長岡生コンクリート
ローテク生コンも現代日夜技術開発が進んでいます。ここでは生コンの最新技術をご紹介していきます
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《仮説》「生コン車のドラムの中でスラッジケーキは混和材に変化するのではないか」

昨日(2021/09/30)ヨーロッパ各国と日本を繋いだミーティングがオンラインで開催されていた。僕の尊敬する技術者Dr. Giorgio Ferrari(MAPEI)が仕切る残コンに関する議論だ。《仮説》「生コン車のドラムの中でスラッジケーキは混和材に変化するのではないか」。仮説は検証へ向かう。



地産地消の混和材

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右上がDr. Giorgio Ferrari。

僕の尊敬する技術者だ。

全ては彼との共同から始まったと言っていい。

「そもそも残コンはわざわざ作られるものではなく結果としてもたらされる副産物であり言ってみればゼロカーボン。さらに、この残コン(飽和水酸化カルシウム溶液)に効率的にCO2を反応させることができれば、いわばマイナスカーボンマテリアルとなる」

I agree.

この仮説に対して僕たちは今興奮の真っ只中にいる。

いつの間にか21年も取り組んできている残コンがマイナスカーボンマテリアルになる可能性を秘めているというのだ。

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Fabioからのプレゼンが始まる。

Carbonation of hydrated cement paste: a possible new scm?

セメント効果体の中性化:新しいセメント系混和材の可能性

※SCM:Supplementary Cementious Material(混和材)

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この、セメント硬化体(c-s-h)あるいはCa(OH)2にCO2を反応させてSCMを作り出すという着想は何も新しいものではなく、ハイデルベルグセメントやMAPEIでもすでに実験が行われていた。

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そもそもが残コンは飽和水酸化カルシウム溶液(Ca(OH)2)と見なすことができる。

めっちゃCO2と反応する。

つまり、大気中のCO2(例えば、生コン車の排ガス)を固定化することになる。

さらに、c-s-hのcもCa(OH)2を含んでいるから、ちゃんと反応・固定化する。

生コンは脱炭素で考えた場合主役なのだ。

生コン産業は「大地を削り、汚し、蓋し、CO2を排出するだけ」と考えられてきたが、脱炭素の文脈でCa(OH)2とc-s-hを眺めると、全く新しい産業に生まれ変わることがわかる。

⚫︎参考記事: 「CO2地産地消・循環・調整のハブとして新しい役割を期待される生コン産業」



生コン車の排ガス(排熱)と回転ドラムRe-con ZERO(高分子・急結材)を利用したSCM開発

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Memorandum..

Put fresh sludge into agitator truck drum, and bring CO2 from exhaust gas through plumbing and mix quickly with rcz.
fresh means wet and 9 to 11% CO2 will meet Ca(OH)2 and c-s-h causes reaction CaCO3 and SiO2.

Rotating would be expected inter-granular friction, so by heating and rcz would remove the water slowly, finally sludge cake will be like a powder material.
rmc factory can use them as a material for new rmc.
Local production for local consumption.


今朝、寝ている時にふと降りてきたアイディアだ。

そのまま昨日のミーティング参加者に英語で共有した。


僕は寝ながら仕事をしている。

或いは、酒を飲みながら仕事をしている。

もしかしたら僕のことを仕事に熱心ではない道楽野郎と思っている人がいるかもしれない。

毎日のように温泉に入ってお酒飲んでほとんど会社に出勤せずに好きな場所に言って好きな人に会っているから。

事実現在も兵庫県の六甲アイランドで目覚めた。

昨日は岡山で髪の毛を切ってからお気に入りのカフェで岡山城公園を眺めながら上記ミーティングに参加していた。

なかなかこのサイクルを気に入っている。

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粒状間摩擦という作用があることを白石建設の武南さんから教わった。

