【静岡】「カラーコンクリートも承ります」特殊コン、企業間連携
静岡県伊豆の国市に操業する長岡さくら工場(生コンポータル運営)は歴史的に特殊コンクリートに率先して取り組む風土がある。「特殊コンなら長岡さくら」そんなブランドは生コン業の横の連携を通して全国にも発信されている(池上さん報告)。
製造:長岡さくら工場、施工:土佐谷組(沼津市)
「カラーコンクリートも承ります」
現場共有のメッセンジャーグループでの池上さんの報告。
「いけません!」の即答だから頭くる。
他社さんのことだからあまり深掘りしづらいが、やっぱ姿勢って大事だと思う。
無理なもんは無理って時もある。
けど、その答え方に姿勢が浮かぶ。
当社工場のモットー。
「3マセンはいけません」
⚫︎知りません
⚫︎わかりません
⚫︎できません
そんな伝統から長岡さくら工場はいつしか「特殊コンなら長岡さくら」というブランドが地元に根付いている。
こちらは一見普通の生コンにしか見えないが、カラーコンクリート(こげ茶)。
こちらもわかりづらいが打設され脱型されたカラーコン。
役所の図面に指定されているカラーコン。
基本、生コン工場は変化球に弱い。
プラントそのものがそうなっている。
貯蔵ビンに限りがある。
セメントや混和材(剤)を貯蔵する系統にも制限がある。
結果、
「できません」
とこうすぐ「ません」が出る。
生コンあるあるだ。
カラーコンを始め、
⚫︎軽量骨材コンクリート
⚫︎水中不分離コンクリート
⚫︎深夜打設(夜中の生コン出荷)
でも、この特殊コンクリート。
やればやるほどノウハウとして蓄積されていく。
http://www.nr-mix.co.jp/topics/post_479.html
二見さんのブログにもそのノウハウの様子が描かれている。
最初は「特殊」かもしれないが、いつしかそれは「平常」の光景となっていく。
そして、生コン工場として強くて健全なあり方ができあがっていく。
そんな生コン工場としての強くて健全なあり方は世界とシェアされている。
ITの時代オープンイノベーションや企業間連携は加速している。
今も中国から生コン関係者が来日している。
http://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/6.html
しかも、夜にはイタリアからジョルジオ さんが駆けつけてくれる。
無関係に見えた世界中に散在する「生コン」は今相互に無関係ではいられなくなった。
伊豆山奥の前向きな工場で生み出された技術は日本全国はもちろん世界中に接続していく。
地元のお客様(施工者)と生コン工場との関係性。
それらはさらにアップデートされて世界中に影響を与えていく。
それは一方通行ではない双方向に生み出される連携。
もっともっと前向きに。
3マセンはいけません精神で。
より喜びの届けられる生コン「生コンでいいこと」をうみだし広げて行きたい。
「カラーコンクリートも承ります」
宮本充也