長岡生コンクリート
ローテク生コンも現代日夜技術開発が進んでいます。ここでは生コンの最新技術をご紹介していきます

2020/04/03

「囲碁AI日本一と目指す生コンクリートプロセスの最適化」パターン認識・画像解析

「囲碁AI日本一と目指す生コンクリートプロセスの最適化」パターン認識・画像解析

なんと僕の中学時代の友人松本君が役員を務めるIT会社トリプルアイズ(https://www.3-ize.jp/)は囲碁AI日本一を擁する先端企業だった!建設・生コン文脈でのIT・AIの可能性を探る。



AI×コンクリートの可能性と課題

4092720E-EE15-4F10-AAEB-5E3C61EB9872.jpeg

片淵さん(左)は囲碁AI日本一を獲得した実力派AIエンジニア。

彼とタッグを組んで建設という市場のマーケティングに乗り出した藤澤さん(右)。



AI×コンクリート

8656FA58-34D3-4B5E-A781-83477D8F13E8.png

AI×コンクリートといえばすぐに思い出されるのが加島建設のコンクリートアイ(/new_nama/blog/ai_2.html)。

荷下ろしから打設、養生に至るすべてのプロセスにおける生コン(流動体)を画像認識することで管理・検査などの省力化を期待する。


この他にも太平洋セメントが昨年発表した製造中の生コン性状を把握するシステム(https://www.taiheiyo-cement.co.jp/news/news/pdf/190523.pdf)。

工程は上流を抑えるのが定石。

下流に流れれば流れるほど対策は打ちづらくなる。

なるべく初期工程で品質をチェックする。

とりわけ生コンは28日強度管理が原則となっており最も品質管理が難しい分野とされてきた。

そこにAIテクノロジーで果敢に挑戦する各種取り組み。



「最近流行りだからやってます」みたいなオママゴトでおわらせない

コンクリートアイも太平洋セメントのシステムも素晴らしい価値を秘めている。

ただ、何か足りないと感じないだろうか。

とても重要で必要不可欠な存在。

スーパーゼネコン、最大手メーカー。

こうしたところが次々と発表する先端技術。

置いてけぼりの存在、生コン。


そもそも生コンが完成品コンクリート構造物に至るまでのプロセスは複雑で長期にわたる。

28日強度管理が原則の生コン。

初期工程での管理が原則の建設にあって「28日待ちましょう」を強いる生コン。

工場から出荷された生コンクリートは道中あらゆる変数に晒される。

⚫︎気象条件

⚫︎道路渋滞

⚫︎現場条件

⚫︎経過時間

同じ配合の生コンクリートでも荷下ろしした時には別の顔(スランプ)なんてことも起きてしまう。

こうして半製品の状態で持ち込まれる生コン管理体制の構築はつかう人(建設)にとっての永遠の課題だ。

一方で、僕たち生コン屋さんの態度は硬い。


「なんか暴かれてひどい目に遭わされるんじゃないか?」

「試験値が外れたとかいって持ち帰りを強要されるんじゃないか?」


生コン屋さんのゼネコンに対する不信は深い。

そりゃ、そうだ。

いつも現場でいじめられている。

いくら先端技術が全体最適につながるとはいえ崩壊してしまっている信頼関係(生コンとゼネコン)で考えたらこうした技術は永遠に日の目を浴びることはない。

なぜなら、「奪う」「奪われる」の関係性だからだ。

生コンは自分たちのデータを見せることは自殺行為に等しいと思っている。

どれだけ素晴らしい技術革新があったとしても、関係性・文脈がそれを運用できる形になっていなければ、すべてのテクノロジーは埋もれる。

スーパーゼネコンやセメント最大手だけが鼻息荒くリリースしたところで生コンプロセスの全体最適は果たせない。

失われた関係性を修復して信頼関係に基づく生コン屋さんも含めた共同体制こそ先端テクノロジーが有効に働く必要条件となる。


生コン屋さんが前向き・積極的にこうしたテックを受け入れる関係性(産業構造)を構築する。

待っていてもいつまでもそんな産業構造にはならない。

まずは僕たち生コンラストマイルが行動を起こしてみる。

これまで隠し見せないようにしていたあらゆるプロセスを信頼関係を前提に白日の元に晒す。

これが、第一歩だ。

この一歩がない限り、すべての先端テックは無能化するだろう。


生コンの全体最適に前向きで積極姿勢を持っているのに地域の枠組みで埋もれている多くの生コン工場を掘り起こすのもITのなせる技。

ITの力でこれまで知られることのなかった生コン工場の情報を解放する。

先端テクノロジーが輝くための土壌を構築する。

それが、生コンマッチング。

生コンポータルが拓こうとしている可能性。


先端技術により全体最適が進んだ生コン産業はラストマイルに身を置く生コン屋さんにとっても素晴らしく活躍しやすい産業になるはずだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者生コンポータル 主宰
長岡生コンクリート 代表取締役 宮本充也

宮本充也のFacebook

1級建築施工管理技士/1級土木施工管理技士/コンクリート診断士/コンクリート主任技士

「生コンてなんて悪いことだらけなんだろう!」
僕が家業の生コンに入職した時に感じたこと。
朝は早いし、休みは少ないし、残業(残コンのせいで)もあるし。
建設業界の底辺に位置する産業 [ 続きを読む ]

このページのトップへ

施工実績はこちら

お問い合わせはこちら