スラッジケーキ(個体)が互いに摩擦し合っていると次第にパウダーに近くなっていく。

今朝の着想はこれを新たな設備を設置するのではなく生コン車の中でやってしまうというものだ。

搾りたてのスラッジケーキを直接生コン車のドラムの中に投入する。

また、生コン車のマフラーから配管で繋いで直接排ガスでドラムの中を充満させる。

そのCO2濃度は9〜11%だ。

排熱は乾燥を促すかもしれない。

これだけでスラッジケーキに含まれるCa(OH)2とc-s-hは効率的にCO2と出会うことができる。

さらに、ドラムを回転させる。

粒状間摩擦が起きる。

パウダーになればなるほど当然のことだが表面積が増えるのでそれだけ効率よくCO2と反応が進む。

あるいは、Re-con ZERO EVOのような改質材を用いればさらに効率が上がるかもしれない。

そして出来上がるのが生コン工場で発生する副産物残コン(スラッジ)由来の混和材SCMだ。

それは炭酸カルシウムだったりSiO2だったりするだろうからJIS外生コンならあっという間に実装可能。

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出口は造粒ポーラスコンクリート「オワコン」なんかいいだろう。

出来上がったSCMをふんだんに配合し生コン工場で製造される。

今日から、明日から、売ることができる。

特許なんかいらない。

市場(自前の流通)を持ってれば、誰かに真似されようとも気にならない。

かくして生コン工場で発生したCO2はその場でSCMの原料として利用されその場でSCMは用いられ地域のインフラに活用される。

美しいストーリーの完成だ。



あとは検証だけ。

これまでの全てのプロダクトがそうだったように、美しいストーリーに僕たちは興奮し創造的衝動に突き動かされ動かないではいられないような興奮の中、ものづくりに集中することになる。

これまで厄介者として取り扱われてきた残コン・スラッジがなんとSCMの原料になる。

無料で手に入る(というよりも、マイナスコスト)。

さらに、わざわざ作るものではない残コンということからもゼロカーボン。

そして、そこに生コン工場で発生したCO2を封じ込める。

朝から興奮の只中にいる。

武者振るいする。

誰かにこのアイディアを共有してすぐにでも実践したくてワナワナしている。

ものづくりって最高だ。



宮本充也

「これからの時代現場のスランプ測定はスマホで自動的に」

白石建設、とある大学院の学生、そして福井コンピューターが織りなす共同はふとひょんなアウトプットを生み出してしまった。そういえば、なんで腰かがめて器具を使って測定してたんだろ。そんなふうに考えさせられてしまうちょっと面白い先端技術とその応用。



スランプ測定はスマホで自動で

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なんで思いつかなかったのだろうと、後になって考えればすでにあるものの組み合わせに過ぎないのに、なかなか形にならないことってある。

スランプ試験。

実に原始的なことにスランプコーンと呼ばれる筒のようなものに生コンを詰めてそれを抜いたときの落ちた度合いで生コンの硬さ、柔らかさを示す。

cmが単位で、大きければ大きいほど柔らかいということになる。

ただ、人による不確かさは随分なもので、とある有名人はそのスランを5cmから15cmまで自在に操れると豪語する笑。

で、そんなスランプだが、これもまた大変原始的なことに、金属製の物差しで測って、そのcmを示して見せるのだ。

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(Wikipediaから引用)

なんとも原始的なことに。

しかも、世界中で。

で、白石建設の武南さんやとある大学院の学生は気づいたのだ。

こんな測定、スマホで秒でできるじゃん、と。

「ちょっと、作ってみてよ、それ」と武南さんの気持ちに応えて彼は早速「行けそうです」取り組んだ。

チャットで共有されるや否やとんとん拍子で物事は進んでいく。

さすがは、大人。

武南さんは得意の3D測量のアプリを利用してサクサクと試作品を作っていく。

ちょうど広島にいた福井コンピューターの営業の人を無理やり誘い込んでサクサクと進んでいく。

その模様は以下の通りだ。

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スランプ試験の器具がセットされた。

そのスランプコーンはこうして3Dデータに変換することができる。

なるほど、こうしておけば3D空間で長さや角度を測定することは理論上可能だ。

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すごい。

これは点群データっていうのだろうか。

実に立体的に再現されている。

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でけた。

いとも簡単にあっさりとできた。

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このあと会社経営者と学生の楽しいミーティングはディスコードで交わされた。



