長岡生コンクリート
ローテク生コンも現代日夜技術開発が進んでいます。ここでは生コンの最新技術をご紹介していきます

2021/09/30

「これからの時代現場のスランプ測定はスマホで自動的に」

「これからの時代現場のスランプ測定はスマホで自動的に」

白石建設、とある大学院の学生、そして福井コンピューターが織りなす共同はふとひょんなアウトプットを生み出してしまった。そういえば、なんで腰かがめて器具を使って測定してたんだろ。そんなふうに考えさせられてしまうちょっと面白い先端技術とその応用。



スランプ測定はスマホで自動で

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なんで思いつかなかったのだろうと、後になって考えればすでにあるものの組み合わせに過ぎないのに、なかなか形にならないことってある。

スランプ試験。

実に原始的なことにスランプコーンと呼ばれる筒のようなものに生コンを詰めてそれを抜いたときの落ちた度合いで生コンの硬さ、柔らかさを示す。

cmが単位で、大きければ大きいほど柔らかいということになる。

ただ、人による不確かさは随分なもので、とある有名人はそのスランを5cmから15cmまで自在に操れると豪語する笑。

で、そんなスランプだが、これもまた大変原始的なことに、金属製の物差しで測って、そのcmを示して見せるのだ。

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(Wikipediaから引用)

なんとも原始的なことに。

しかも、世界中で。

で、白石建設の武南さんやとある大学院の学生は気づいたのだ。

こんな測定、スマホで秒でできるじゃん、と。

「ちょっと、作ってみてよ、それ」と武南さんの気持ちに応えて彼は早速「行けそうです」取り組んだ。

チャットで共有されるや否やとんとん拍子で物事は進んでいく。

さすがは、大人。

武南さんは得意の3D測量のアプリを利用してサクサクと試作品を作っていく。

ちょうど広島にいた福井コンピューターの営業の人を無理やり誘い込んでサクサクと進んでいく。

その模様は以下の通りだ。

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スランプ試験の器具がセットされた。

そのスランプコーンはこうして3Dデータに変換することができる。

なるほど、こうしておけば3D空間で長さや角度を測定することは理論上可能だ。

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すごい。

これは点群データっていうのだろうか。

実に立体的に再現されている。

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でけた。

いとも簡単にあっさりとできた。

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このあと会社経営者と学生の楽しいミーティングはディスコードで交わされた。



これ、応用すれば、ドラムの中の残量計測やスランプ確認もできるんじゃないか

現代はAIやRPAの時代だ。

原始時代とか石器時代とかではない。

そもそも、現行のスランプ試験はちょっと似つかわしくないと思っているのは僕だけじゃない。

例えば大量の教師データをAIにディープラーニングさせる。

スランプ測定値と画像(動画)データを紐づける。

何千何万件もいらないのではないか。

数十、数百でいける。

例えばProbeなどのような自動測定センサーとWEBカメラとAIさえあればそのスランプや空間容積の見極めはますます精緻になっていく。

そんな応用を感じさせてしまうような一幕だった。

武南さん自身おっしゃっている。


「〜〜ちゃん いい時代になった 生コン屋でも思いつきと行動でなんでも出来るんだね 精度がどっちが正しいかわからないけど 14センチでした」
(スランプ測定は12cm)


本当にいい時代になったもんだ。

この時代に感謝しない日はないくらい、非常に便利で、精神的な時代になった。

世界は内側にある。

その内側の世界に毎日向き合っていると見える世界(外側)も目まぐるしく変化していく。

僕が入職したばかりの21年前はまさしく「ガテン系」を地で行くような業界だった。

それが、スマホで何もかも終わっちゃうなんて、素晴らしいじゃあないか。

これからの生コン・ものづくりはどんどん進化していく。

追いついていくというよりもリードする側でいたいものだ。

技術革新は止まらない。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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