時に決断をせず、新幹線需要が潰えた今を迎えていたら、生コン事業をたたむことを考えていなければならなかったかもしれない」



あの頃に戻って自分に言ってあげたいことはなんですか?

今後生コンポータルでは全国47都道府県の生コン製造者を訪ねる企画が始まる。

僕も、生コン屋。

振り返れば、いろんなことがあった。

辛く苦しいこともたくさんあった。

そんな経験は生コン工場の数だけあるはずだ。

西出さんはもともと超大手メーカー出身。

お父様が経営されていた生コン製造者に戻った時の落差たるや凄まじいものだったという笑。

そして、時を経て、いろいろなことを経験した今、西出さんはおっしゃる。

「その時、その時の経験が今協立生コンクリートがある、という現実を作ってきた。1つも欠けては今の現実はなかったかもしれない。あの時のまだ戻りたての自分には、『調子に乗るな』『がんばれ』と声をかけてあげたい」

家族経営にありがちな、お父様との衝突。

僕にも少なからず身内の衝突は経験がある。

理屈が通用しない部分だ。

でも、西出さんはそれでも続けた。

クソ真面目に続けた。

協立生コンクリートは新幹線需要が潰えた福井市にあってたくましく流動化処理土を出荷していた。

もう、それだけで胸がいっぱいだ。

「リスクを見極め新事業に取り組んだ侍」

全ての生コン製造者のお手本になる素晴らしいあり方だと思う。

そして、そんな素晴らしい価値を埋もれさせることなく発信すること。

もっと知ってもらうことが重要だとも思っている。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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