これ、応用すれば、ドラムの中の残量計測やスランプ確認もできるんじゃないか

現代はAIやRPAの時代だ。

原始時代とか石器時代とかではない。

そもそも、現行のスランプ試験はちょっと似つかわしくないと思っているのは僕だけじゃない。

例えば大量の教師データをAIにディープラーニングさせる。

スランプ測定値と画像(動画)データを紐づける。

何千何万件もいらないのではないか。

数十、数百でいける。

例えばProbeなどのような自動測定センサーとWEBカメラとAIさえあればそのスランプや空間容積の見極めはますます精緻になっていく。

そんな応用を感じさせてしまうような一幕だった。

武南さん自身おっしゃっている。


「〜〜ちゃん いい時代になった 生コン屋でも思いつきと行動でなんでも出来るんだね 精度がどっちが正しいかわからないけど 14センチでした」
(スランプ測定は12cm)


本当にいい時代になったもんだ。

この時代に感謝しない日はないくらい、非常に便利で、精神的な時代になった。

世界は内側にある。

その内側の世界に毎日向き合っていると見える世界(外側)も目まぐるしく変化していく。

僕が入職したばかりの21年前はまさしく「ガテン系」を地で行くような業界だった。

それが、スマホで何もかも終わっちゃうなんて、素晴らしいじゃあないか。

これからの生コン・ものづくりはどんどん進化していく。

追いついていくというよりもリードする側でいたいものだ。

技術革新は止まらない。



宮本充也

「【エコタンカル】って知ってる? 脱炭素時代の究極のコンクリートプロダクトの実装!」日本コンクリート工業

エコタンカルというマテリアルに出会った。とあるゼネコンに所属する恩人からのご紹介だ。コンクリート製造工場における廃水にCO2を結合させ炭酸カルシウムを生成する技術。この技術はすぐに社会実装しなければ罪だ。



エコタンカル+残コン+透水性コンクリート

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(引用:日本コンクリート工業株式会社HP

生コンスラッジを風砕することで大気中のCO2と反応、固定化することは余りにも有名な話として知られている。

但し、風砕そのもののプロセスが重厚長大に及びその過程で発生するCO2も無視できない。

また、それだけの設備をスラッジ発生箇所(例えば生コン工場)に設置することも現実的ではない。

コンクリートの中性化、理論・理屈では明らかにされていることでも、それを形にすることこそ険しい道のりとなり、未だかつてこのコンクリートの中性化を脱炭素の有力なアプローチとして形にした人物はいない。

研究、論文、理屈、理論は結果、形になってこそ評価されるべきものである。

その研究の1としてとある恩人からエコタンカルの紹介を受けた。


エコタンカルの原材料は大気中に排出されるボイラー排ガス中のCO2と高アルカリ廃水であり、環境にやさしい製品です。主に化学反応で製造されるエコタンカルは、高純度な品質であり、工業的に様々な用途で使用可能です。(同HPより引用)


鍵は、風砕ではなく、高アルカリの排水(スラッジ水)に直接CO2を封入し製造することができる、という部分。

現在その設備は茨城県内に実装されている。



すぐに使える分野ってどこ?

