《vsケルヒャー》「既存土間にトップコートを塗るだけで、気軽に気軽にリフォームできちゃうよ!」エクスショップ・フッコー #4
「これ、いけんじゃね?」という関係者全員のノリノリプロジェクト「既存土間にトップコート塗るだけで、気軽にリフォームできちゃうよ!」は1ヶ月以上が経過し、今回エクスショップ立ち合いの元「タイヤ痕などしつこい汚れはどこまで落とせるのか」を確認。高圧洗浄機ケルヒャー登場。
vs ケルヒャー
⚫︎参考記事: 《洗ってみた》「既存土間にトップコートを塗るだけで、気軽にリフォームできちゃうよ!」エクスショップ・フッコー #3
施工Before。
ふむ。
随分汚れているじゃあないか。
生コン工場の入り口だ。
一般家庭の比ではない過酷な環境に1ヶ月半放置されたサンプル施工。
日に大型車両が無数に往来し、油汚れやタイヤマークで随分と表面は黒く汚れている。
不安視されていた「膨れ」「剥がれ」という現象は今も起きていない。
推察するに土間コンクリートはすでに5ヵ年が経過された状態で無数のマイクロクラックが発生しておりそこから自由に水分の往来がされているため塗膜を破壊することが起きていないのだろう。
ただし、この汚れが仮にあらゆる手段を持ってしても除去することができない、ということになれば人によっては「ダメじゃん」という判断を下さないとも限らない。
今回はエクスショップの協力を取り付けて、「洗ってみようじゃあないか」プロジェクトが行われた。
撮影はお馴染みSUMMERHILLの奥川さん。
その模様はまた改めて生コンポータルのYouTube公式アカウントで公開予定。
左、担当者高石さんがデッキブラシを用いてゴシゴシ、右バケツを持っているのは代表取締役の加島さん。
なんと、当社のユニフォームを可愛く着こなしてくださっている。
これだけで僕の中で思いは成就されていたのだったが、僕の思いはよそに洗浄作業は粛々と進む。
なんと社長直々にデッキブラシでゴシゴシ。
腰の入ったなかなかの洗いっぷりだ。
洗ったところは全体的に汚れは落ちているようだ。
このサンプルトップコートも加島さん直々に汚れを落としてもらえて光栄だろう。
結構綺麗になっている。
前回の動画でもわかるように、ざっと洗い流せば綺麗にはなるにはなるのだが、タイヤ痕などのしつこい汚れは流石に落とすことができない。
そこで、あいつの登場だ。
番長ケルヒャーさん発射直前の加島さんと土間コン。
表面は綺麗になってはいるが、やっぱタイヤ痕(たいやこん)が除去しきれていない。
さあ、覚悟せよ、トップコート。
あちゃー!
トップコートごと剥がれちゃったよ!!
ケルヒャーすごすぎ。
作画・加島画伯。
それも、そのはず。
ケルヒャーはコンクリート表面ごと削るほどの水圧。
考えてみれば車両の塗装なんかイチコロでケレンされてしまっているほどの水圧だ。
タイヤ痕はおろかトップコートごと除去されるなんてそもそも想像の範囲内だ。
これだから、「やってみなけりゃわからない」ってのは実際だと思う。
なんと今回はエクステリアのキャリアも長く数多くの現場知識を有している高石さん、そして加島社長まで巻き込んでの大実験。
おあつらえ向きの結果とはならなかったものの、今後に数多くの課題を残したとも言える。
土間コンに付着した汚れは洗浄、というよりも、削られ除去されている。
土間コンリフォームにケルヒャーの洗浄力はきちんと立証されはしたが、ただ削った表面は永久に元通りの白さを回復することはない。
もう、これはリフォームというよりも、また別のジャンルって感じだ笑。
というわけで、vsケルヒャーについては、また別の次元の話、という結論になった笑。
加島さんによれば、「汚れの目立つ白に戻す、というよりは、リフォームをきっかけにお施主様思い思いのカラーを選べる土間コンクリート、って感じでしょうか」というエクステリア資材小売最大手の慧眼を覗かせる。
一生ついていきますっ。
そして、僕にも悔いが残っている。
今回は中性洗剤のみの挑戦となったが、酸性洗剤などもっと強力で物理的ではない洗浄方法もあったはずだ。
次回はそんな各種洗浄方法を試してみたいと思う。
そもそも、中性洗剤かケルヒャーかってホコタテじゃあるまいし極端なのだ。
ゼロヒャクすぎ笑。
というわけで、このシリーズ、続きます!
土間コンリフォームをお待ちの全ての人々のご期待にお応えするため。
エクスショップ、フッコー、そして生コンポータルの協業は続く。
宮本充也