新しもん好きの僕だが、この21年の生コンキャリアでありとあらゆる新しもんに挑戦してきた。

今も、残コンソリューションの規格化に関してRRCSの分科会に参画しアカデミアの皆さんとともに知恵を絞っているところだ。

「早くて5年」

「超法規的措置が下されても3年」

これが、JIS化(JIS  A 5308)の現実だ。

「そんなに待てねえよ」

これが、現場の実感だ。

それでも、めげず、「これ、うまく作用するんじゃないか?うまくいけるかも?」思いついたら全てを実行する毎日だ。

そのうちの1つとして、もちろんJIS化にも気の長いことだが取り組んでいる。

いつ成就するのか全くわからんが笑。

さて、添付は、日本コンクリート工業の「エコタンカル」ですが、この技術を使えば、残コンをCO2削減に活用できるのではと思います。


とあるゼネコンに在籍する恩人からこんなメールが届いた。

この方はいつだって僕に岐路を与えてくれた。

心より感謝だ。

いつ成就するかわからん新技術、マテリアルの実装が比較的スムーズに進む分野として、残コンに注目してくださった。

日本コンクリート工業のHPにも用途例としてこんな記述がある。

  • コンクリート混和材・・・・・・コンクリートの流動性を向上させます。

まあ、炭酸カルシウムだし、石灰岩粉々に砕いた石粉、フィラーみたいなもんだ。

生コンに混ぜたって問題ない。

でも、例えばレディーミクストコンクリートに実装って話になると、JIS A 5308という鎖に阻まれる。

わかってはいたとしても、70年以上の蓄積でがんじがらめの規格は易々とその利用を許さない。

カーボンキュアもそう。

SUICOMもそう。

あらゆる先端技術はこうして規格という鎖に苦しむ。

特に、「独占禁止法適応除外」生コン産業にあっては、JIS A 5308と並んで二重苦笑。

断言しとこう。

このままでは絶対に、絶対に、カーボンキュアもSUICOMも普通の生コンとして流通することはない。



鍵は独占禁止法適応除外とJIS A 5308という2つの枠組みと離れたところでの創発型開発

問題が「独占禁止法適応除外」「JIS A 53088」明確にわかっているのであればやることは分かりきっている。

避けて通る。

そこで闘わない。

これらが関係のない場所で取り組むより他ない笑。

既存のヒエラルキー(産業構造)のなかでお行儀よく付き従った先に成功はない。

だから、JIS外品として、また、生コン産業のヒエラルキーとは関係のない枠組み(地域・枠組みを超越した創発的連携)で取り扱うことが求められる。

これが僕の立てた仮説だ。

その実例に、透水性コンクリート「ドライテック」がある。

そして、残コンリサイクルコンクリート「ECON NEO」がある。

とりわけ透水性コンクリート「ドライテック」はその16年の普及の過程で全国663の生コン工場に支えられている。

この連携は従来の枠組み(独占禁止法適応除外の事業協同組合)とは全く無縁の自己組織化されたプラットフォームとなっている。


残コンもJIS A 5308に規定されていない。

透水性コンクリートだって、JIS A 5308にその運用を指示されていない。

いずれも自己組織化された辺境で誰に頼まれることなく勝手に生成された技術でありプロダクトだ。

JISに言われたから作ってるわけじゃない。

その生コンクリートにエコタンカルを実装する。

従来の枠組みからしたら、「お行儀悪い」と眉を顰められるかもしれない。

でも、僕の経験では、これまでお行儀のいいことやってて市場と顧客に評価されたことはない笑。

市場と顧客の評価とはNEDOに採用されることでも学会論文が注目されることでもなんでもない。

「売れるか売れないか」それだけ。

難しい言葉で言えば、社会実装されたかされてないか、ってだけ。



「残コンなら今日から実装できます」

その恩人に即答した僕のメールだ。

いや、残コンに限らず、ポーラスコンクリートにだって、「今から」実装できる。

しかも、その流通は全国区で創発的に生み出されている。

権威の存在は必要ない。

すでに売れているコンクリートプロダクトを支えるラストワンマイルたちの自前の流通が存在しているのだ。

エコタンカルはボイラーなどで発生するCO2とコンクリート製造所などで発生する高アルカリ廃水が原料と言われている。

ボイラー、あるいは、コンクリート製造所のどちらか、あるいはどちらもがある場所。

そこがエコタンカル製造所として理想というわけだ。

もう、お気づきの通り。

それって、生コン工場ってことですよね?

仄聞するに本プロダクトはまだまだ普及が進んでいるわけでもなく、供給体制の構築が問題となっているようだ。

生コン工場で作ったエコタンカルをその場でドライテックやECON NEOの、あるいは流動化処理土の原料としてすぐに使う。

生コン工場がCO2を環境から取り除くための重要な拠点となる。



理屈も、理論も、研究も、そして、夢も、理想も、全てに言えることだけど、形にしてなんぼってこと。

如上に夢は描かれた。

あとは、形にするだけ。

誰がって、現場ラストワンマイルの僕達。

JIS  A 5308や独占禁止法適応除外といった鎖に「負け癖」「負け犬根性」が染み付いてしまった僕達生コンはいよいよ立ち上げるべき時が来たのだと思う。

脱炭素時代の究極のコンクリートプロダクトを社会実装できる最前線にいるのは結局僕達生コンラストワンマイルとなるわけだ。



宮本充也

「製品開発の鍵はいかに人との関係性を実りあるものにしていくかにある」(月間生コン 2021/08/02)

先週を振り返るこの習慣はすでに僕にとってとても貴重で大切なことを改めて思い出させてくれる。ECONもそう、流動化処理土も、ドライテックも、他、新しいプロダクトはみんなそう。「製品開発の鍵はいかに人との関係性を実りあるものにしているかにある」。その人の持ってる条件で簡単に付き合う、付き合わないを決めるんじゃない。良いところも、悪いところも含めて、その人とじっくり向き合う。



人との関係1st

プロダクトは勝手に天から降ってくるもんじゃない。

自分で開発するもんだ。

もちろん、一人ではできない。

形にするまでには多くの人の手に委ねられなければならない。

独りよがりは通用しない。

顧客も含めて関わる全ての人、特に、全国区でバズったり、多くの収益を生み出すようなプロダクトはそれだけ多くの人々に共感してもらい、参画してもらう必要が生じる。

先週はその原点を思い出させてくれるような1週間だった。

⚫︎先週の記事1: 【静岡】「固まりゃなんだっていい? それならECONでしょ!」残コンリサイクルコンクリート

残コンリサイクルコンクリートECONの低迷を打破してくれたのも中学時代からの友人だった。

「固まりゃなんだっていい」

この一言に僕はハッと気づいた。

ここ1ヶ月再開の準備を進めていたECONに出口を作ってくれたのはなんと親友だった。

お互い地元の稼業を継いだという共通項がある。

また、子供同士が同学年っていう縁もある。

それほど深くはないにしても、それでも何かと接点も多く、いわば「腐れ縁」とでも言えるのかもしれないが、その関係性がなかったら、今回のことは起きなかった。

新製品ECON NEOが出口を得る、つまり製品が市場に届けられる、ということはなかったのだ。

⚫︎先週の記事2: 「大矢さんより袋詰め流動化処理土の問い合わせがありました」

これも、上述の友人同様、いやもっと前から小学校時代からの友人、大矢洋平(正治組)との関係性が機会を創出してくれた。

もう、子供の頃からの関係性ってなると、いいとか悪いとか、いい奴とかちょっと苦手とか、もうそんなの完全に超越しちゃう。

幸か不幸か、そいつはそこにいるわけだ。

しかも、彼の場合はゴリゴリの土木屋で僕よりも職歴は長く、現場のことをよく知ってもいる。

生コンの出口の主たるところは土木、そして建築(そして僕は舗装もその分野にしたいと思っているけれど)。

その一方の土木について身近でこれほど関係性が深くて現場を知っている人がいることにいつも感謝しかない。

彼は僕が日本一の生コンパーソンであることを知っているから笑、まめに電話をよこしてくれて生コンについていろいろ相談をかけてもくれる。

基本友達に対しては商売という前提よりも「役に立ってやりたい」「力になりたい」が優先される。

でも、ビジネスってそもそも、そこが前提にあるはずなのに、いつしか目に見える物差し、「売上」とか「利益」みたいな計数を比べ合うようになってしまう。

俺の方が大きいとか、小さいとか、ブランドが認知されているだとか。

まるで子供みたいで馬鹿みたいだ。

市場と顧客そっちのけで目に見えるものを並べ立てて品評会みたいな比べっこをしている。

そんなものを比べ競い合うより、より豊かな関係性をなるべく多くの人と構築した方が人生は実り豊かなのに。

身近な経営者の多くはそんな目に見える売り上げとか利益、ブランドに奔走している。

気の毒な人生だと思う。

僕は大切な人とどれだけ豊かな時間を過ごすことができるかを尊重したい。

そのことで、今回のように、また新しいプロダクトが開発され、それがまた広がることで、より多くの人たちとの接点が生まれるのだ。

そして、売り上げとか利益、ブランドなんてものは、その結果であるに過ぎない。

そんなものを比べたって、走るのが得意な人と勉強が得意な人を比べても意味がないのと同じことだ。

他者と自分を比べることで人間関係はさらに希薄になっていく。

⚫︎先週の記事3: 【静岡】《安い》《脱炭素》「最先端のコンクリートはいつだってNON-JIS」かとり商事・美咲工業

友人だけじゃない。

社会人になってからも、時間が経過すればするほど、関係性ってのは実りあるものになっていく。

かとり商事さんなんか、もう覚えていないくらい、いつの間にか大切なお客様だ。

僕が入職した当時から長岡生コンとしても長年大変お世話になっていた。

社長がダチョウを飼っているという背景がビビッドすぎてウケる。

とにかく、当社、そして営業1年生でせっせと御用聞きに伺っていた僕を、とても尊重してくれた。

信頼してくださるから、プロダクトとしては「ポッと出」だとしても、「よし、買おう」と即決してくださる。

これって、信頼関係、時間をかけて作られた理屈じゃない関係性があるからこそなのだと思う。

さっきのブログの羽畑建設さんもそうだし、地元では名前を挙げきれないほど、そんな恩人ともいうべき人々(顧客)がいらっしゃる。

そんな人たちに自分たちの仕事「生コン」を通して奉仕する。

さらに関係性は実っていく。

これこそ、商売、製品開発の醍醐味なんだろう。

⚫︎先週の記事4: 「スラモルと残渣式流動化処理土のあいのことでも言えるのだろうか」スラッジソイル

⚫︎先週の記事5: 「アイディアの泉! PUMP MANからリリースされるRe-con ZERO PUMP・ディープインパクト・ポラコンプランター他」



そう考えると、普段何気なくご一緒している人たちも、最近知り合った人、これから始まるプロダクト開発、そしてこれから出会う人たちとの関係性も、向き合う上で大切なことって言語化・体系化できるように思う。

大切なことは、条件ではない。

その人が何ができるか、どの程度の売り上げ・利益の会社か、そのブランド力はどうか、ではない。

逆に、僕に接触してくれている人は、僕の何を見ているのか。

僕の属性・条件を期待して近づいているのか、それとも目には見えないものを尊重して、僕自身に興味を持ってくれているのか。

これって、すごく大切なことだとここ最近つくづく思う。

畢竟、「一緒にいたいか、そうではないか」に尽きる。

僕の属性・条件、強みを目当てに近づいてきた人たちは結果みんな僕の前から消えている。

目に見えるものを得よう、盗もうとしているから当然だ。

そして、そんな人たちが結果大成することはない。

そんな感じでコロコロと関係する人を変えていったら当然そうなる。

一方で、「いつの間にかいる人たち」は結局、いついつまでも自然といるのだ。

相手から何かを得ようとしたり、盗もうとしたりするんじゃなくて、一緒にいることが目的になる。

僕も、結局、会いたいから、一緒にいたいから、身近な人と接している。

「会うことになっているから」「仕事だから」

そんな理由で無感動に人との関係性を作る愚を犯さないように気をつけたい。

3年近く前GNNの顛末でつくづく学んだことだ。

⚫︎参考記事: GNNは解散します。業界の位置付けそのものが糞食らえ。消そうと思っても生コン屋さんの交流はつづく

⚫︎参考記事: 「会いたい人に会う。やりたいことをやる。自分で責任を取る」IT時代の有機的・目的志向型ネットワーク

ビジネス、製品開発って書くと無味乾燥した感じを受けるかもしれないけど、あらゆる全てのことの基礎にはこの人間関係というものがあるのだと、ここ最近痛烈に感じている。

人を愛する生き方を貫きたい。


カリフォルニア州クレアモントにて



宮本充也

《vsケルヒャー》「既存土間にトップコートを塗るだけで、気軽に気軽にリフォームできちゃうよ!」エクスショップ・フッコー #4

「これ、いけんじゃね?」という関係者全員のノリノリプロジェクト「既存土間にトップコート塗るだけで、気軽にリフォームできちゃうよ!」は1ヶ月以上が経過し、今回エクスショップ立ち合いの元「タイヤ痕などしつこい汚れはどこまで落とせるのか」を確認。高圧洗浄機ケルヒャー登場。



vs ケルヒャー

⚫︎参考記事: 《洗ってみた》「既存土間にトップコートを塗るだけで、気軽にリフォームできちゃうよ!」エクスショップ・フッコー #3

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施工Before。

ふむ。

随分汚れているじゃあないか。

生コン工場の入り口だ。

一般家庭の比ではない過酷な環境に1ヶ月半放置されたサンプル施工。

日に大型車両が無数に往来し、油汚れやタイヤマークで随分と表面は黒く汚れている。

不安視されていた「膨れ」「剥がれ」という現象は今も起きていない。

推察するに土間コンクリートはすでに5ヵ年が経過された状態で無数のマイクロクラックが発生しておりそこから自由に水分の往来がされているため塗膜を破壊することが起きていないのだろう。

ただし、この汚れが仮にあらゆる手段を持ってしても除去することができない、ということになれば人によっては「ダメじゃん」という判断を下さないとも限らない。

今回はエクスショップの協力を取り付けて、「洗ってみようじゃあないか」プロジェクトが行われた。

撮影はお馴染みSUMMERHILLの奥川さん。

その模様はまた改めて生コンポータルのYouTube公式アカウントで公開予定。

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左、担当者高石さんがデッキブラシを用いてゴシゴシ、右バケツを持っているのは代表取締役の加島さん。

なんと、当社のユニフォームを可愛く着こなしてくださっている。

これだけで僕の中で思いは成就されていたのだったが、僕の思いはよそに洗浄作業は粛々と進む。

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なんと社長直々にデッキブラシでゴシゴシ。

腰の入ったなかなかの洗いっぷりだ。

洗ったところは全体的に汚れは落ちているようだ。

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このサンプルトップコートも加島さん直々に汚れを落としてもらえて光栄だろう。

結構綺麗になっている。

前回の動画でもわかるように、ざっと洗い流せば綺麗にはなるにはなるのだが、タイヤ痕などのしつこい汚れは流石に落とすことができない。

そこで、あいつの登場だ。

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番長ケルヒャーさん発射直前の加島さんと土間コン。

表面は綺麗になってはいるが、やっぱタイヤ痕(たいやこん)が除去しきれていない。

さあ、覚悟せよ、トップコート。

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あちゃー!

トップコートごと剥がれちゃったよ!!

ケルヒャーすごすぎ。

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作画・加島画伯。

それも、そのはず。

ケルヒャーはコンクリート表面ごと削るほどの水圧。

考えてみれば車両の塗装なんかイチコロでケレンされてしまっているほどの水圧だ。

タイヤ痕はおろかトップコートごと除去されるなんてそもそも想像の範囲内だ。

これだから、「やってみなけりゃわからない」ってのは実際だと思う。

なんと今回はエクステリアのキャリアも長く数多くの現場知識を有している高石さん、そして加島社長まで巻き込んでの大実験。

おあつらえ向きの結果とはならなかったものの、今後に数多くの課題を残したとも言える。

土間コンに付着した汚れは洗浄、というよりも、削られ除去されている。

土間コンリフォームにケルヒャーの洗浄力はきちんと立証されはしたが、ただ削った表面は永久に元通りの白さを回復することはない。

もう、これはリフォームというよりも、また別のジャンルって感じだ笑。



というわけで、vsケルヒャーについては、また別の次元の話、という結論になった笑。

加島さんによれば、「汚れの目立つ白に戻す、というよりは、リフォームをきっかけにお施主様思い思いのカラーを選べる土間コンクリート、って感じでしょうか」というエクステリア資材小売最大手の慧眼を覗かせる。

一生ついていきますっ。

そして、僕にも悔いが残っている。

今回は中性洗剤のみの挑戦となったが、酸性洗剤などもっと強力で物理的ではない洗浄方法もあったはずだ。

次回はそんな各種洗浄方法を試してみたいと思う。

そもそも、中性洗剤かケルヒャーかってホコタテじゃあるまいし極端なのだ。

ゼロヒャクすぎ笑。

というわけで、このシリーズ、続きます!

土間コンリフォームをお待ちの全ての人々のご期待にお応えするため。

エクスショップ、フッコー、そして生コンポータルの協業は続く。



宮本充也

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長岡生コンクリート
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